2009年7月 1日 (水)

雨をみたかい

梅雨を迎えた休日の朝。
いつも通り、罪のない寝顔全開でスヤスヤ寝ておりますと、なにやら外からおいらを呼ぶ声がするのです。

ザワワワワワワワワ。

バババババババババ。

んが。何の音じゃらほい?
でも、まだまだ寝たいもんだから、布団を頭から被る。
と、なんと次は窓を叩くのだ。
バシバシ。バシバシバシ。バシバシバシ。
むむ。
と、寝ぼけ眼を片目だけ開けますと。
ああ、なんだ。
雨か。
雨がおいらを起こすのですか。
まだ眠いんだけどにゃ。
でも、わざわざ雨がおいらを起こすにはそれなりの理由があるのかもなぁ・・・と思いつつ眠気に勝てず再びまどろむ感じでムニャムニャしはじめると

オキロオキロオキロオキロオキロオキロオキロオキロ・・・

雨は、自由自在な音色でおいらを起こそうと試みるのです。
しゃーないっす。
ということで、休日にしては珍しく起きまして。
外は、雨。
でも雨の日の理想の過ごし方、おいらは知っているのです。
もう、それはいたってシンプル。
読もう。呑もう。
こんだけっす。

お気に入りの作家の本でも買ってきて、の~んびりとお酒呑みながら寝っころがりつつ読んでれば、いいのです。
ということで、顔を洗って歯を磨いて、髪の毛はちょっとボサっとしたままですが傘を持って外へお出かけ。
雨は、外に出たオイラを見るとパラパラと優しげな雨音に早変わり。
意外に優しいのですね、雨ってやつは。
さて、まずは本屋へ。
図書館の本もいいですけどね、本屋で新刊本を買うという、このなんとなしに贅沢な感じが雨に濡れた雰囲気を軽やかに押し上げるというもので。
なんといっても新刊の本を広げた時の紙の匂いがね。
これがなんとも言えず大好き。
思わず鼻からス~っと息を吸っちゃわずにいられないですなあ(もちろん買った後に家の中で、です)
そんな麗しき気持ち、まんぱんになるから、たまらないですよねえ。

次はパン屋にGO!
本を汚さずに、読書の邪魔をせず、そしてお酒のつまみになる、サンドイッチなんぞを作らねば。
こぼさずに食べるには、よくある「サンド」よりは「コッペパン」に挟んだほうがエエってもんで。
そんな手頃な大きさなコッペパンを売っているところは大変少ないのですが・・・あるところにはあるってもんです。
そして、最後には近所のスーパーに。
ツナをこんでもかっっ!ってぐらいにタップリ使うのがのむりん流。
お肉~はいらない♪
ピクル~スは欲しい♪
レタス~はシャキシャキ♪
リズムに乗って、卵はマヨネーズと一緒にちょっとあえるぐらいがいいっす!
具はギリギリパンからはみ出すぎないほどに。
フィニッシュに黒胡椒を上から少々かけて、そう、わがままでいきまっしょい。
ここまで、布団から這い出て2時間半程度。
準備は完了。そして、ええ、こっからが本番です。
誰にも邪魔されず、愛する本と、お酒と、おいらと、3者のランデブーです。
物語の序盤、30分ほどかけてとっておきの「エーデルピルス」をゆっくり味わいつつ。
こんな梅雨の日は心温まる本を読みたいなあと、小川洋子著『博士の愛した数式』なんてのを片手にしているわけで。
エーデルピルスは冷え冷えだけど、心はジンワリ燗酒モードです。
本を読みつつお酒を呑むときは、酔い過ぎないことが肝心だから・・・アルコールの度数は高すぎずに、しかししっかり味わえるものでないとね。
エーデルピルスを呑み終えたあとは、コンロの前に椅子をもちこんで、これまた読書しながら『さつま寿 旬』を黒千代香でジジッとさせるのです。
網に載せた黒千代香を、弱火で7分きっかり。
だいたい6分ぐらいを過ぎると黒千代香の注ぎ口から「も、も、もはや・・・タマラン」というようにジュジュッジュジュッと訴えてくるけど・・・そこをもう1分少々サディステックに我慢させたところでようやくコンロから開放してあげてね。
おおう、呑み頃です。
芋汁。芋湯。なんでもいいけど、芋の滋養たっぷりのものに違いなくて。
しかしこんな美味しいものを呑まない人がいるんだよなあ・・・とシバシバ思うのですが、そこは人それぞれですからね。
人との出会いが様々なように、酒との出会いも人様々。
ただただおいらは、その幸せを噛み締めるように呑む。それだけなのですけれど。

外はまだ、少しだけ、雨の様子。
時々サンドを頬張り、『旬』を胃に放り込んで、高校時代以来の数式に想いを馳せたり、ついでに高校時代に好きだった人を思い出しちゃったりして、酒呑み読書はあっちへフラフラこっちへフラフラ、なんですけど、それがまたよかったりして。

雨の音は優しげに、ちょっとしたジメジメはこの時期にちょうど良いアクセントと思うぐらいの余裕を持って、休日を過ごす。
時々、ウツラウツラとくる眠りの誘いには逆らわず、スースーと聞こえる自分の寝息も心地良く。
呑んで、食べて、読んで、寝て。
言うこと、ないじゃない。
完璧じゃないですか。
そんな日があることに、感謝する一日を。ありがとう。
どこまでも幸せな日を、ありがとう。
雨よ、ありがとう。
お酒よ、ありがとう。
本よ、ありがとう。
ああ。外に輝く虹よ、ありがとう。
と、思うのです。
そんなおいらは、とことん幸せだなぁ。
なんて梅雨を、過ごしております。
幸せな梅雨を、過ごしております。

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2009年5月15日 (金)

ハートに火をつけて

あら?

