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2007年5月 9日 (水)

君の名は・・・

ああ!
出会えた。出会えましたがなっ!

そう、こういう地酒に出会いたかったのだ。
燗にすると口中に膨れ上がるジュクジュクとした旨味、生酒を燗にした時特有の骨太の香りプンプンと。
もちろん香りと言ってもツンと澄ました吟醸の香りなんてもんではなくて、力強い大地の土塊の匂いダスよ~。
いや~こういうお酒に出会えるのが旅の良いところ。
しかし、旨みが背骨に迫り来るほどのこんな旨いお酒なのに、その名は聞いたこともない銘柄だったんです・・・

この酒に出会えました地は会津若松。これまたシブイっ。
五月三日にまるちゃんとお台場にグレゴリー・コルベール展を観に行った帰りに「せっかくのGWだから旅行でも行くかね~」なんて話が急に沸いて、どうせならまるちゃんのルーツ?ともいうべき会津若松に行くっぺかということに(ほんと行き当たりばったりのカップルだにゃあ)。
今更予約取れるんかいなと思いつつでしたが、宿も新幹線もレンタカーの手配も全てなんとかなっちゃいまして。
まあ、初日の宿はネズミが縦横無尽にチューチュー騒ぎまわるすげぇ所でしたが・・・

会津若松も去年の年末に放映した白虎隊のテレビの影響とかですっかり人気スポットなんだとか。
日新館や白虎隊記念館あたりはかなりの人手でありました。
特に若い女の子がやたら目に付きましたが、これもドラマのキャストによるところが大なんでしょうかね。
恐るべしジャニーズであります。

さて、旅の思い出はいろいろあれど、や~っぱり日本酒が個人的に興味深いところ。
市内の酒屋さんを何店か巡りましたがやはり地元でも「飛露喜」はとても人気らしい。
自宅にまであがらせてもらって話し込んだ漆器のお店の方も「なかなか手に入らない」とコボしておりましたな。
(東京の方がむしろ手に入りやすいんではないかと)
個人的には燗上がりするお酒が好きなんで、飛露喜とはまた違った隠れた銘酒を探す旅・・・なのでありましたが、こればっかりは出会いですからねえ。

さて、そんな期待を胸に、初日の夜は皇太子も食したと言うわっぱ飯のお店へ。
これも地元の漆器のお店の方から聞いた飯の旨いベストチョイス。
飯良し、ツマミ良しと来たら、お酒も気になるじゃんよ!わっぱ飯と濃厚なるどっしりとした日本酒の燗酒。ええ、ええ、媚びる必要はありません。すっぴんで来いやあ福島の酒よ!
そのお酒ですが・・・お酒のリストをみますと、密かに呑みたいと願っていた「会津娘」がメニューにありますがなっ!

ヨッシャー!幸先良いぜと「じゃあこれを燗でお願いします」と注文したところ・・・

「すいませんこれと飛露喜は冷やでのみのご提供です」

・・・出た。出ました!なんて冷たいことを言う人なんでっしゃろ・・・
福島の名の通った料理店でも燗酒、いや日本酒なんてそんな扱いかい!と泣いたが、激混みのお店にわがままもあまり言えないしね。
お燗してくれるらしい銘柄を聞いたら、どうやら普通酒か三増酒ってところみたいで・・・じゃあ、と生ビールを注文。
すると、はい、出てきましたよ。ドライな生ビールが・・・。
せめて、せめてラガーとか欲しかったナリ。
ご飯はほんと文句無く美味しかったですが、その分泣くわい!

とまあ、初日は散々だったんですが、二日目にスパーク!
現在自宅でこの蔵の20年貴醸酒を嗜んでいることもあって、喜多方ラーメンを食しがてら喜多の華酒造さんの酒蔵見学。
七年ものの純米酒やらも試飲させて頂いて、いろんな話もさせて頂きました。
(とても感じの良い蔵元さんでした)
その勢いで、夜は郷土料理も食べたいというまるちゃんのリクエストと、旨い地酒に出会いたいと言う渇望に近いおいらの欲求を満たすお店として『籠太』さんにお邪魔を。
お店には群馬泉やら開運やら宗弦などの著名な県外銘柄がありましたが、オススメの地酒というリクエストをしてまず出て来たのが会津娘(ヤタッ!)。
火入れの純米酒でしたが、ウン、ちょっと薄めかなあと思いつつも美味しく呑んでおりました・・・が、次に出されてきたお酒が!!
捜し求めていた味わいである冒頭に書いた「旨い地酒」でありました。

