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2006年10月17日 (火)

秋の高柿木、そして生モト

空を見上げると、ああもう秋なんだなあと感じる。
うろこ雲は到底届かないような高層の空にかかっていて、迫り来るような夏の雲とは表情からして全く違うから。
東京、それも高層のビルで働いて仕事も普段の生活も山手線内でほとんどの用事を済ませてしまうここ数年は、紅葉を見て秋を感じる前に、ふと空を見上げてようやく秋だということに気づく。
それがいいんだか悪いんだか。よくわからないですけど。

ま、それ以外で普段の生活をしていて秋を感じられるのは・・・はい、もちろんお酒ですね!
焼酎は新酒が出て、日本酒は”ひやおろし”が出回るこの季節。
もう、何を呑もうか悩む悩む。
ただ、焼酎の新酒と言われても

「やっぱ焼酎はもっと落ち着いてからじゃない?」

とか、

ひやおろしとかいっても最近は

「え?ちょっとまだ季節的に早いんじゃない?」

と思うような夏過ぎ頃に店頭に並び始めたり・・・季節感と本当にそれに見合うお酒のリズムが少しおかしいような、そんな気もしてたりして。

まあ、なにはともかく『燗』が美味しい季節ですから。やはり燗に合うお酒を買おうじゃんということにして。
じゃあ燗なら何が旨いか?というと、「生もと」のお酒が旨かろうということになって・・・更に無濾過で生で原酒なんてどうよ?ということになって・・・どうでしょう伊勢元さん?といって返ってきた答えがこれ。ずずん。

高柿木 生モト純米無濾過生原酒 24号タンク

ここでサンダーバードの音楽が高らかに鳴り響いてもおかしくはない、あの高垣杜氏のフラッグシップとなるこの高柿木ブランド、しかも燗にして旨い生モトの酒ですから・・・それはもう、高垣杜氏の技とエッセンスの旨みタップリ溢れんばかりを期待して何が悪い?!
個人的には昨年呑んだ『奥播磨 恩』の感動よ再び、という感慨もあったりしてもうワックワックで伊勢元酒店さんのところから持ち帰ってきたわけです。

じゃあ、燗でゆっくり味わいましょう。。。という前に、ちょっと常温で一口。おお、乳酸を思わせる味が濃厚~。
これぞ『日本酒』って感じの味わい。ウメエ!
ほんとウメエ!けど、この濃厚さと旨みは例えればカレーのルーをそのまま齧ったようなもんで・・・やっぱりカレーは温めて旨いのと同様、この生モトの純米酒は温めてこそ真価を発揮では!?

じゃあ10分ほど時間をかけて水を入れた鍋にコトコトと最弱火でチロリを使って温めませう・・・徐々に徐々にお酒の薫りが、お酒の華が開いていく・・・匂いも時間をかければかけるほど濃密で・・・55度ぐらいまで上がったものをお猪口に移して一口呑めば・・・ぐぐぐっ
と夏を越えたホンマモノの秋が喉元を通り越して五臓六腑に染み渡る・・・
くぅぅ。たまんね。
完熟の味か。いやまだまだ、ジュクジュクと熟すかなぁ。。。

寝る前の酒にしてはちょっと贅沢な呑み心地、でも深く深く眠りに付けそうな感じもしてます。
今度は食事にあわせたときの感想も是非。
そしてしばらくの間、生で無濾過で原酒のこのお酒を常温放置しておいて、燗にして呑む・・・もっとジュクジュク?といくのかどうか・・・

秋は、その気になれば至るところで見つかるもんなのかもしれないっすね。
それでは皆様、御機嫌よう・・・

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