という間に3ヶ月。
ブログを書く、しかもお酒とともにゆるゆるゆらり、な~んていう時間はまるでなかったわけなんですが、いやはやちょいとぐったりんこ。
家に帰ると、いつもなら日本酒なり焼酎なりで一杯やる代わりに部屋の片隅でSimon and Garfunkel「スカボロー・フェア」に耳を傾ける。
繰り返し繰り返し。
ああ落ち着く。
清流が岩に染みいるように、涼しげな何かがおいらの体を通り抜けるよう。

あれ?あんたの大好きなお酒は?
はい。けして健全とは言い難い精神状況だと、気分良く酔えないわお酒も美味しく感じられないわ無駄に杯を重ねて次の日気分悪くなって仕事もイマイチになっちゃったりして、まあ良いことなんてナッシングなわけで。なんていって、言い訳がましく微妙な距離感。
ということで、この3ヶ月間はもっぱらいくら呑んでも何故か酔っ払うことのないビールとか薄目にした焼酎を黒千代香でジュジュジュっとさせた燗で乗り切って。
日本酒ですか?
う~ん。
この3ヶ月での消費量、一升瓶かろうじて一本というところでして。
やはりなんか日本酒は、別次元にあるような。
憂いよりも明日への活力が勝るとかね。
もしくは体のあちこちに無駄な力が入っちゃってるから一度軟体動物みたいにぐにゃぐにゃになっちゃおうとかね。
日本酒を呑むってのは例えれば「真剣勝負の遊び」みたいなもので、ガチンコを楽しもうという気分で呑んだりするので、仕事もプライベートもイケイケドンドコドンな時ならこれ以上ない楽しい仲間なんですが、いまは日本酒から見てもどことなく「呑ませるには張り合いのない」のむりんと映るらしく。
お酒置き場を覗いてもですね、なんか日本酒には背を向かれてるのがわかるのです。
ああ聞こえる。
「ちぇっちぇっ、張り合いないなあ。いまのあんたに呑まれても嬉しくないや。ああ、八幡、ちょいと相手してやってくれよ。薄めてもらってな。ジュジュっとさ。」ってな感じで『神亀』あたりからは全く相手にされず。また今度なバイバイってされるのです。それがわかる、のがツラい。セツナイ。
「しょうがないっすね。私でよろしければダレヤメいたしましょう。しかし、薄めで。」とこれまた同情されてんだかなんだかわからぬままに懐深き芋焼酎『八幡』を2と8で割ったかなり薄めのやつで。
こいつは、ジュジュジュっと焼くぐらいのが、断然旨い。
特に最初の一杯目は、沸騰を免れた幸運の滴が舌で踊るのだからたまんない。
二杯目以降も最初の甘みが口に溶けてその後に辛みがズズンと押し寄せてきますから、呑み飽きるのが無理ってもんで。

いや~いいっすね。
さてもう二合ほどおかわりしようと『八幡』に手を伸ばす。すると「もう、今のあなたはこれぐらいにしときんさい」とやんわり。
え、え、そりゃあないじゃんと訴えても、懐深いが一度言い出したら絶対に自分を曲げないのが『八幡』という酒であることを知ってるおいらは、すがるような目で『さつま寿』に目をやるのだけど「八幡の兄ぃに言われちゃあ」と苦笑いするばかり。
気づくと、酒置き場のお酒たちがみんなおいらに背を向けて眠りについてしまったよう。なんか真っ暗な感じ。
ちぇっちぇっ。
おいらのお酒なのに。
おいらのお小遣いで買ったお酒なのに、おいらが呑みたいときに呑ませない酒ってどうよ?
疲れた体を癒してくれるのが酒なんじゃないんかね。。。

そんな大好きな酒とも、ちょちょっと微妙な距離感とすれ違いを感じる、まるで思春期真っ盛りのような日々をすごしてたんす。

そんな「なんつ~かな~」な不完全燃焼な日々を送ってたおいら、会社にはズルズルと引きずる気持ちで出社して。
仕事に魂入りきらぬのはもはや年のせいなんかと、30代後半がなにいってまんねんというツッコミ覚悟の日々を過ごしてましたが。
そんなある日、後輩となにげない会話をしてたわけです。
休日どんなふうに過ごしてんの?最近仕事忙しいわりにはお互いうまく行かなかったりして疲れるから休日待ち遠しいよな~ハハハ~なんて。
そりゃもう、なにげなく、まさに社交辞令的な挨拶半分だったのですが。

そこで後輩は少し首を傾げてしばし考えて曰く。

「仕事がうまくいかなきゃ、いくら休日に休んだってダメだと思うっす。心安まらないっす。」

いやいやそりゃそうだけどさそうそう毎日うまくいくわけじゃあるまいて。

「ダメな理由によるっす。でも、自業自得なミスをしておいて、それで勝手にやる気失ってるだけならダメと思ってるっす。」

・・・む。なんか胸がジンワリと痛いのは何故?

「俺思うっす。逃げてたら、いくら休日迎えたって心休まらないと思うっす。」

・・・はい。

「結局。仕事の借りって、仕事でしか返せないんじゃないかって。シンプルにそう思うっす。」

部屋の片隅で、三角座りして聞いてたスカボローフェアとは違う、カチっとした何かがおいらの中を通り過ぎる。

そう、確かに。
何か自分の外に今の自分のダメな理由を置いちまったような。
人からの期待は重荷にしか見てこなかったような。
そんな自分は何かからヒタスラ逃げてたんかもしれないっす。

心新たに、家に帰ってお酒置き場を覗く。
むむ。なんか、活力。ぴっかぴかに存在感をアピールするお酒たち。おいらをジロっと一目見るなり、お酒たちが口々に言う。
「ふん。ちったあマシなツラだ。今日はいっちょ揉んでやらあ!」
そう言うや否や、代わる代わるおいらに襲い掛かってくる。
『神亀』、『凱陣』、『風の森』が「俺を熱しろ!」と叫びながら向かってくる。
むむ!ちょこざいな!こっちも、負けるもんかと次々とこれらの燗酒浴びせ呑んだる。
うわあ、左側から『萬膳』右から『萬年』がおいらを押し倒しにかかる。
日本酒も、焼酎も、容赦なく。
おいらは全身で受けたり跳ね返したりしながらガツガツ闘う。
呑むには呑むが、呑まれはせず。
逃げもせず。
しかしひたすら全身で味わうのだ。
ただ、ただ、呑む。
いい、酒はやっぱいいよなあと味わうのだ。呑むのだ。

必要なものが、自分にジジっとよみがえる。
自分自身にもう一度、バックンバックンいわせるやつを。
そう、魂を呼び戻すのじゃ。
明日の活力ガッツリと。
本日も旨い酒を、呑ませて頂きやす。
ごっつぁんです!!!

