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2007年7月31日 (火)

デ~コンなわけでして

先週土曜は眼鏡を購入しに、まるちゃんと成城学園前に。
親友T君の、奥さんの、そのお母さんの、その従兄弟の方の、その旦那様(わぁ、遠い)がやってらしている「INSpiRAL」というお店で選んだのですが、いやいやカッチョイイ眼鏡が勢ぞろいでして選ぶのが大変でしたわぁ・・・
おいらもO-NEWの眼鏡をかけていい夏を過ごす事にしました。
出来上がりが楽しみザンス。

で、その後はT君夫妻のホームタウン・高円寺で親友のY君(おーい、はよ彼女連れて来い)含めて5人で沖縄料理食べて、更にT君家に行って奥様お手製の美味しいオツマミとお酒と楽しい会話であっという間に夜は更ける。
こんな風に大学時代の友人一家と理想的な週末を過ごす・・・うーん、エエですな。

で、夜中12時頃に目白に着いたのだけど、楽しかった余韻を引きずってまだまだ元気なまるちゃんが「カラオケに行く」べえという。
で、カラオケ対決するのだと。。。ムム?!野村家恒例のカラオケ点数対決ですな。
負けたほうが勝ったほうの言うことを聞かねばならぬというこのルール、「是が非でも」と張り切って歌ったのですが・・・
2点差で負けまひた。
何を歌っても何曲歌ってもその差は縮まらず。
ブヒ、ナリ・・・

で、勝者まるちゃんからの今回のお題。
それは、「日曜の夜ご飯、カレーを作ること」

ああ・・・カレーねえ・・・う~ん・・・カレーですかぁ・・・
いや、カレーはもちろん大好きです。
昼に食べるならまだ申し分ないんですが。
というのは、夜だとお酒に合わせるのが結構難しいんですよね。
難しくないですか?
ビールはご飯と一緒になって腹にもたれるし、日本酒では流しきれない舌に乗った辛さと実は結構な脂分、焼酎もほのかな甘味が消されてしまう・・・。
お酒の大敵ぐらいに思ってましたが。

が、勝者の言うことは絶対。
それならばとこちらも全力で作らねばならぬ。
そして心に誓いました。
「お酒」にも合うカレーを作ってみせるぞ・・・と。
転んでも只では起きぬぞな・・・!

一晩よ~く考えた後に、日曜は昼過ぎに渋谷市場で挽肉と茄子と玉葱とトマト缶とカレーパウダーと、、、とある特選素材を購入。
さ、作りますか!(その時まるちゃんは勝者特権のうたた寝中・・・)

まずみじん切りにした玉葱を弱火で炒める炒める炒める!
炒める炒める炒める炒める炒める・・・

・・・・・・

90分後。
コ~ンガリとした香ばしく甘い匂いが部屋中に充満。
エエ匂いにエエ色してますな~。(こっちは汗だくです)

Ts3200572 そしてこれとは別に隣りの鍋ではまだコトコトと本日の特選素材を煮込み中。
これが本日のカレーとお酒を繋げるもののハズなのだが、さて狙い通りにいくかどうか・・・

次いで挽き肉を軽く炒めたところにさっきの玉葱と新たに茄子とトマトを投入してカレー粉とともに煮込んだところに・・・本日の特選素材!隣りで別に煮込んでおりました
「大根」を投入です。

Ts3200592 おでんの大根も汁の味が染みたよく煮込んだ奴が旨い。
だからカレーも同様(のはず)。
より味わいが濃厚になるように本日のカレーは「大根入りキーマカレー」なのです。
大根の形が崩れないように最初は別に煮込んでおりましたが、ここから一緒に。
大根、もうゴロッゴロと入れちゃりました。
で、味を染み込ませるように強火でグツグツと煮込む煮込む。
「デ~コン♪デ~コン♪」と口ずさみながらひたすら煮込むこと60分。
味見をしてみますと・・・ウム!?想像通りのコッテリサッパリ!こりゃウメエぞな!

