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2005年12月26日 (月)

クリスマスこそ日本酒でいこう

みなさん、こんにちは。

久々に3連休を満喫しました~。といっても、彼女を実家に連れて行ったり彼女の友人の家に招かれたりといろいろとすることはあって、あっという間の3連休でした。書くはずだった年賀状も書けなかったしなあ。。。

という中で、忘れてはいけないのはクリスマスイブの食事場所。今年は彼女から「和食の美味しい処で」というリクエストが。お、イタリアンとかじゃなくていいのね。となりますと、私にとって最高の和食を提供してくれる店とは『旬菜美酒 柾(まさき)』!新井薬師前駅から徒歩一分という立地も素敵ですが、お店の雰囲気はもっと最高!クリスマスイブだというのに和食を食す人が多いのでしょうか、何組か予約を断わらざるをえなかったとか(真崎さんも予想外だったようですが)。12月の最初に予約しておいてよかった。カウンターで隣だった方は11月に予約入れてたとか。カウンターが6席、奥に4人がけの個室のようなテーブルがありますが、カウンターがオススメです。何が出てくるんだろう・・・真崎さんが造っているところを見ているだけで、ワクワクしますよ。当然、お酒は日本酒。最初から燗でいくと、これは天寶一ですね・・・そうそう、これが美味しい。クイクイクイクイ・・・前菜だというのに、2合呑んじゃったよ・・・。が、今日ばかりは隣の彼女も止めませんし、あろうことか、私の日本酒を盗み呑みまでしてるではありませんか・・・。

今日の白眉は、ハゼの天麩羅。さっきまでそこでピチピチと動いてたハゼ。そのハゼをさばいた後にじっくりと揚げたものを塩につけて頂くと・・・と・・・とろける!口でとろけます!!口の中でとけゆくハゼもまだ自分が揚げられてしまったことに気づいてないんじゃないかってぐらい新鮮で美味しくて。日本酒、止まるわけが無い・・・。

ここは、特に銘柄を指定するわけではなく、まさにお任せ。燗がいいといえば、その料理にあわせて美味しい燗酒が出てきます。至福です。隣の彼女もとても幸せそうです。『結納をあげるなら、ここのカウンターで両家6人横一列に並んであげたい!』といわしめたほどですから。たまたま奥のテーブルで食事されていたのは、以前「阿部勘の会」で私の隣の席にいらっしゃった方。こうした縁もとても嬉しいものですね。こういうお店を知っているというだけでなんとなく嬉しくなってしまうもんです。「美味しい日本酒を呑んで頂くためにこのお店をやってるから」とおっしゃるこのお店、おかげさまで心に残るクリスマスイブを過ごせました。また年が明けたらここに戻って来たいなあ・・・

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2005年12月24日 (土)

冬の一日に、奥播磨『恩』

12月も何時の間にやら後半に。クリスマスを過ぎればあっという間に年の瀬の雰囲気が押し寄せますね。ほんと早いなあ。この時期になると、なんか知らず知らずのうちに大切な時間がそれと気付かず流れ去っていくようで、時の流れを止めたい気分に駆られますね。街中の赤と青のイルミネーションもそれと気付かず通り過ぎる毎日で。そしてまたこの冬という季節は、私にとってかけがえの無い大切な友人のことを思い出す季節でもあります。

その友人とは、大学時代の部活の後輩。といっても彼女が途中で退部してしまった後は、会うのは年に一回程度。でもその時ばかりは何故か親友にも話さないような話ばかりをずっとしてました。これからの夢のこと、昔の思い出話、自分で勝手に思い描いている自分像などなど。お互いのことを「聞き出し上手だね~」なんていいながら、内緒にしてたわけじゃないけど自分でも気付かない心の隅の埃をはらってもらったり、大切な気付きを浮かび上がらせてもらったり。天真爛漫さの中に鋭すぎるぐらいの感受性を持つアンバランスな面もありましたが、そのガラスのような繊細さも含めて、出会う人誰からも愛された人でした。一年に一回のペースぐらいがお互いにとってもっともしっくり来る「間」のようなものでもあったとは思いますが、子供が年に一度のクリスマスや誕生日をワクワクして迎えるかのように、私にとっては大切な行事のようなものでした。

あれは忘れもしない、社会人一年目を迎えた冬の始まりの日。まさしく早朝と呼ぶ時間帯に部屋の電話が鳴り響き。ちょうどその前日に大寝坊をやらかして就業時間になってから先輩に電話で起こされるという大失態をやらかした私は「ヤベ、またやったか?!」と跳ね起きるように時計を見るとほっと一息。なんだまだこんな時間じゃないかよ・・・。ほっとして笑いながら電話に出ると相手はその後輩の彼女と親友だった子から。朝っぱらから泣いている。なんだよまた失恋でもしてメソメソしてんのか・・・しかし電話先からはいつもとは全く違う泣き声と嗚咽。ただならぬ雰囲気に、眠気も、寒さも、何もかもが吹き飛ぶぐらいの不安感に包まれる。電話先の泣き声からは、ようやく声を絞り出すかのように「なにがなんだか・・・よくわからないんですけど・・・」という言葉に続いたのは、その後輩の彼女の名前と、昨夜彼女が亡くなったという事実だった。自ら、命を絶って。