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2009年2月 7日 (土)

日々を過ごす

仕事、三昧です。
「男はやるときゃやらねばならぬ」というどこで生まれたか知らん言葉あり、おおこれぞその時なんかと思いつつ奮闘しているわけなのですがやればやるほど自分の非力さを思い知らされる毎日だったりする中でいやいや弱音言うなよそれでも結果出すのが男の子だべよだって営業だもんおいらはよとムチ入れて様々な人の協力を得てなんとかかんとかさせてもらっている日々、なんですけどね。
そしてそんなこんなでお酒と縁薄い生活を送ってるということで、これはこれでまたやっぱしセツナイ。
平日に終電間際に帰ってきて、日本酒でも焼酎でもグイっと一杯やりたいところ、でも明日も早くから頑張らないとねとこらえてこらえて布団にもぐるのむりん。くふふ~。だって呑み始めたら一杯で終わった試しないからね。意志薄弱のむりん、ここにあり。
だから呑まない。
呑めない。

ということで最近のお酒シーンといえば、先日嫁まるちゃんの誕生日祝いでようやくあの玉寿司にいけたこと(これはこれで長文のブログを書きたいぐらいなのですが)、これまた嫁まるちゃんが高島屋の抽選で購入券が当たった『村尾』を購入した・・・ぐらいでしょうか。
しかしまあそれはそれとして最近富に、仕事って面白いもんだよなあ、と思ってます。
仕事そのものというより、そこでのスペシャルでミラクルな人との出会いとか、仕事に行き詰っているとあれなんでそこでこういうヒントに出会えるのかなあなんていうものに巡りあったりと。
そう、僕たちの周りには示唆に富むものが満杯。
俺の周りにはいったいなにが詰ってるねん!と思うことしばしば。
必要なものは必要なときに出会えるんだよ、なんていう先輩の言葉もありましたがなんだかそれわかるかも、な毎日です。
なんて書いても、他の人はわかんないっすよね?
いや、おいらもよくわかってないのよ実は。
でも、仕事での出会いとかそういうのを通して、何かがじんわりと伝わってくる今日この頃。
なんていう時期であります。
大人になって遅れてやってきた、思春期なんてのもあるのやもなぁ。

今日は土曜、朝九時から会社で仲間との打合せを終えて先ほど帰宅。
家に帰ると、出かけている嫁からの伝言メモ「冷蔵庫の中のカニを今日中に食べて!」というのと、妹からの「食べきれない!干物とエンガワのキムチ和えをおすそ分け~」の伝言とお土産あり。
そう、必要なものは必要なときに出会えるのでしたな!
ということで、さっきから燗酒三昧。
「大七 1992自然酒キモト」「八幡」「初霞 にごり米濁」「さつま寿旬」「おこぜ H12BY」「鷹長」「あづまみね」「不老泉」・・・俺の体の中の血と水全てを酒に変えてやるーー!ぐらいの意思をもって、それでもしかし静かにゆるりと呑んでます。
ビール?いらぬ。
テレビ?いらぬ。
音楽?いる。
好きな音楽聴いて、今日のボクを待っていてくれた肴とお酒にまみれにまみれて、いまボクはここに存在するのだ。これまたなんて幸せなことか。

先日、嫁がふと漏らした一言。
「この空気を当たり前に普通に吸えることに、感謝できる人になりたいなあ」
という言葉が。
いまこうして1人呑んでいるボクの耳にこびりついて離れません。

お酒とか、仕事とか、人との出会いとか、いろいろぐるぐるまわりはじめてきたこののほほんのむりんもいつの間にやら社会人10年目なんだなあ。なんて思ったりしてね。
伸び盛りの後輩の育成も任されているわけで、ここはおいらもその後輩のググっとした日々の成長に負けず(ほんと日々成長するもんなのね、ビックリ)、グググっと伸びるべき時期なんだすかなあ。
なんてワクワクした毎日でもあるんでやんす。
感謝と言うのか。
いやいやもっと素直にありがとう、と口にすべきなのか。
ま、もうしばらくはけっぱっていきまっしょい!

今日はこれから新宿の、今年になってから毎週並んで席を確保している深夜寄席にいってきます。
笑う門には福来る。
今年の目標。
周りの人とその空間を、少しでも温められるような人になりたいなあ。
なんて殊勝なことを念じつつ、最後の燗酒をクイっと呑んで。
いざ新宿!であります。

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2009年1月17日 (土)

抱負のようなもの

う~ん、やっぱ『余韻を残せる』ことなんですかね。
何がって?
えーとなんというか、呑んでいて気持ちの良いお酒の条件ってやつです。

一昨日の接待では『金の露』『萬年白麹』のお湯割をシコタマ呑んで。
昨日は会社の友といろんな話をしつつ、終電までず~っとビールを呑み続け。
そして本日は、嫁まるちゃん不在につき1人『竹鶴』をカッチカチに熱くしたのを呑んでます。
肴は、茄子を細かく切り刻んで神亀の酒粕をドドっと入れて塩と鰹節と醤油を垂らして炒めただけという、飾りも無ければ艶も無いものなのですけれど。これを食べてお酒呑んでいると、まるでシンシンと雪が降り積もるかのよに。何かが心に募りゆく、のであります。

一昨日、接待ということをまるで忘れて皆さんと呑んでました。
昨日、話せば話すほどに心和んで聞けば聞くほどに愉快な呑みが出来ました。
いや~仲間ってすごい。
みんなと呑む酒はこんなに旨いのか、って改めて思いつつ、今宵は1人。
でもでも、本を片手の1人酒ってのもとてもとても大好きで素晴らしいものなのです。

今年は、今呑んでいるお酒のようにちょっとばかり深く、そして温かい人になれますように。
ずっとずっと、このような素敵な『余韻』を毎晩綿々と連ねられますように。
そんなリレーを楽しむかのように、そして”ありがとう”を胸に、美味しいお酒を皆様と呑んでいきたいと思っております。
どうか皆様、本年も宜しくお願い申し上げます。

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2008年12月30日 (火)

今年も終わります

うおー。
今年も終わる・・・らしい。
なんかあまり実感沸いてないんですが、ここ数年は年の瀬になっても「年末が来たなあ」っていう気がしませんね。
なんででしょ。
そういや、近所のおっちゃんが言ってました。
『昔はな、年末ってもっともっと寒かったんだよ』と。
そういやそうだったかもしれんにゃあと空を見上げても白いものが振ってくる様子はまるでありませんが、とにかくこれから年末のお休みを満喫せねばね。

冬篭りの準備はOK。
お酒はいま実家で開封済のは『H15BY 旭若松無濾過生原酒』と『H9BY 鷹勇山廃純米吟醸』、そして『薩摩の薫』。
これで十分かなあと思うのだけど、無くなったら蔵に寝かせているものの中から適当に1本取って来てそれを呑めば良し。
あと2つの近隣の図書館を嫁分のカードも駆使して本をどっちゃり借りてきました。
浅田次郎『輪違屋糸里』、これまた無理やり泣かすんだろな~。
それと伊坂幸太郎の本も5冊ぐらい纏め借りましたしね。
ちょいと活字に疲れたら、マンガ『三国志』で。
これまた何十冊もあるんですが、トランクに本とお酒を入れてこれより田舎へレッツゴーであります。
布団に包まりつつ本でも読んで、御節を食べて、お酒を呑んで。
英気を養って新年を迎えたいと思います。