さ、都合180分を経過してようやく完成です。
まるちゃんもさすがにこののむりんスペシャル!『夏のデ~コン☆キーマカレー』の匂いで起き出してきまして。
すごく汗もかいたのでシャワーをパパっと浴びた後に「頂きますっ!」
Ts3200602 まずはビールと供に。
ご飯控え目にルーと共に食べればビールも行けますねえ。
(しかし最近総じてビールが苦く感じるのです。何故?)

汗がス~ッと引いたところに最近の定番で力強い味わいの「風の森」の無濾過生原酒を燗で。
ゴロゴロ煮込んだ大根に合いますとも合いますとも~!
口の中で味の染み込んだ大根と押し合い引き合いもう大変なことに・・・
旨みは複雑なんだかシンプルなんだか良くわからないけど、とにかく旨いっ!
汗をかきかき、それでも旨いっ!

最後は萬膳の前割燗で。
芋焼酎のほのかな甘味は健在。
萬膳の力強さはどこまでも伸びるみたいでこれまたイイッ!

しかしこの『デ~コン☆キーマカレー』、エエですな。。。まるちゃんも相当満足してくれたようで何より。
もう少しトマトを減らして和風ダシを入れたらどうなるか・・・小麦粉の入ってないカレー粉を使えば・・・など、まだまだカレーwithお酒の味わいの想像は膨らみます。

いよいよ梅雨も終わりを告げて夏も本番です。
皆さん、美味しくご飯もお酒も頂いて、エエ夏を過ごしましょっ!

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2007年7月27日 (金)

冷蔵熟成と常温熟成について

日本酒の熟成酒の燗酒、これは実に旨い。
実家の蔵で眠りについている熟成中のお酒達に想いを馳せているとそれだけで心がムズムズしてきます。
ああ、この中から無造作に一本を掴み、それを夕食の度に嗜んで、その旨味の乗り具合いを口の中で計りつつ味わいつつ、自分だけの酒を育む喜びに浸る。
いやたまんね~な~と。

が、我が家の蔵の熟成方法では、どうしても試せないものもあり。
それはズバリ「冷蔵熟成」なんだす。
先日呑んだ満天星のH8byは冷蔵庫で熟成されてきたこともあってか、熟成したお酒とは思えぬほど色合いもまだ濃すぎず、お酒からもまだまだ勢いを感じます。
これがもし同じH8byで常温で保管された満天星があって呑み比べられたら・・・なんて思ってみますがさすがにそれを夢見ること自体が罰当たりというもの。
酒屋さんにもそうそうは置いてない熟成酒なのに、ましてや同一銘柄で常温熟成したものと冷蔵熟成したものがあるなんてねぇ・・・
ここはいつか車でも買う代わりに「日本酒熟成専用の冷蔵庫買ってくれ」とまるちゃんにどう頼むかを考えるのが一番の早道なんじゃないかとほぼ諦めておりました。

が、そんななかで営業途中にダメ元で飛び込んでみた酒屋さんにそんな都合のいい問い合わせをしたら「あります」とのお返事が。
おお!行き当たりばったりならぬ行き当たりバッチリ。聞いてみるもんですね・・・
お酒はH12BYの生モト純米原酒火入れ。
一度も耳にしたことのない蔵元さんのお酒でしたが、酒屋さんはとてもとても大切にそれを保存されていたらしいのです。
嗚呼・・・それを頂けるとは・・・ありがたし。
読んで字のごとし、ホント有難いなあ。

ということで送られて参りましたのがこれ。
Ts3200522とても丁寧に分かりやすくラベルまでつけて下さいました。

色合いは・・・あれ、意外に変わらないのですね。

では肝心の味わ いであります。
まずは常温熟成のを・・・うん、呑み応えあるなあ。熟成具合もなんかまだまだこれからっっっていう力強さも感じますなあ。
次に冷蔵熟成は・・・ムム!?さっきのよりパンチがあるような・・・。ちょっと意外ではありましたが、明らかに口に含んだあとのズーンという力強さが違うぞな・・・。

じゃあ次に燗。例の如く、お猪口燗で。
常温の方。うん、これは味が膨らみます。ドン!ドン!と来る。荒々しいぐらいのパワーあり。これは旨いですね。Ts3200542

で、次に冷蔵熟成の燗です。
まあ軽い気持ちで口にしてみましたが・・・これが・・・軽いショックを僕に与えることになるのです・・・・・・

呑み口は予想に反して意外なほどに綺麗ですっきり、しかしそれが口の中でもなんとも丸く膨れ上がって、、、ジュクジュクと、まるまると・・・それがもう見事に膨れ上がるの。そしてキレも鮮やか!くぅぅぅぅ、、、こ、、、これはタマランですわ。

結論から言うと、冷蔵庫熟成と常温熟成はやっぱ違いました。
しかも、、、今回のケースは冷蔵庫熟成がスゴク旨かった。旨かった。旨かった!

