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2005年10月14日 (金)

酒と共に、秋の初めにため息を

みなさん、こんにちは。

日々一段と秋を感じるようになりましたねぇ。バリで一時の夏を取り戻したと思ったのも束の間。朝、家の玄関を出る時に陽のさす位置が違いますもんね。夜は夜で最近までのクールビズが嘘のよう。家に帰って、一人じんわりやるヌル燗熱燗の味わいも、この秋の深まりと共に更に体に優しく染み通る・・・ようじゃないですかねっ!

そんな優しく愛おしい季節に呑む酒は、夏の「スカッと発散」を目的としたものとはまた違ったものを感じ取りたくあるわけで。「真夏の定番、パンツ一丁でキンキン冷えの生ビールを喉を鳴らしてゴックンチョ~ッ!」とやっている私に

「ほら、秋ですよ」

「秋、なんですから。これ、呑まなきゃね。」

と秋の風情の似合うしっとりとした素敵な女性が、私の耳元でそう優しく諭してくれるような・・・そんな季節感たっぷり旨みどっぷりなものを味わいたいわけですよ。(どんな酒だよ)

と、一人ツッコミは置いておいて、今日のお供は仲良く日本酒と焼酎のそろい踏みでありんす。まずは日本酒を。琵琶の長寿。ブレのない、間違いの無いじんわりとした味わいなんです。このお酒の芯には、スッキリとした米の旨みが生きていますねぇ。米をそのままに貯蔵しても古古米ということで味わい自体は?となってしまいますが、日本酒に姿を変えて熟成させると・・・こんなに艶やかになってしまうわけで。幸せですねえ、あなたは。んー。秋、じんわり。たまらんとまらんですよ。さ、焼酎も忘れるわけにはいきません。これから、芋焼酎の更に似合う季節も到来するわけですから。一杯目は「さつま司」。これは会社での呑み会での呑み放題ボトルをもらってきたものですが、甕に割り水して1年熟成。味わいは・・・とんがった主張のない、甘さも控えめなまろやかな芋の味わいです。甕で一年熟成し、夏を越えた芋焼酎、かくも見違えるような味わいになるのか・・・!「小さい秋」を見つけた、得した気分。さ、次はお待ちかね!「八幡」です。これまた・・・1年間の割り水熟成ですよ。モチ、一杯目から八幡『魔性の温度帯』であるヌル燗でいっちゃいますぜ・・・。お椀にお湯を入れ、八幡をヒタヒタと入れた錫製のお猪口を、その中にそぉ~っと浸します。待つこと、60秒。そそっと口に含んでみますと・・・嗚呼、『旨み』がググっと体の中に・・・わかっちゃいるけど、降参の旨さですってば・・・。秋の夜長に美女と深酒というよりは、紅葉の山でヒグマと鮭を肴に酌み交わすよなこの感じ。でも、とても幸せなこの旨さは、例えようも無いですねえ。。。いや参ります。こうした美味しいお酒を呑みながら、今日は何度、幸せなため息をついたことだろう。このため息だけは、幸せを取り込むような気がして。気がつくと、何度も何度も。皆さんも、是非この秋は、こんなため息をついてみましょう。遠慮な~く、心から。

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コメント

そのため息が、杯に浮かぶ紅葉を揺れ動かす姿を想像するだけで
ああ、旨そう、って感じです。
でも、私は、女性の吐息が聞きたい・・・

思うのですが、のむりん様は、前割り一年以上などは、狙ってやってるのですか?
それとも、結果的に一年経過した、とか?
以前、ある蔵の方に、25度から割ると、度数が下がる為、
水が腐る、劣化する可能性があるので、
前割りは短期間で飲む分を作るのが良いと言われた事があるので、
のむりんさんの保存方法が良いのか、凄いなぁ、といつも感心してます。