これを読んで下さっている皆様、今年も大変お世話になりました。
来年も皆様にとって素敵な年となりますように。

そして是非!またオイシイお酒をご一緒させて下さい。

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2008年11月24日 (月)

酒呑妄想族伝説

声が出ず。まるで出ず。
今年の風邪は喉に来るとは聞いてましたが、森進一もかくほどにはというぐらいに見事なほどの声のカスれっぷりなのです。
そんなわけでおばあちゃんに造ってもらった半纏着てティッシュにゴミ箱抱えてこの3連休を過ごしちょります。
きっとツワモノ飲兵衛達は「喉を消毒」とか言ってお酒を呑みまくりだったりするのでしょうが、ヘタレのむりんは風邪のときは一切酒を呑まず。
やっぱ体調万全にした上で呑まにゃあお酒に申し訳ねえってもんですしね。
ということで、体調バッチリなら冬の青空を窓越に見上げながら燗酒一杯ヌクヌクほっこり・・・というはずだったんですが、炬燵に入って温めた東頂烏龍茶に無添加あたりめ合わせるという慎ましい日々。ちなみに先週日曜の伊勢元さんのところでの「日本酒を愛でる会」以来呑んでませんから。
もう『妄想族』でもしてないとヒマヒマな上にセツナサに押しつぶされちまうってモンです。

さて、その『妄想族』ですが。
やっぱ酒呑みとして死ぬまでに実現させてみたいもんよなあ・・・と言うものはデスね。
プライベートブランドのお酒ってのを造ってもらいたいもんですよねえ。
タンク一本分、まるまると自分だけのお酒をつくってもらうのです。
そう、『のむりんブランド』とも言うべき自分だけのお酒なんです。
スペックもなにもかも、もう自分のだけってやつね。
「おおぅ、そんな酒なら俺も呑みて~~!いや、呑ませてくれ~」と、全国のお酒好きの人たちが腹で唸っちゃうようなお酒でがんす。
日本酒も焼酎もそれぞれ一造りだけ、それもどこの蔵元でもいいってわけじゃなくて大好きな蔵元さんと杜氏さんに頼んでね。

まんず、日本酒ならどんなのがいいべかなあと。
やっぱ米選びからでしょう。
酒米の王様「山田錦」、優しげ且つ味わい深い「美山錦」、複雑味が魅力の「オオセト」などなど悩みますけどねえ・・・。なんつっても一生に一度ですから。
まあ、でもやっぱここは「雄町」でしょうなあ。なかでも、赤磐雄町とか備前雄町とか言われる岡山県南部産のね。
磨きはやはり50%ぐらいでしょうか。
雄町はこの辺がやっぱ旨みが強烈に出るような。(磨いてないのも旨いけどね)
おいらももちろん米造りからやるわけですよ。
無農薬で栽培するために毎日毎日田んぼの雑草取って、夏には台風が来ないように夜毎お祈りしてね。
それを乗り越え、その雄町のたわわな秋の実りを掌に載せて思わず涙ぐむシーンが目に浮かび・・・妄想族、止まらず。
そして造りはどうするかと。山廃も悪くは無い。
が、ここはやっぱ『生もと』それも酵母無添加でいきましょう!
濾過も本当に最小限の「無濾過」もので原酒詰め。
タンク一本で一升瓶600本ぐらい取れるぐらいの量を造ってもらうこととして、やっぱ熟成してますます旨くなってもらいたいですし。(そうじゃないと呑みきれんよ)
ただしそれだと「なんだよ竹鶴の生もと呑んでりゃいいじゃん」と言われたらそこまでなんで、ちょい違うところも打ち出さないとね。
まず火入れや生酒はもちろんのこと、「雫取り」や「活性にごり」そして「おり酒」なんかもあってもいいかなと。
ギュギュッとセメたのを集めたのもいいでしょうし、ソコはもう思うが侭なものが欲しいよなあと。あ、酒粕ももちろん大切に・・・
そして600本近くは全てうちの実家の蔵に格納。
生酒は冷蔵庫熟成と蔵での常温とで半分ずつ寝かせてみるから、毎回呑み比べも出来ちゃう。(どんだけの冷蔵庫が必要なんだというツッコミはさておき)
これをケースにいれて、蔵内でどどんと積み上げる。もう圧巻ですよ!!
一本一本新聞紙に包んでね。大事に大事に寝かせるのです。
どこかでお祝い事があればこの酒を持って駆けつけみんなと呑み交わすわけです。
もちろん自分には普段呑みとして常飲出来ちゃうわけで。
いやいや、素晴らしいなあ。
ああ、肝心なことを!どの杜氏さんにお願いするべきなのかと。
「生もと」の酒造りが出来る方となると限られるわけですが・・・。
妄想族の技を持ってしても、ここをどなたにお願いするかは決め難いものがあり。
竹鶴の石川杜氏を越える生もとの造り手がいるのか、あるいは・・・
これは悩む悩む。
今日一日中悩んでましたが、結論出ず。
皆さんだったらどなたにお願いすべきと思いますかねえ?
あ、ラベルは地酒星人さんにお願いして書いてもらおうかな・・・
『のむりんブランド』に相応しいとっておきのやつを。
ええと報酬はですね、無くなるまで毎年必ずお酒を届けるというところでどうでしょうか?
いやいや、けして悪くない条件ではないかと思うのですが・・・

