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2007年3月24日 (土)

春を待ちます天寶一!

歴史的な暖冬とはいえそれでも朝夕はそれなりに寒さを感じるな~と思ってた昨今でしたが、なんだかそれもとうとう。。。
スキーにも行ってない我が家は雪を見ることなくこの冬が終わりそうな気配。
とにかく、日中帯の日差しと来たらもう冬じゃないんだということが改めて実感させられる、そんな春の入口まで来ちゃったようです。
身が透き通るほど寒い冬にこそ、燗酒はまた一段と映えたんですけどねぇ。
今年の冬はそこがちょいとばかし無念で。
雪見酒は来年に持ち越しかあ。
しかしそれにしてもこの暖冬。
そのうちに「昔、東京でも雪は降ってました」なんて言われるぐらい温暖化が進まないことを祈らずにいられません・・・。

さて、それはさて置きつつもこの時期に楽しみにしてる銘柄の一つはこれ!
天寶一の純米のお燗酒ですよ。
山田錦70%の火入れ・加水したお酒です。
何が好きって程よい熟成感、燗酒特有の味の高揚感とその刹那の落下感!
何杯でも杯を、いやいやコップでゴブリといけそうなところがなんとも!
『食の脇役』に徹する天寶一のお酒は押し出しが強いわけでもなく強烈な引きがあるわけでもなく。かといって透明感があるだけでのお酒とは明らかに一線を画していて、米の旨味もシンミリと体に入っていくのです。
昨年のこの純米お燗酒がほんと良かったですからね~。
口に含むと、舌の上で

すぅ~

と旨味が上がって「ああ、この後にこの旨味が広がるのかなあ」と期待させた直後にストン、と落ちる。淡雪が溶けるが如くに旨みが余韻も残さず口の中から消えちゃうのです。フシギでしょ?
旨味の高揚感が不意に無くなっちゃうの。
ええ!?と思って何度か口に含むも結果は同じ。
すぅ~ストーン、すぅ~ストーンとあまりに輪郭がはっきりしたお酒なんで、なんじゃ
こりゃと一人で思わずニッコリしてしまうほど特徴的。
変にダラリンとした甘さも余韻も引きずらなくて、これで一升瓶2000円以内。
たまらんですぞ村上専務・・・正直、私はこれで天寶一組に入隊しちゃいましたもん。
濃厚で旨みがたまないほど広がるお酒も良いのですが、こういう潔いぐらいの一瞬の旨みを放つお酒もまたたまりませんでした。
新井薬師の名店「旬菜美酒 柾」さんで食事しているときはほとんどこのお酒を呑んでたなあ。
ああ、また行きたいなあ。

でっ!今年はどうかなあと年始に田島さんのところで購入したやつを燗にして呑んでみますと・・・

すぅ~
・・・(落ちるか?)
・・・・・・(ん?)
・・・・・・(あり?)

長い滞空時間の後、なだらかに、滑り台ですべり落ちるような感じで旨みが口の中に溶けて行きました。
あまり去年のようなストーン!と落ちる感覚がないですね。
どちらかというと味が広がる感じかなあ。

個人的には去年の方が味わいの方が好きだったかも。
変に余韻を残さないけど舌が記憶したあの清冽な味わいがまた食を進ませたようなところもあったのですけど、今年はまたちょいと趣が違うようです。
それでも今年もやはりクイックイいけちゃうことに替わりはないんですけどね。
またこの辺の違いについて天寶一の村上専務、高田杜氏にいろいろお話を伺いたいなあ。

あ、天寶一といえば純米大吟醸の責めも出たんだとか・・・
責めフリークとしてはこれを呑まずにいられますかいな!というところ。純米大吟醸とはいえ責めのところを集めるとこんなにも燗にして旨いのか・・・と昨年も唸りました。はい、今年も唸りたいです。
ということで、今年も天寶一を呑みながら桜を待つとしますかね~!

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コメント

責めが好きなのね。ドSと思っていいのでしょうか(笑
同じ規格でも毎年味が違うのはしょうがない。それも酒の魅力の一つでしょう!
ただ、かけ離れるのはいかんけども・・・

投稿: an | 2007年3月24日 (土) 14時35分

anさん

はい、ドSなの・・・
しかも熱いの大好き。

ブヒ。

この違いは魅力の範囲内でありますよー。
同じ味にしなくていいっす。
もっと旨いのを造るために冒険してもらいたいなあ。

投稿: のむりん | 2007年3月27日 (火) 00時04分

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