いや~こうなると冷蔵庫熟成もとても重要なんだなあなんて思ってきました。>まるちゃ~ん

あと、生酒の長期熟成(出来れば10年以上のもの)も出来ることなら味わってみたいです。
いま我が家で呑んでる「風の森H15by無濾過生原酒アキツホ50%」の余りの旨さに圧倒され気味なんですが、丁寧に冷蔵庫で熟成された生酒・・・そして常温で熟成された生酒。
この違いを味わってみたいなぁ。

今回のお酒は釜屋のH12by「おこぜ」でした。
杜氏は現在久保本家の加藤杜氏。
愛嬌あるラベルもまたステキ。
こんな出会いがあるから、お酒はたまりませんね。Ts3200552

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2007年7月25日 (水)

山小舎よ!山小舎よ!

先週から俄かに喉の奥の方に違和感ありと感じでたらあっという間に扁桃腺が腫れ始めてヤバいなんて思う前に熱が出て気付いたら寝込んでましてあらら~なんて振り返ったらなんと一週間も酒を断っちゃってまして、もう自分でも驚き。
喉の奥にはまだまだ風邪菌がいる様子でこれじゃお酒を思うように味わえないし、お酒はそれなりの量があるにはありますが、その素晴らしさを舌と喉とで体感できぬのならば、そしてお酒への敬意として未だお酒断ちは続くのでありました。

しかし我慢する分、恋しさは当然募るわけで気付けばお酒置き場で銘酒を眺めつつ佇んでいた、なんてのもしばしば。
でもこれを読んで下さっている大半の方は似たような経験がおありなのではないかと推察致しますので、あまり特異なこととは思っておりませんが。

そしてそんなしょぼくれた時期に我が家に贈られて来ましたのが・・・お水。
ペットボトルで四本分も。
水?ハテ?
なんて思っているそこのあなた。
水といっても鹿児島は霧島山中に流るる清冽な水でごわす!
柔らかくて甘くて繊細で絹のような・・・あのお水なのです。
この水をジッと見つめつつ想う蔵は・・・あの山小舎の蔵ですねぇ。
そう、お酒を呑めない時はお酒を造る=割り水した焼酎を造るに限ります。
呑めはしませんが、少しでもお酒に近づける気がしますからねえ。
(なんでも、この割水するという行為が酒税法上でも『お酒を造る』ことになったらしいです。この問題はまた後日。)

ということで、昨年まるちゃんのお母さんがわざわざ買ってきてくれた『萬膳』を開封することに致します。
用意した2つの甕に萬膳を入れて、そこにこの魔法の水2分の1量を注ぎ込む。
ロックでは呑まないから、残った萬膳の入った一升瓶の中にも直接この水を注ぎこんで割り水萬膳一升瓶分があっという間に完成。
これを呑むのは・・・きっと師走の音が聞こえ始める辺りでしょうか。
木枯らしで首をすくめるところを思い浮かべつつ、それまではゆっくりゆっくりと一日一回一廻し。想いを込めての、一廻しです。

2月に同じくこの水で割り水した『萬膳』が家にあって、それも飽くことなく毎日一廻しておりましたが、これをこの水で更に割って、自分好みの薄めの芋焼酎が完成です。
こうして割り水した焼酎は、とても匂いがかぐわかしい。
ふんわりとして濁り無き清冽な芋焼酎の薫りがもうたまらなくて。
これを温めるとまたまた最高なのですが・・・薫りも味わいも届けられないことだけが残念でたまりません。
この薫りと味わいを実感したら、どんな人でもオセロがひっくり返るように一気に焼酎好きにさせちゃうんだけどなあ。

この想い、少しは山小舎に届いたかな?
早く風邪を治して、これをゆっくり呑みたいなあ。
●●さん、ありがとうございました。
松の露、こちらも美味しく頂かせて頂きま~す!