焼酎はですねえ、これも米やら麦やらありますが、ここはやっぱり”芋焼酎”でしょう!
芋焼酎は、おいらにとっては理想とも言えるのが既ににありますからね。
そう、「八幡」です。
これをあるいは凌駕しちゃうようなお酒を造ってもらいたいのですが・・・
その為にはどうするべかと。
芋の種類は『黄金千貫』でいいでしょう!
朝堀りしたてのぷっくりとしたこの黄金千貫をタップリ使うんです。
あ、もちろんおいらも芋堀りはもちろん皮を剥いたりするところもいっしょに手伝いますから。
芋麹にすべきかそれとも米麹でいくのか。
芋麹はいまいちスッキリしちゃうイメージがあるんですよね。
だからここは米麹。
タイ米ではなく、国産のにしましょう。
麹は当然『白麹』でいきますね!
燗にしてフクヨカ、旨みタップリのホックホクにしてもらいたいものですからここは当然の選択でしょう。
で、肝心要の蔵元さんは南薩・川辺町の蔵元さん、ずばり尾込さんお願いしますっ
「あれ、スペック的にさつま寿とかぶってるじゃん」
と思っているあなた!
ここが違うのです。
そう、1次も2次も全て「甕仕込み」にしてもらいますねん!(妄想族の特権です)
そして、あの今や幻になってしまった『さつま寿 中垂レ』以上の味を求めたい。
ハナタレはハナタレだけを詰めてもらい、末垂も大幅カットの原酒44度で出してもらってね。
名称もずばり「のむりん寿」でいかがでしょう。
出来立てを詰めた「のむりん寿 旬」、無濾過焼酎「のむりんろかせず」、10年寝かせた「いにしえ のむりん」、ハナタレを集めた「喚火のむりん」、毎年4月3日(のむりん誕生日)に「のむりん 桜」・・・ツッコミどころ満載のネーミングは置いといて、夢は膨らみますわホント。

いやいや、昼から悩んでたのにあっという間にこんな時間です。皆さんならどんなお酒を造ってもらいます?やっぱそれぞれこだわりたいポイントってありますよね~。
妄想族は留まるところを知らず。
酒を呑めずとも、そう、お酒とはこんなにも楽しいものなのです。
それでも、明日にはちょこっとでも呑めると嬉しいなぁ。

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2008年10月31日 (金)

明日という日まで・・・

明日という日まで・・・

あと一時間?

何を待ってるのかって、11月1日を待ってます。
何の日?なんて言わせませんぜ。
そう、『焼酎の日』!これを待っているんですな。
この日に呑もうと傍らに置いてあるのはこの2本。
言わずと知れた「ザ・のむりんスタンダード」の『さつま寿』と『八幡』ね。
鹿児島は川辺の、幸せの黄色いラベルを持つこの芋焼酎を呑むざんす。

もち、黒千代香で熱してね。
しゅっしゅしゅっしゅと、これで焼いたのが旨いんだなぁ。
襟を正してこの日を迎えるため、今日はまだ焼酎を呑んでないおいら。

まだかいまかと、時計とにらめっこしつつ、じりじりと待つ。
先に呑むのは『さつま寿』でしょう。
スッキリとマッタリの中間にあるこの白麹で造られた『さつま寿』、想いを込めて温めるとこれまた更に旨いんですよね~

その後は不動のクローザー『八幡』で!
もうこの焼酎との出会いがおいらの全てと言っていい。
もはや言葉はいらない。
ただただ、呑む。熱して、呑む。何度も何度も、それを繰り返すだけである。

しかしそれにしてもまだかいな。
じりじり。じりじり。
まるで自分が黒千代香で熱せられてるように、じれったく待ち遠しい。
しかし待ち遠しいが、待つ価値があるんである。
日本全国焼酎ファンの皆さん。もうすぐです!
もう呑んでる人もそうでない人も、自分の大好きな焼酎を杯に入れて、さあ乾杯のご準備を!
時間になりましたら、全国津々浦々で乾杯の雄叫びをあげまっしょい!

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2008年9月30日 (火)

明日という日は

日本酒の日であります。
禊も無事にすませて、いざ心ひたひたになるまで酒を呑まんとす。

ミソギ?ハテ?と思っているそこのあなたに説明しましょう。
なんとのむりん、年に一度の特別なるこの日を迎えるため、今日まで一週間も禁酒し
ているのであります。
温かいお酒が殊更旨くなってきたこの季節に、それも秋の味覚テンコモリのこの時期
だというに。
それもこれも、この日に口にするお酒がより特別なものとなるよう、体から一度アル
コールを除いて迎えようではないか・・・という想いから。
それにしてもこんなことが出来るなんて、おいらはもしかすっとマゾ体質なんかもし
れん。

何を呑むのかって?
ええ、もう決めてますよ。
正確に言うと、一年前のこの日から決めているのです。
はい、昨年の日本酒の日に同じ時間を過ごすことが出来た『悦凱陣』の蔵元・丸尾さんとの思い出よ再び。
『悦凱陣 H19BYさぬきよいまい(KU16)無濾過生原酒』
これしかないのです。
改めてあの僥倖の意味を実感しつつ、去年書いたブログを読み返してみました。
ああ、あの時に触れた黄金色の稲穂が酒となり僕の体に入ってくる。
日本酒は米から出来ているということ。
そんなことは頭でわかってはいたけど、自分の中で初めて繋がるような気がしてます。071001_1539012

『悦凱陣』ならば米は山廃の赤磐雄町や讃州雄町、そしてオオセトなどで造られたお酒がより凱陣らしい魅力が出ているよなあと思うのですが、去年の出来事以来この『さぬきよいまい』は僕にとって特別な米。
日本酒の日はそのお酒を呑んで迎えたいと思ってます。
どうぞ明日は皆さんも一番呑みたいお酒!大好きなお酒!を呑んで酔い一日を~!

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2008年9月14日 (日)

秋という季節には

空を見上げると随分と雲が高い。
おおよ!秋だなあ、と。
時折入道雲がモクモクする姿は見えれども、それはもう雲が最後の力を振り絞ってる夏の後姿。
夜になれば鈴虫の鳴き声も耳に心地よく、ああ今年も夏は終わったのだなあと思い知らされるのです。

そうなりますと。
秋の味のするお酒が呑みたいよにゃあ。
まずはビール。
プレミアムモルツやエーデルピルスのような麦芽とホップと水だけで造られたプレミアムビール(プレミアムではなく、こうしたものこそスタンダードと呼ぶべきと思うのですが)はもちろんキリンクラシックラガーやらサッポロラガー(赤星!)やらも殊更に美味しい、ちょいと麦の苦味が旨味に感じる季節。
呑み方だって、もう夏とは違いますからね。
呑みはじめのビールもゆっくりと呑みましょう。
体内の水分を補うかのようにガブガブ呑むのではなく、一口ずつゆっくりと口に含むのです。
けして冷やし過ぎない、麦麦としたビールをゴクリ。そして、プハ~。
一呼吸おいて、ゴクリ。またまた、プハ~。
一口一口の記憶を舌に残すかの如く、そう、やっぱ夏とは呑むリズムが違うんです。