投稿: 陵 | 2005年10月14日 (金) 10時56分

陵さん

私もクマに耳元で囁かれたくはないな・・・泣
はい、割り水焼酎は私もいろいろ学びました。最初は空いた焼酎瓶に割ってただけだったんですが、これだと3ヶ月を超えるとちょっと円やかさより「ピリっ」とした感じが出てきちゃったんです。
だから、小さい瓶やカメに個別に分けて、ヒタヒタまで入れて、なるべく余計な空気に触れさせないようにするのがコツみたいです。
我が家の酒置き場はこの「小さな入れ物」だらけですね。

投稿: のむりん | 2005年10月14日 (金) 12時51分

のむりん様
なるほど、やはり劣化に繋がるのは、
空気に触れる面が重要って事ですよね。
甕を使うと、その内面にある成分が溶けだし、味に
良い変化を与えてくれるらしいので、ビンよりは良いみたいです。
嫁さんのボディブローを受ける覚悟で、
たまにはやってみようかな・・・・

投稿: 陵 | 2005年10月14日 (金) 14時52分

 割り水はほんとうに難しいです。基本はやはり水でしょうネ・・。

甕(陶器=焼き物)は呼吸をするからいいでしょうネ・・。

置く場所も重要で、暗い温度変化が少ない(縁の下?)ところ。

そしてもっとも大切なのが焼酎そのもの(当たり前の話?)です。

割り水割合は、湯割の加減にて(半々・・焼酎1升に水1升)。

拙は、お酒をブレンドして自分好みに(ブレンダーまがい?)して

飲みます。酒蔵さんのおやっさん(杜氏さん)はいい顔しません!

投稿: 行然庵 | 2005年10月14日 (金) 19時53分

陵さん

はい、正直同じ熟成でも、特に3ヶ月以上たつと「瓶」と「甕」でかなり味が別れるのも出てきます・・・!八幡はやっぱり甕がオススメかも。今のは瓶熟なんです。涙。また八幡手に入れて甕でさらに熟成させて見ますよ。そういや、古八幡は来年出るのでしょうか?

行然庵さん

はい、水も重要ですよね。私は寿鶴とか鹿児島のを使ってます。
ブレンド焼酎は・・・やっぱり杜氏さんはいい顔しませんか!今度ブログで書こうかと思ってるんですが・・・

投稿: のむりん | 2005年10月14日 (金) 21時57分

「お酒と美人」というと…
カッパッパー、ルンパッパーの黄桜でおなじみ、
小島功画伯のかっぱの美人を思い浮かべてしまいます。
それも含めて、日本酒は艶っぽいですね(笑)。

ワタクシが秋の到来を実感するのは、金木犀の香り。
あぁ、中学生の時、文化祭の準備で遅くなり、
暗くなった通学路を下校していると、憧れのあの娘にバッタリ。
思い出すのは、あたりに漂う金木犀の香り…。

人恋しい季節です。ひとまず酒でも飲もー

投稿: トリックスター | 2005年10月15日 (土) 12時29分

割り水というと昨冬に温冷ボックスを温にしていろいろとつっ込んでましたが時間がかなり経過したものは変な味がしてやばかったです。やっぱりやるのは飲むぶんだけなんですね。冷凍庫につっ込む原酒系と一緒ですね。
前割りで燗付けで化ける焼酎で初めてだったのは「蔵純粋」です。久々にやってみたくなりました。白州の水を汲んできたばかりなので丁度いいです。
秋の夜長は深酒してしまいそうです。

投稿: 弁慶 | 2005年10月17日 (月) 00時39分

トリックスター様
はい、人恋しく、それにつられるように酒量も増えてしまう今日この頃です。
私にとっての日本酒と焼酎の違い一つに、日本酒ってどこと無く「しっかり味わって呑まなきゃ」っていう気がしちゃってるかな~?焼酎はいつの間にかスイスイ。どっちがどうというわけではありませんが、気がつくとそんな区分けをしつつある昨今かも。

弁慶様
はい、割り水も時間が経てばいいもんじゃないなあ~って感じですね。
でも、うま~く長期間割り水できたものの燗の旨さは・・・!です。
日本酒も焼酎も個人的で出来る範囲ではありますが、熟成と燗を楽しんでおります。
白州の水は羨ましい・・・ウイスキーの里、ですかね。

投稿: のむりん | 2005年10月17日 (月) 01時04分

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