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2007年7月15日 (日)

熟成酒について、真正面から

台風前夜・・・
なんで7月にこんな大型の台風が・・・
会社でおいらの後を引き継いだ後輩は本当に不眠不休の覚悟で仕事を乗り切ってくれておいらも感動してたぐらいで(最近涙もろい?)、そんでもってその後輩は明日からはそのリフレッシュのための沖縄旅行のはずだったが・・・(おい、そういや誰といくねん)

各地域で命を落とされる方もいらっしゃるとか。
ご冥福をお祈りすると同時に、これ以上被害が大きくならないよう・・・と祈らざるを得ません。

本日、まるちゃんが午前中の仕事を終えた後に有楽町で午後から落ち合って京橋の超超、ついで超お気に入りのカレー屋さんでランチを終えた後に交通会館前の「むらからまちから館」で烏賊の丸干し(300円とチョイ)を買ってきて・・・自宅での台風待機に備える。
今夜はまだ東京方面は雨風たいしたことないようですが、明日起きたらどうなっているかなあ・・・。

と、思い悩みつつ、今日は日本酒ね。
本日もいろいろと呑みたいから便利なお猪口燗。本当にこれは便利。
雨の中図書館にいって借りてきたCD「洋楽80年代特集」の音楽を聴きながら・・・QUEEN、デュランデュラン、ワム、ハート、TOTO・・・ナツイ。懐かしい。それを聞きながらの諏訪泉H7BY満天星と鷹勇 H9BY山廃純米吟醸の呑み合いとH17BY酉与右衛門とH15BY風の森の競演、そして竹鶴のにごり燗・・・
ぶっちゃけ、これで台風吹っ飛ばせねえかな?というほどの呑み応えでした。

満天星と鷹勇山廃の呑み合いは・・・想像通り素晴らしくて。
火入れしたお酒の熟成酒がどうのこうの、なんていう次元で語るのはもったいない。
日本酒の可能性の一端をココで見た。
生酒でない火入れの酒の熟成酒。
この旨さの松明は誰が引き継いでいくの?誰がこれを呑んでこの美味しさを伝えていくの?
それこそ日本人である呑み手のおいら達でしょうが・・・!と1人熱くなったりして。

酉与右衛門H17BYと風の森H15BY。
この無濾過生原酒を当然、燗で頂いたのですが、、、これは現時点で僕自身が生酒の熟成酒の燗をどう感じるかについて感じながら呑んでみました。
本間酒店さんからは「生酒の熟成の速さは、単純に考えたときに火入れの3倍」と言われました。
ただし・・・その「熟成方法」についてはまだまだ未解明とも。
『常温熟成』というけれど、酒蔵さんでの常温熟成と酒屋さんでの常温熟成と一般の呑み手の常温熟成・・・温度帯なんてまるで一致してないではないかということ。
確かに、そうですよね。

いま、実家では蔵での熟成の他に母屋で比較的西日が壁にあたる部屋での熟成も試みるようにしてみました。もちろん蔵・母屋に置いてあるお酒には新聞紙を全て巻いてあるし暗所であるには違いありませんが、たぶん温度差にすれば夏場であれば3~5度ぐらいは違うのでないでしょうか。
もちろん、厳密に比較するならば同じ銘柄を置くべきなのでしょうが、まだソコまでは想いも至っておらずで・・・そして日本酒だけではなくて焼酎の味わいの変化も感じたい。
僕自身のお酒に対するキーワードは『熟成』、しかしこれはまだまだどこにも正解と言えるものがないだけに、自分でも試行錯誤をするしかないようです。
そして冷蔵熟成と常温熟成の違いについて・・・これは、最近とある酒屋さんのご好意により酒屋さんで冷蔵熟成した酒と倉庫熟成した同一銘柄の生モトの酒の呑み比べが出来ることになりました。
銘柄としては、もう言うことなし!というもの。
それについても近日UPしたいです。