お次は程よい熟成期間を経て黄金色に輝く日本酒を、ゆったり温めます。
はい、しばし我慢ではありますがこの我慢がまたさらに酒を旨くするのです。
出来れば火入れをしたもの、それを3~5年ぐらいしっとりと熟成させたものがいいですなあ。
米は山田錦とか美山錦を使用したお酒なんてどうでしょう。
銘柄で言えば『日置桜』とか『あづまみね』、押しが強すぎずしかし口に含めば揺ぎ無い旨みを感じるこれらの燗がいいんでないかい?
で、これにあわせてサンマを焼いて食べてみたりして。
1尾じゃセツナすぎるから、やっぱ2尾は欲しいよなぁ。
それを七輪でチリチリ焼きつつね。
風の無い中でサンマを焼くと煙は真っ直ぐと空に伸びていって、その傍らには野良ネコがいたりして。
焼きあがったサンマの頭と骨をほぐして冷ました後は傍らのネコにお裾分け。
おいらはゆっくり身と腸をお酒と共に頂くわけです。
あふふ~。
想像だけで至福の世界ですねぇ~。
ここで結構満足なはずですが、欲深き酒呑みは最後七輪の余熱で愛してやまない芋焼酎『八幡』を温めて頂くのです。
これこそ秋の一日の呑み納め。
だってこの比類なき土の滋養とも言うべき味わい深いお酒の後に呑めるものなんて、そうそう見あたらないですから。

季節に合わせて映える酒、地の物に合わせて生きる酒、殊更秋という季節は酒を輝かせてくれるものですよね。
ほんと有難くて、愛しくて、感謝に耐えないお酒たち。
そんな秋を迎えたというのに、最近世間を賑わす許されざる事故米偽装転売問題。
今回の事件が原因で、本当に愛されるべきお酒や造り手の方たちまでもがいわれの無い中傷などを受けませんよう。
そんなものとは関係無く真摯に酒を造ったりしてきた人も多いのです。
そうした方達を敬う者として、今回の問題については無闇に騒がず、惑わされず、しかし決して見過ごさず。
そう自戒しております。
心から自分が呑みたいと思えるお酒やその造り手の方達に出会えること。
それ以上でもそれ以下でもなく、様々な出会いを通してそんなこと出来る酒呑みになれたらば、ただただ倖せだよなあと思うのです。
いま自分が本当に愛すべきお酒を正面に置いて、ゆるゆるゆらゆらとお酒を愛でていきたいよなあ。
そんな秋の始まりの一日をに、改めてそう思うわけであります。

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2008年8月29日 (金)

八月のとある土曜日の話なのですが

嫁まるちゃんが家に不在だったのです。
ええ、珍しいことです。
そして普段の休日はといえば昼近くまでずーーーーっとただただ寝てるオイラ。
でも嫁不在の日に限って何故かスパスパッと朝だというのに目が覚めちゃってね。
ええ、これまた珍しいことです。
さて1人でどうしようかなーと顔をジャブジャブ洗って朝ごはん作ってモグモグと頂いて歯をシャコシャコ磨きつつ考えた・・・そうだ、未知の街へ行こう。
そう、散歩しつつ趣味の酒屋さん巡りってやつ。
今日も街のどこかにボクを待ってる酒がある、のを信じて街へ出るのです。

電車に乗り込み、目星をつけた駅で取り合えず降りてみる。
改札出たら大通りを進む?それとも路地裏入っちゃいます?なんてのも思いのまま。
いつもは隣から歩くのが早いとか路地裏につっこむなーーーとか腕を引っ張られるのですが、今日は1人。
誰も気にせず、誰からも気にされず。
どんな出会いがあるのやら?とほのかな期待を酒用バックに詰め込んで、スタスタスタタとあの道この道ゆくゆくだけであります。

まずは一軒目。
線路脇にある酒屋さんを見つけましたがな。
中は・・・うわわ、お店の電気もつけずに暗い雰囲気。
だけどフラリと入ってみますとですね。
「光はお酒の大敵です」という張り紙があってね。
こりゃあ結構期待できたりして。
そしてこういう予感は得てして的中。
やっぱありましたよ冷蔵庫の隅の方に、なんともまあ見事な熟成酒。
うわあこんなのあるんですかあと思わず感嘆の声をあげちゃう。
そのお酒はもはや蔵元にもありませんから、と誇らしげに胸を張るレジの前のおばあちゃん。
よくまあ気付いてくれたわねえ、どちらからいらっしゃったの、あらあらそんな遠くか
ら。うちもいろいろ実験的にやってみてるつもりなの。うちの息子がねぇ●※△な上に
お嫁さんも◎$◆▽なのよ。だからうちはこういうのにこだわりたいのよ。
ホホホと笑うその顔は「充」という言葉そのまんまにみえるこちらのおばあちゃん。
ひっそりと置かれていたこの生もとのお酒。
すんませんじゃあ今日はコレを頂いて帰ります、とおばあちゃんの皺くちゃの手に渡してお会計済ませてね。
ええなあ。いい一日のスタートですなぁ。

よしよし軽快なスタートじゃんと足取り軽く次なるお店へ向かいますと、何やらその店頭に張り紙が。

今月でお店を閉めます。

そんな意味のことが、書いてありました。
店頭で立ちすくんでいるわけにもいきませんから、とりあえず入ることに。
自分以外に客はおらず、ぶ~んという冷蔵庫の音だけが鳴り響いてて。
冷蔵庫を開けてお酒を取り出す時の音も、カチカチと何故か普段より大きく聞こえるわけで。
倉庫を整理してたら出てきたという熟成酒を何本か陳列しているとのことでしたが、中でも復古米の『強力』を使った鳥取の蔵の日本酒が気になる。
四年熟成の無濾過生原酒。
程よい期間ではないですか。
それを片手にレジにいきますと、丁寧な物腰のご主人が。
少し、話をさせて頂く。
もちろん「どうしてお店を閉めるのですか?」なんて聞けるわけでもないのですが、また来ます、とも言えぬ帰り際。
もっともっと、世の人が美味しいお酒を呑んでくれればいいのに。

それから二時間ぐらいかけてズシっと酒用バックが肩に食い込むぐらいに歩き回りいよいよ足が重くなってきたかなあと感じはじめてたら、折り良く来た時とは別の路線のとある駅に到着したんで本日のお散歩これにて終了。
電車に乗っている間に激しい雨が降ってきて、あらら傘なんて持ってないのにと思ううちに最寄の駅まで着いちゃって。
お酒を数本持って走ってるうちに何かの拍子でお酒が割れたら嫌ですからねえ。
走って帰るわけにもいかず、ここはもう諦めて駅から自宅までビッチョリ濡れつつ歩きましょうか。
誰もいない家に帰ったらちょっと熱めのシャワーを浴びて、出たら出たで冷蔵庫の中にあった麦酒をプシュシュッ。テヘ。『琥珀エビス』。これをずっと取っておいたのだ。
で、オリンピックみながら、ちょいとうたた寝。
これまた贅沢だわぁ。

