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2007年7月14日 (土)

前割焼酎一考

嵐の前。
何が嫌かって、この温風まとわりつくよなヌメッとした湿気ですよね。
こんな時は少しだけ、焼酎をロックを呑みたくなる気持ちが理解出来そう・・・
ですが今日ももちっ!燗ですがなななななっ

本日の前割燗は以下の通り!

・萬膳
・逆鉾
・月の中
・八幡
・さつま寿旬
・本垂

全て割水してからほぼ1ヶ月以上が経ちますが、割水してのアルコール度数低下による水質劣化を防ぐための毎日一振りは欠かしておりません。
また、本日はただ単に呑み比べるだけでなく、前割燗に適した銘柄を選ぶ・・・という興味もありありなのであります。
焼酎の中にも割水した結果「ダレる」なぁ~と思われるのも・・・正直あります。
それは単に造りの問題だけでなく、割水用の水との相性とか・・・まだまだ研究の余地はありなのですけどね。
その他諸々の要因もあるのかな~と思ってますが、そこが判るほどの域にはまだまだなんであります。

では、ゆっくりと一杯ずつをお猪口燗に。
味わいとしては、以下のとおり。

萬膳⇒
スルっと喉に引っかからず喉の奥に消えゆく。
芋の力強い味わいのパンチはないものの、味わいがダレることは無し。
蔵元さんが言うとおり、薄めたときにその本領はトコトン発揮されます。

逆鉾⇒
割水しても味わいの辛さは変わらず!
これはこれでさすがですね。
消して劣化ではないピリリとした辛さを感じます。
これぞ夏の焼酎かな。

月の中⇒
味わいの優しさが災いしてか、割水しての燗は合わないような・・・
割り水後1ヶ月ほど寝かせるのではなく、1週間ぐらいのところで様子を見たい。

八幡⇒
この焼酎は前割燗の時に最大のパフォーマンスを発揮!
本当に美味しい。
しかし、最大の弱点は・・・薄めすぎると全くダメ!
焼酎1:水2がギリギリのところ。
薄めすぎるとパフォーマンスが著しく落ちる点、その点が萬膳との最大の違いかな。

さつま寿旬⇒
脳天が痺れるほどの軽快なパンチ!
通常のさつま寿と同じイメージを持っていると痛い目にあいますね。
それにしても、これを呑むといつも八幡を思い浮かべてしまうのです。
同じ川辺の焼酎だからというわけではないと思うのですが。
個人的に、ずーーーっと毎年呑み続けたい芋焼酎です。

本垂⇒
派手ではないが、気づくと杯を重ねてしまう佳酒。
控えめだが味わいの主張はしっかりしている。
しかしこうした焼酎は「逆鉾」同様に東京であまり見られないのではなんで・・・?

と、本日はジックリと焼酎と向き合ってみました。
前割りしておけば全て旨くなる・・・という単純なものではないとは思いますが、ある程度は結果は出てくるようです。
それにしても、「本垂」の呑み飽きのしなさは特筆ものかも。
「逆鉾」の辛い味わいもさすがっっ

前割焼酎の道は未だ途上。
・無濾過の焼酎の前割はあり?(酸化が気になりますしね~特に夏は)
・どこまで寝かせると最高に旨いの?
などなど、課題はまだまだあります。

今後は同じ蔵元の銘柄別前割燗を味わう会(っても参加者俺一人)をやろうか・・・と考え中です。
現時点で最高に旨いと思う前割焼酎は「八幡」ですが、「田倉」やら「はちまんろかせず」やら「八幡35度」や「古八幡」などなども試してみたいです。

その他、前割焼酎の美味しいのがあれば是非教えてください。

それにしても、週末の台風が心配ですな・・・どうか大きな被害がきませんように!

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コメント

前割り焼酎といったら、やっぱり八幡が美味しいですよね。たった一日だけでも前割りしたら味わいが全然変わります。

投稿: hamu | 2007年7月14日 (土) 05時23分

さつま国分や玉露黒麹なんてどうでしょう?

投稿: こーたぱぱ | 2007年7月14日 (土) 10時04分

hamuさん

そうそう、八幡がブッコ抜きで旨い。
先日村尾と呑み比べましたが、前割りだと八幡の方が重厚感があるような感じでした。
僕の中で消費量ダントツNo1なんですが、それはこの前割りして旨いからなんですよね。


こーたぱぱさん

おお、この二本はまだやってない!
けど、是非試してみますよ!
特に玉露黒麹なんて、前割りで旨そうなイメージも。
あと、薩摩茶屋も試してみたいのです。

投稿: のむりん | 2007年7月14日 (土) 11時50分

こんにちは。
佐藤酒造の「さつまの白」。
この焼酎、前割りではけっこう旨いです。
同じさつまの黒より私は好きですね。

投稿: 酒恋倭人 | 2007年7月14日 (土) 14時50分

酒恋倭人さん

おお、「さつまの白」とは・・・
興味深いところつきましたね!

僕もずっと以前から「佐藤」をガシガシ呑んできてましたが、それが店頭から無くなってきて初めて焼酎ブームの存在を知りました。
その地元ブランドときたら、見逃せませんね。
僕も佐藤は「白」の方が好きです。
すっきりと呑みやすくて、これぞ『芋酒』でした。
こうしたお酒が増えて欲しい。
心からそう思ってます。

投稿: のむりん | 2007年7月15日 (日) 02時46分

初めまして、本格焼酎忘備録というBLOGをやっているしばたにともうします。googleで「前割焼酎」と検索したところ、ヒットしたのでお邪魔致しております。

こちらの記事に書かれている前割り焼酎ですが、飲食店での提供が法律で禁止されてしまったことをご存じでしょうか?また、厳密には自分で作ったものを他人にあげるのも禁止されてしまっています。この覧では説明が難しいのでよろしければ私のBLOGをリンクしましたのでご確認下さい。そしてよろしければこの問題に関して訴えていければ、と考えています。何卒よろしくお願い致します。

投稿: しばたに | 2007年7月22日 (日) 10時50分

しばたにさん

のむりんです。
貴重な情報ありがとうございました。
んー、これを禁止したときの税法上のメリットがまるで理解できません。
旨いもんを提供してガシガシ呑んでもらえれば消費も上がるだろうに・・・

抜け道としては条文にある「直前」の解釈でしょうか・・・でも「直前」が一ヶ月以上前ってありえないんだろうな・・・

おかしいぞ!これはおかしい!!

投稿: のむりん | 2007年7月24日 (火) 01時38分

ご返答ありがとうございます。本当におかしな話だと思います。直前というのも曖昧な表現ですよね……。

投稿: しばたに | 2007年7月24日 (火) 18時50分

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南九州(宮崎・鹿児島)の芋焼酎圏では、本格焼酎を事前に水で割っておき、アルコールと水を十分なじませてから黒ぢょかや鳩とっくりなどで温めて呑むという習慣があります。これを「前割り」と呼んでいます。南九州での焼酎文化を広めようとしている料飲店さ... [続きを読む]

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