Ts3200492_1と、、、気になるテーマとしては、にごりやおりがらみ酒の熟成についても非常に興味を持ってます。
こちらは伊勢元さんと田島さんと山枡酒店さんからにごり系のお酒を送ってもらいまして、熟成の味わいの変化について感じて行きたいと思ってます。
本格的に味わうのは・・・5年後ぐらいか?とも思ってますが、まあこの辺はゆるゆるといこうかな、と。
あんまり急くのもお酒のスピード感と合いませんし、多少時間をかけてもここはジックリお酒と向き合いたいところです。

それにしても静かな今現在、これが台風前夜の静けさなんでしょかねえ。
不気味で怖いですが・・・改めて、台風災害による被害者がこれ以上大きくならぬようお祈りいたします。

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2007年7月14日 (土)

前割焼酎一考

嵐の前。
何が嫌かって、この温風まとわりつくよなヌメッとした湿気ですよね。
こんな時は少しだけ、焼酎をロックを呑みたくなる気持ちが理解出来そう・・・
ですが今日ももちっ!燗ですがなななななっ

本日の前割燗は以下の通り!

・萬膳
・逆鉾
・月の中
・八幡
・さつま寿旬
・本垂

全て割水してからほぼ1ヶ月以上が経ちますが、割水してのアルコール度数低下による水質劣化を防ぐための毎日一振りは欠かしておりません。
また、本日はただ単に呑み比べるだけでなく、前割燗に適した銘柄を選ぶ・・・という興味もありありなのであります。
焼酎の中にも割水した結果「ダレる」なぁ~と思われるのも・・・正直あります。
それは単に造りの問題だけでなく、割水用の水との相性とか・・・まだまだ研究の余地はありなのですけどね。
その他諸々の要因もあるのかな~と思ってますが、そこが判るほどの域にはまだまだなんであります。

では、ゆっくりと一杯ずつをお猪口燗に。
味わいとしては、以下のとおり。

萬膳⇒
スルっと喉に引っかからず喉の奥に消えゆく。
芋の力強い味わいのパンチはないものの、味わいがダレることは無し。
蔵元さんが言うとおり、薄めたときにその本領はトコトン発揮されます。

逆鉾⇒
割水しても味わいの辛さは変わらず!
これはこれでさすがですね。
消して劣化ではないピリリとした辛さを感じます。
これぞ夏の焼酎かな。

月の中⇒
味わいの優しさが災いしてか、割水しての燗は合わないような・・・
割り水後1ヶ月ほど寝かせるのではなく、1週間ぐらいのところで様子を見たい。

八幡⇒
この焼酎は前割燗の時に最大のパフォーマンスを発揮!
本当に美味しい。
しかし、最大の弱点は・・・薄めすぎると全くダメ!
焼酎1:水2がギリギリのところ。
薄めすぎるとパフォーマンスが著しく落ちる点、その点が萬膳との最大の違いかな。

さつま寿旬⇒
脳天が痺れるほどの軽快なパンチ!
通常のさつま寿と同じイメージを持っていると痛い目にあいますね。
それにしても、これを呑むといつも八幡を思い浮かべてしまうのです。
同じ川辺の焼酎だからというわけではないと思うのですが。
個人的に、ずーーーっと毎年呑み続けたい芋焼酎です。

本垂⇒
派手ではないが、気づくと杯を重ねてしまう佳酒。
控えめだが味わいの主張はしっかりしている。
しかしこうした焼酎は「逆鉾」同様に東京であまり見られないのではなんで・・・?

と、本日はジックリと焼酎と向き合ってみました。
前割りしておけば全て旨くなる・・・という単純なものではないとは思いますが、ある程度は結果は出てくるようです。
それにしても、「本垂」の呑み飽きのしなさは特筆ものかも。
「逆鉾」の辛い味わいもさすがっっ

前割焼酎の道は未だ途上。
・無濾過の焼酎の前割はあり?(酸化が気になりますしね~特に夏は)
・どこまで寝かせると最高に旨いの?
などなど、課題はまだまだあります。

今後は同じ蔵元の銘柄別前割燗を味わう会(っても参加者俺一人)をやろうか・・・と考え中です。
現時点で最高に旨いと思う前割焼酎は「八幡」ですが、「田倉」やら「はちまんろかせず」やら「八幡35度」や「古八幡」などなども試してみたいです。

その他、前割焼酎の美味しいのがあれば是非教えてください。

それにしても、週末の台風が心配ですな・・・どうか大きな被害がきませんように!