で、起きたらもう夕方で、その後はT君夫妻と合流して三人で上石神井に。
ええ、居酒屋「作」に決まってますよ。
夏の夜、夕涼みがてら友と燗酒尽くし。
これも贅沢ってもんです。
ここでは銘柄はマスターにお任せしちゃうのが一番。
こんなの呑みたい、ってのをお伝えすると、もう見事なチョイスで美味しいお酒が出てきます。
「山廃のお酒で旨みがノリノリのやつを」⇒日置桜の強力
「熟成したゴッツイの」⇒竹鶴のH12BY
「口当たり優しいの」⇒鉄人うすにごり
「にごったの」⇒生もとのどぶ
もちろん全て燗ですがな。
食事も美味しくてね。
そして3人で楽しく食べて呑んでたら、携帯にメールが。
あ、嫁が家に帰ってきたようで。
程なくしてお腹一杯燗酒いっぱい心も満杯!になったんでそれぞれ家に帰りましてですね。

家に着いたら嫁がどんな1日だったの?と聞くので、いや~寂しかったですよと。
ほんと?いやいやホントです。
1人でどうしたらいいか良くわかんない1日でした。
何をしてたかって、起きて朝ご飯つくって食べてそのあと散歩してでも途中で雨に降られたりしてもう大変でその後はふらっとT君夫妻と今まで呑んでただけよ。
お酒買ったのかって?うん少しだけね、小さい瓶のやつ。
なんか全然寂しそうじゃないじゃんって?
いやいやそんなことないですよはい。
でも今日もお酒に囲まれて、友と語らって、そんな1日でありましたけど。
たまにはこんな1日もエエよなあと思うのでありますけど。
そういうことは、『こっそり』と思うことにしてますので。
いや~寂しかったんだよねえ。
と繰り返す、とある八月の土曜日なのでありました。

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2008年8月 4日 (月)

スッカスカからジュクジュクに

スッカスカに。
なんだかもう体全体が網戸というか蜂の巣みたいにスッカスカになってたわけなんです。
なんでかって?
そう、そりゃあまるで晩酌が出来ないような日々がずずずっと続いていたから。
この一ヶ月ででまともに酒呑んだなあというのは、伊勢元さんの日本酒の会の時ぐらいでしょうか。
7月に入ってからというもの、日本酒も焼酎も家で呑むこともなく、寝る前に軽くロックで梅酒を一杯か麦酒で喉の渇きを取るぐらい・・・そう、それではカラカラスッカスカになるというのも、なんとなくわかってくれるというものでしょう?

それでですね、ようやく先週金曜日に『とりあえず、やるべきことはやったよなぁ』という日を迎えることが出来ましてですね。
昨日土曜日はもう、果てしなく寝れるんじゃないかってぐらいグースカ寝まくりまして。
なんかいろんな夢を見たような気もしますが、不思議にお酒が出てこなかった。

で、のっそりと起きた後は嫁まるちゃんと急遽江戸川の花火でも見に行くべえかあと。
花見と花火は日本人としては外すことの出来ない行楽ってもんですからね。
そしてこうした行楽は『準備に始まり準備で終わる』というのが鉄則。
食事はまあ、せっかくですから小岩駅商店街であれやこれやと買うのもいいいでしょう。
しかしながら、お酒はそうはいかんのだす。
数ある出店の中でも、日本酒を出しているお店、ましてや燗酒を出すところなんてまずないですからねえ。
麦酒ももちろんいいですが、花火に合わせるにはやっぱし日本酒を持って行きたいものですから。
本日は気軽に呑めるような銘柄がいいよなあ、ということでお酒置き場をゴソゴソやりましてムムムと何種類か悩んだ果てに選んだのがコレ!山廃純米酒の『宮の井』!
奥播磨の地元ブランドのお酒ですが、熟成させた上で一升瓶で2,000円を切るというのがシブい。
これを多少熱めにしたものを2合瓶に入れなおして、瓶から漏れないようにキュキュッと蓋を閉めまして。
あ、もちろんお猪口も忘れずにね。
ほとんど外呑み専用のお猪口なんですが、これも割れないように新聞紙に包んで持参です。
どんなに旨いお酒でも、紙コップとかプラスチックの容器入れたら美味しさは半減どころかほぼ無くなっちゃうってもんですから。
そして冷凍庫に半日置いた半氷の水も持って、暑さ対策とチェイサー対策もバッチリ!
さあこれで『準備』も完了でやんす。

商店街では焼き鳥やら枝豆やら御新香やらイカ焼きやらあれやこれやと買いまして、花火開始の2時間前に会場に到着。
結構遅めの到着でも、それでも花火を楽しむには良い場所を取れるのが江戸川の花火の良いところ。
ここで嫁まるちゃんの大好きなポテチを開けて商店街で買ったあれやこれやも食べつつ、いい感じの燗冷ましになってきた『宮の井』をお猪口にクイクイッと。
これを片手に嫁まるちゃんと久々の語らいでやんす。
仕事がなかなか片付かなくて毎日帰りが遅かったもんだから、家は寝て起きるまでの束の間の居所でしたが、嫁まるちゃんには毎日朝早く起きてお弁当作ってもらったりしてほんと感謝感謝であります。
会話と言っても、おいらももうほとんど仕事の話しかなくって。
いま思い返しても仕事漬け、そしてあっという間の一ヶ月だったんですなぁ。
嫁の話も、なんだかヒサビサにいろいろ聞くわけです。
あれそんなこともあったのー?それは知らなんだー。え?一回言ってる?あれ、覚えてないなあ~、最近なんだかイライラしてた?おいらが?うっちょーーん、おいらはいつもにこやかじゃんよ、もしや朝のことですか?そりゃあ誰だって朝は機嫌よくないもんよ眠いもんよ、昼間のメールがなんだかイライラしてる感じを受けるって?それは気のせいってもんですよ、いろいろ無理してるのかって?ぜんぜん無理なんかしてませんよでもお酒は随分呑んでませんね確かにね手は震えるようなことはないけどなんか満たされない感じがするってもんだよね、なんてたわいもないことばかりでしたけど。