容姿も性格も育ってきた環境も、何もかもが人が羨むようなものであったけれども、それがここに彼女をとどまらせる理由にはならなかった。周りの私たちの存在を含めて。あれから7年という月日が経ち、いまでは日々悲しみに暮れるということは正直なく、毎日をそれなりに過ごしている。彼女が何故自ら命を絶ったのか、それは今でもわからないままだけれども、この冬の始まりを感じる度に彼女のことを思い出す。一緒に過ごしている時は、まさに夏の申し子のような気がしてたけど、やはり彼女を思い出すのはこの冬という季節になってしまいました。彼女と会っていた時は、お酒を良く呑みました。その頃はビールやカクテルやチューハイばかり。少し背伸びして、バーボンやウイスキーを。流行りものに弱い彼女は、きっと今なら焼酎を愛したかもしれない。いや、もう少し先を行きたがる彼女は、日本酒をグイグイいってたかなあ。そんな彼女を思い出しながら、奥播磨『恩』を開けました。大阪の友が送ってきてくれたこのお酒ですが、このお酒が来た時から、彼女のことを想いながら呑もうと決めてました。ちょうど、彼女がいなくなった時とほぼ重なるような時期に造られたこのお酒は、例えようの無い静けさと旨みが横たわっています。造り手の想いと、それを大切に貯蔵していたのでしょう。楽しい雰囲気の中ではグイグイとどこまでも呑ませるような、静かでいたい時は静寂な雰囲気でそこにいてくれるような。そんな呑み手の気分に合わせてくれるかのようなお酒です。こちらの気持ちを読んでくれるかのようなこのお酒は、まるでお前がここにいて話を聞いてくれているみたいじゃん。そう、どこまでも、果てしなく旨いお酒です。

しばらくは僕達の周りでも彼女の話題をどう取り扱ったらいいのか分からなかったけれど、あれから7年まるまると経ち、なんらかの集まりがあると今では自然に彼女の話題が出る。ほんとドジだったよね。かわいかったよね。困ったやつだったね。へたな嘘しかつけなかったよね。不器用のかたまりだったよね。そんな話をしている時、みんな笑っています。まさに目の前に彼女がいるときとなにも変わらないような話をしながら。みんなで、このお酒をこんど呑もう。彼女がいなくなった時間がこのお酒には横たわってるよという話をしながら、みんなで呑もう。笑いながら、呑みましょう。『恩』という言葉とともに、みんなの心の中に、彼女は生きていますから。

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2005年12月10日 (土)

ゆるゆるはいずこ?2

みなさん、こんにちは。

今日、一ヶ月ぶりぐらいに朝家を出た日付のうちに帰宅。もう深夜タクシーで帰るのは・・・懐も睡眠時間も乏しくなるだけで、当分勘弁してほしいのです。ここまで仕事がたんまり来るのはどれぐらいぶりだろうね・・・な~んて弱音も少々。

まあいろいろありましたが、そんなこんななことは略しちゃって、今日ぐらい、心行くまで、お酒を堪能させてくれい!家に帰ってからは久々にゆっくりとお酒置き場でお酒とご対面~。いつだっけ前回君達をゆっくりと味わったのは・・・というぐらいの感動の再会なんであります。

じゃ、今日は日本酒も焼酎も、口の中の記憶を呼び覚ますように・・・頂こうかな。まずは、日本酒から。こんな時こそ、先陣をきってくれるのに相応しいのは・・・『田酒 山廃純米』。ラベルをじっと眺めるだけで、「おいらを、温めてくれよぉ」という主張を聞いているよう。はいはい、おっしゃる通り、温めますよ・・・じっくりじっくり、じんわりじんわりと・・・。まずは、やかんでお湯を沸かせて魔法瓶につめて、それを小ぶりのお椀にナミナミと。そして更にそのお椀の中に錫製のお猪口を入れると・・・お猪口から白い湯気がモワモワと立ち上がります。あ、熱の伝導性が高いことが分かりますよ!そこに山廃の田酒を、  シュッ  とそそぐと、それだけで簡易版の燗が完成!あ、もしかしてお燗する時に電子レンジでチンしてたりしてます?もったいない・・・どうせ呑むなら美味しく呑まないと!この呑み方になれますと、電子レンジでチンなんてもはやありえないぐらい・・・心染み渡るように旨いのです。ちょっとアチチとお猪口片手に、ググイっと口に含んだが最後・・・ジワンジワンとお酒の旨みが口中に広がって、美味しくて美味しくて、心が溶けそうなぐらいに。しかも、田酒の山廃。もう、間違いなく燗で呑んで頂きたいお酒。どんな時でもバランスがよくて、ススっと口の中に溶け込むかのよなこのお酒。ホロリ、ホロリ。口の中で一口ごとに淡雪が溶けていくみたいで。嗚呼、俺の、みんなとの、この一ヶ月の精一杯が旨みとなって口の中に蘇ってみたい。心の幸せなため息がまわりにも聞こえそうなぐらい、美味しくて。至福だぁ。

もちろん、焼酎もね。次なる主役は『佐藤 黒麹』で。割り水済みの佐藤はすこぶる、美味しくて。芋の甘味も軽快さも、すっきりさも上品さも、そして旨みも凝縮されたようなこの焼酎はやっぱり美味しいよなあ。さっきの田酒が旨みも含めて舌にまとわりつくように余韻を残していったのに比べると、この『佐藤』はササッと口の中で長居をせずに旨みという記憶を残していくんだから・・・たまらないよなあ。焼酎に甘味を求めている人も、すっきりとした旨みを求めている人も、この焼酎からは逃れられないんだろうなあ。

田酒と佐藤、どっちが旨いかって?そりゃ・・・いつだって口の中に含んでいるお酒が最高。だってそんなお酒しか、呑んでないですから、ね。なんて言葉は、相手がお酒だったら許されるのでしょう。今日は、つまみナシでお酒を堪能。共にどんなツマミでもあうお酒でしょうが、今日は体の中に美味しいお酒だけの記憶を残したくて。ま、そんな日もありです。さ、師走も来週から本番、英気を養って乗り切っていこう~!

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