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2007年7月12日 (木)

古きを訪ねて

古きを訪ねて、燗の旨さを知る。
日本酒ならば熟成酒の燗、焼酎ならば前割りした焼酎の燗。
旨味も余韻も、銀河鉄道のように高い所高い所へとずーーっと上がって伸びて。
もう、たまんねぇです。
最近はもっぱら食事には熟成酒の燗を合わせて、その後に前割りした芋焼酎の燗をゆる~くなが~く寝る前まで楽しむ。
旨味を体から逃したくなくて、溜め息さえも憚れる・・・そんなお酒に囲まれて、おいらは今日も幸せ一杯なんです。

焼酎の方は割水させた瓶を毎日軽くプルンと一振りを約半年。
これがもう「焼酎って旨いんだね」なんて次元を遥かに吹っ飛ばしていて、旨味そのものの本質にグイグイ迫る迫る!
なかでも八幡なんて、、、割水して燗で呑む為の焼酎なんじゃないかとさえ。
あ~たまんねぇです。

竹鶴にごりの上澄み、鷹勇山廃のH9by、酉与右衛門の吟ぎんがおりがらみ、風の森のアキツホのH15by、これらを一杯ずつのお猪口燗。
これで呑んでいると自分が好きになる酒の「軸」みたいなもんが見えて来ます。
これはもっと熟成させたいとかこれはずいぶん味がまとまってきたねだとか、舌がビンビンに反応しますもん。
これは独り言とは言わせまい、お酒達との会話です。
あ~これもたまんねぇです。
日本酒も焼酎も、多少やっかいではありますが時間をかけて味が乗ったところを燗でググッと・・・やるにかぎりますよね。

とまあそういうことで今現在実家の方で焼酎も日本酒もそれなりの本数を寝かせ始めておりますが、こちらを楽しめるのはもうちょいと先。
それまではせっせと市販されていて且つリーズナブルな味が乗って来た熟成酒達との出会いを求めねばなりません。

その「本能」からの欲求とも言うべきものに従い本日もふらりと小さな酒屋さんに入りますと、波長の合いそうなおばちゃまがレジにいらっしゃる。
ムム!
今日もなんか出会いがあるかな・・・という期待を膨らますと、焼酎は『純黒』があるではないですか。
焼酎を大好きになったきっかけの銘柄ですから、これはなんかあるやも!?
ただし都内ならどこでもそうでしょうが、芋焼酎はブームの波が「店内在庫古酒」ってのを一掃しちゃってますね。
自分が呑んでいて大好きな焼酎の古酒はほとんど見掛けたことなし。
最近は焼酎も古酒を結構な値段で売る蔵元さんも出て来てますからね。
買えるなら「10年ぐらいここにいま~す」なんていう焼酎を手にしたいのですが、残念ながらなかなか。
当面は地道に前割をフリフリするしかなさそうです。

ということで、日本酒。おばちゃま曰くこちらもなんだかんだで結構な回転率らしくて(良い事です)、「じゃあ」とあきらめムードだったところに、冷蔵庫の中で一本だけ「在庫処分品」という紙っぺらを貼り付けられたお酒が目に止まる。
在庫処分とな?!エ?この銘柄を?マジで!
あたりを見回し(もはやクセですね、これ)すぐさま冷蔵庫をガラリとあけてグワシと瓶を掴んで日付を見やると・・・!