その名は・・・『萬代芳』。
うお、聞いたこと無い・・・。(よくよく調べたら前月のdancyuに載ってたみたいですが)
呑んだ感想は、純米系の生酒で9号酵母の・・・米は山田錦か地元の米かぁ?と思ったのですが、どうやら酵母は当たりましたが米は五百万石でスペックは本醸造の生酒だったようで。
(相変わらず当てにならん舌です・・・)

後日、ハートに響いた美味しさを胸に蔵元さんに電話しまして、旨い酒をありがとう!ということと、東京で購入できるお店を聞きましたが・・・ほんと、地元消費らしく東京でも取扱いは2店舗(神奈川は0だとか)、それも聞いたことの無い酒屋さんでした。
『酒屋さんの名前を教えていただければたぶん大体判ると思うから』なんて蔵元さんに言ってはみたものの、住所と店名を聞いても「ああ、もしやあのお店だろうか?」なんて思うのが精一杯でして。

なんにせよ、ちょっと取り寄せて改めて家で呑んでみたいなあと思ってます。
やはり野に置けレンゲ草、なんて言葉が頭をよぎったりしないわけでもないですが、一日本酒ファンとしては、旅先で出会えた名も知らない銘柄の旨い酒ですからね。
大切にしたいし、こんな出会いこそ酒呑みの醍醐味ではないですか!
ってことで、また改めて呑んだ感想をUPしたいと思います。

それにしても、まるちゃんの会津魂?は衰えるところを知りません。
Ts3200262現在、我が家の庫裏の前にはこんな暖簾が・・・
なにか言おうものなら「ならぬものはならぬ」の一点張り。
これも会津藩の受け売りじゃんよ・・・と思いつつ、文句言えぬ夫。ヨワ。
これでまた当分、薩摩の芋焼酎と長州の地酒は我が家で呑めそうにありません・・・

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コメント

旅先で美味しいお酒に会えると本当にうれしいですよね。
そうか~私は去年のGWに会津に行って、あれこれ飲みましたけど、会津娘は飲んでないな~惜しいことしたなぁ~
会津はとっても好きな場所なので、また行こうっと♪

投稿: hirorin | 2007年5月 9日 (水) 09時28分

あわわっ!
のむりんさん会津にいらっしゃったのですね♪私の実家からは少し遠いですが福島県人としては嬉しいですね^^

はて?私もその銘柄は初耳ですね・・・
あまり日本酒は飲まないほうなので『飛露喜』や『会津娘』などは知ってますが、そのお酒の銘柄は・・・

ちょっと調べてみます!

投稿: エア | 2007年5月 9日 (水) 15時07分

旧幕府軍の血が騒ぎますなぁ~!

投稿: 弁慶 | 2007年5月10日 (木) 01時12分

お久さ~!
そっか、暫くは飲めそうにないのね。
瓶詰め終わって出荷が始まったからそろそろ採取に行けそうだったのですがもう暫く様子をみましょう。

ん~、会津については幕府や朝廷に責任があるとばかり思ってました。
もっと勉強しなくちゃいかんなぁ(反省)
なんにせよ争いはよくないよね。
まるちゃんゴメンね。

投稿: 割吉 | 2007年5月11日 (金) 01時30分

hirorinさん

絶対、萬代芳呑んで!
旨いから!
コレを呑みに僕はまた会津に行くのだ。

エアさん

出会いですな。
全ては出会いだ!
地酒との出会い、そしてそれは幸せなのだ!

弁慶さん

我が家で高杉晋作の名を出そうもんなら・・・って感じよ 汗

割吉さん

大丈夫、お酒呑めないまるちゃんには「これ、福島の地酒」っていうから(笑)

争いは良くないやね。
しかし、まだまだ未熟な人間はこれからも争うんだろうね。。。

投稿: のむりん | 2007年5月11日 (金) 01時45分

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