あれ?
・・・2005年12月瓶詰めって、それほど古くないような・・・しかもずっと冷蔵庫に入れているのに在庫処分しちゃうの?マジですか??
よほど回転が良いところなんでしょうが、それにしても。
自分のことを「熟成酒の燗好き」って伝えたら「じゃあもってこいだね」とはおばちゃま。
はい・・・判ってるじゃないですか。
この山田錦の純米吟醸酒、定価4,200円が在庫処分で3,000円で良いそうです。
銘柄を言えば、最近ぐんぐん旨いという評判も聞こえてくる燗にして呑みたい銘柄の一つとしてインプットされている方もいらっしゃると思いますが、こういう出会いだったので・・・特に名を秘すということに致します。

と、いうことで古きを訪ねていたら今日も良き出会いがございました。
良縁、感謝感謝なのであります。

ああ、それにしても早く自家熟成酒を呑んでみたいですね。
うちの実家(正確には祖母の家ですが)は江戸時代に建てられた結構な年代モノですが、そこの蔵で寝かせている熟成酒をあれやこれやと選んで、気心の知れた酒呑み友達と土間で火を立てつつ燗酒を呑む。
くぅぅぅ・・・
エエですね~。
エエでしょ~?
もうしばらく、お待ち下さい。
お酒たちよ。そして「一升」の友たちよ。
もうしばらくしましたら、歓喜の出会いと邂逅があるハズ・・・です。

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2007年7月 4日 (水)

真昼間から満天星

長らくシャッターが閉じられた酒屋さんの中。
通路は無造作に置かれたお酒のダンボールとかで一杯だから、それをかき分けかき分けしながら冷蔵庫の前まで行く。
5面ほどある冷蔵庫の中には、見知った銘柄のお酒が鎮座している。
いや、、、しかしなんかちょっと雰囲気が違う気がするぞ・・・
ここのお酒、まるで眠りについている?!

並んだ真ん中の冷蔵庫に、買ってみようと思っていた銘柄のお酒が一本目に付いた。
どれどれ、と思って冷蔵庫を開けて手にしてみると・・・
ラベルが一部剥がれていて、なによりなんか埃っぽい?
冷蔵庫の中にあるのになんで埃っぽいのか・・・と思ってその一升瓶に記載された日付に目をやると・・・

『2000年12月』

と書いてあったのである。

おお!7年近く熟成された酒ではないか・・・しかも冷蔵庫で?!
その一升瓶には「燗が冴える純米酒」という紙で作られた札がかけられてある。
そう、「日本酒といえば純米酒でしょ」の道を開拓された、あの『神亀 純米酒』であります。
一度自分で買って呑もうと思っていたお酒ですが(燗酒好きならば一度は呑まねばね)、まさかこんなところでこういう形で出会えるとは・・・

冷蔵庫の中の他の酒を見やると、うっすらと埃をまとったようなお酒がまだまだある。
え!このお酒も一度呑みたかったのだが・・・!
も、もしやこれも冷蔵熟成酒なのか?!
お酒が入った箱の上部を姑の如く指でツツーッとなぞると、あっという間に指先真っ黒。
店内には他の誰も居ないのをいいことに、箱を開けて一升瓶を取り出してその瓶詰め日を見ると・・・

今度は『H8年 1月10日』

と記載。そしてその下には

『杜氏 鳴川善三』

・・・・・・・・・!!!!!!!

12年近い時を冷蔵庫の中で過ごした、『諏訪泉 満天星』ではないですか。
心臓が少しドキドキしてきた。
店内には他の誰も居ないのに、キョロキョロと見渡してしまった。
しかしなんなんだこの酒屋さんは!?

この酒屋さん、店頭には見知った銘柄のプレートが掛けられてはいたけど、いつ行っても店の入り口である大通りに面した所のシャッターが閉じられていたのです。
でもなんかお店を閉じられた様子とは微妙に違っている感じで、いつか開いてる時に入ってみようと思ってたんです。
が、平日のあらゆる時間帯に行ってみましたが、シャッターが開いているところを見たことがない。
しかし客先での打合せと打合せの合間があまりにも長くてヒマを持て余してたから、思い切って裏口のようなところに顔を出したところで『いらっしゃいませー』と声を掛けられて。
お酒については詳しそうなオーラを微塵も見せない店員さんでしたが、声をかけたらさっさと店の奥に引っ込まれて、店内には僕1人がポツネンと。
じゃあ遠慮なく自由に見させていただこうかな・・・と、特に期待もなくかき分け向かった冷蔵庫の中に・・・だったのです。

焼酎もH15年瓶詰めの芋焼酎がありましたが・・・うーん、この芋焼酎ブームの中をこの旧ラベルの焼酎もあるんですねえ。なんてのもありましたね。

そうこうしている間に、あっという間に次の打合せ間際になってしまいまして。
コレは夢かとホッペをつねりつつ悩んだ末に、上記2本を購入することに。
だって何故か次に行ったときにこのお店がまるでなかったかのように消えていた・・・なんてまるで「千と千尋の神隠し」みたいなことを想像しちゃったのです。
こんなこともあろうかと、一升瓶が余裕で入る大きさのバックで客先に行っている甲斐があるってもんで(だから普段はスカスカです)。

Ts3200452このお店、まだまだ奥深い(というか埃深い)ところあり。
まだまだ埃が山のようになってた箱があったからなあ・・・
『ひこ孫 2002年2月』
『空 1999年』
『諏訪泉 鳳 1998年』
などなど、またまた出会ってみたいなあと思うのでした。

しかしそれにしてもこれは夢ではなかったのか・・・と、ホッペをまだツネってみる。

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2007年7月 2日 (月)

半年に一度のご褒美です

日曜日、雨が降りそで降らない中をまるちゃんと昼から銀ブラ(←死語か?)。
『梅雨を吹っ飛ばせ』企画ということで・・・はい、セールをハシゴしての買い物三昧しちゃおうと。
まるちゃんには普段は節約の旗印のモトで頑張ってもらってますからね。
共働きだけど朝も早くからお弁当も作ってもらったり、いろいろと。
だからたまにゃあね。
おいらはといえば、夏用のスーツを買い足そうかと思ったけどクールビズだしあまり着る機会もないしということで取りやめ。
その代わり・・・そうだ、お酒を買おう!と提案(「はなからそのつもりだったでしょ」というまるちゃんの指摘は当たってます・・・)

ということで、行って参りました『伊勢元酒店』さん。
開店の電話確認したのは19時頃だったのですが、今日はもうシャッターを閉めたということでしたので「じゃあ・・・」と言いかけたところ、なんと特別に開けてくれるということで!
うひょ!
お言葉に甘えて上野より高崎線で一駅「尾久」駅で下車。歩くこと5分ほどでしょうか。
おお、見慣れた看板は・・・シャッターが閉まっておりますが、そこからプルプルリンと電話しまして、ガラガラと開けていただいたのであります。

冷蔵庫の中には・・・あるわあるわ欲しいお酒が。たんまりとあるんですわぁ。
『高柿木』『酉与右衛門』『風の森』『ヤマサン正宗』とか、おいら好みのお酒がもういろいろと。
焼酎も『園乃露』あたり、改めて欲しいなあと思ったんですが・・・ここはグイと我慢。
本日は購入コンセプトありなのです。

1.実家の蔵で熟成させられる日本酒であること
2.純米無濾過生原酒系であること
3.当然、燗ぬして旨いこと

以上の3点を中心として、伊勢元さんと相談しながら今回選びましたのは、

・酉与右衛門 H18BY山廃純米生原酒 美山錦55%
・酉与右衛門 H16BY無濾過生原酒 山田錦80%
・風の森 アキツホ純米大吟醸無濾過生原酒 50%
・手取川 H18BY山廃純米無濾過生原酒 五百万石60%
・琵琶の長寿 H18BY池本浩久仕込純米無濾過生原酒 玉栄60%

いや~今日は歯止めが利かなくなるぐらいにガガガガッと買いました。
まあ半年に一度のご褒美ということで、これを全部実家に送付してもらってしばらく眠りについてもらうとします。

このブログもコンセプトは「のむのむ」日記なので、基本的には「こんなのを買いました」というのは書かないようにしてたのですが、まあたまにはね。

今日は珍しく月曜だというのに呑んでます。
八幡の割水燗。
強気なことを言わせてもらうと『ここまで理想なぐらいの割水が出来るとはっっ』と叫びたいぐらいの旨さです。
アルコール度数は7度程度でこのユルさとウマさと芋のアマ味がたまらんですハイ。
ああ、あなたにもこれを呑んでもらいたいなあ。ちぇるしー。

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