そんなこんなで花火が始まる前にもう2合あった日本酒なんてほとんど無くなっちゃってですね、おまけにそのコロにはヒサビサのお酒が体全体にぐるぐる廻って横になるしかないって感じになっちゃったりしてね。
もう、瞼がくっついちゃうような勢いなんです。
ドンドン鳴り響く花火の音を腹に受けつつ、辛うじて片目を開けて見る花火。
ムム、見事なり。華麗なり。
んでもまあ、そのうち音は腹から頭にズンズン来るのです。
これがまた瞼にも心地良くて。
ググッグー。と、いい感じで寝ちゃいました。
あ、でもですね、花火は瞼の裏側にも結構綺麗に見えるわけで。
それに、ここぞ!って時の花火の時には嫁が起こしてくれるますから。
おおぅ、見事なり大輪の華よ!
花火を見ながら周りの人と一緒に拍手をする。
手の動きはちょいと怪しいですが、いやいや感服してます。
地元で呑まれているであろう『宮の井』がもうグルグルまわってるんですが、でもこれでスカスカしてた体が少しずつ潤っていくわけで。
復活。復活。復活。と、呪文の如く唱えつつ、もうあと一杯を欲するわけです。

週明けに、お酒も半ば絶つぐらいにおいらとしては珍しくゴリゴリやってきた仕事の結果も出てくるようです。
やっぱ結果が気になるんですが、まあそれはまた週を開けてからの話ですからね。
とりあえずは結果にかかわらず、一仕事を終えた後のお酒と花火とを満喫であります。
ドーンドドーンと鳴る花火に、ズーンズズーンと受ける腹と頭。
ほろ酔い加減で幸せっつーのか、なんというのか。
ま、こういうのも、ええもんです。
まああと30年ぐらいはね。
良い仕事と良いお酒。
この2つとうまく付き合っていきたいもんだなあと思うわけでありますから。

さ、いよいよ夏も本番ですから。美味しいお酒を呑んで乗り切っていきまっしょい!!

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2008年7月14日 (月)

もちろん麦酒だって

一手間を疎かにしないこと。
これ、美味しいお酒を呑むときの約束事でありますね。
日本酒しかり、焼酎しかり、身をもって体験してきたのであります。
じゃあ麦酒ってどうなのよ?
という疑問に応えてちょーだい!ってことで、先週土曜の話になりますが行って参りましたよずずん!恵比寿麦酒記念館!
サッポロビールの『エーデルピルスを満喫するスペシャルイベント』というイベントに応募してまたまたお酒に運を使い倒して見事に当選ざます。
限りなく下戸に近いが酒の味には何故かウルサい我が家のご意見番嫁まるちゃんをお供に麦酒のお勉強に向かったのであります。

折り良く?梅雨も真っ盛りで不快指数も急上昇でしてね。
ほんとビールがスキスキっと旨く感じる時期なんであります。
さてさて本日のポイントは
・麦酒は三度継ぎで旨い
・麦酒にもあるよマリアージュ
の2点。
お酒への一手間と料理との相性でどう味わいが変わるか?これは普段から日本酒や焼酎に対して思っていることと一緒ですね~。
普段は乾杯日本酒フィニッシュ焼酎という、あまり麦酒と縁のない世界にいるから、ここらでイッチョ世界を広げますか!!と勇んでの参戦でありんす。

さてさて、当日は恵比寿麦酒記念館のなかでも一般の人は入れないというエリアに通されてですね。
いろいろとビールについてまずはお勉強。
うむむ、いきなりは呑めないのね・・・(ちなみに、昼の部だったのでこの時まだ午前11時ざんす)
そんなこんなで20~30分を過ぎた辺りでしょうか。
ようやく麦酒の三度継ぎを実地体験の始まり!
コップは二つ用意されてて、普通に一度だけ注いだものとの飲み比べも出来るようになってます。
じゃあまずはフツ~に一度注ぎを頂く。
ゴクリといきますとふむふむ、ピルスの味わいなのか、苦味と甘味がそれぞれ強~く主張してる感じ、味わい濃厚で押し出しも強いですね。苦味と甘味の味わいが強すぎて少し味がバラける気がしなくもないですが、これは美味しい。
嫁まるちゃんも「ほほぅ」と渋く唸りつつ一口。
じゃあ次に三度継ぎです。
ちょいと時間は要します。
まずは半分ぐらいまで、勢い良く注ぐ。もちろん、泡泡としてます。
そして泡が落ちつくのを待ち、次に優しくコップ一杯になるまで注ぐ。
泡上部の大きな泡が落ちつくのを待って、更にもう一注ぎ。
ここまでなんだかんだで2~3分は要するでしょうか。
まるでソフトクリームのようにポワンと盛り上がる白い泡。
こいつを上唇で蓋をしながら琥珀色の液体をゴクリ頂くわけですが・・・ムム!こ、これは?!
「さっきの一度注ぎのとはちゃう。味わいがまるでちゃうで!」
おお、下戸の嫁も目を見開きますがな。
この人はお酒に対して砂粒ほどのロマンをもってないから意見はいつもストレート(そんなときはいつも関西弁に戻る)。
先ほど感じた味わいのバラつきは無く、円やかでそしてバランスの調和が!
うむむ、単体で呑むとこれだけ味わい違いのかよ~

いや~三度継ぎの方が必ずしも旨いとかということでなく、この味わいの違いが面白い。(スパイシーな料理には一度注ぎも合うらしい)
さてさてお次はマリアージュざんす。
・ジャガイモのおやき
・タイ風豚肉グリル
当然このオツマミに麦酒が合わないわけが無く。
それにしてもジャガイモのおやきにあわせるナンプラーのソースが旨さ際立ってましてね~。
家までの帰り道にナンプラー買いましたもん。
普段はお酒呑まないはずの嫁ですらこれにあわせてグビグビやってましたから。
ちなみに、麦酒に合うおつまみは塩と脂とタンパク質だそうです(ビールにはない成分なんですかね)。

しかしこれをツマみつつ麦酒を呑むと、あららやっぱり急激にお腹が膨れていきます
ね。(それが麦酒ってやつね)
それにしても、ああ、旨し。
満足満足だよね~なんつって嫁とお腹をさすっておりましたら・・・あれ?
なんだか前に立派なサーバーがあるよ。
こ、これは・・・もしや?
た・・・樽生?樽生ですか?
もしかしてエーデルピルス樽生っすか?
ええ!これが呑めるの!!
飲食店さんだと一杯おいくら?の樽生飲み放題だそうです。
お腹さすってる場合ちゃいますねん。
これを呑まねば!

で、この三度継ぎのが来たのですけどね、これがまた・・・抜群の冷え具合と円やかさで。
あまりの旨さにのむりん秒殺。
今まで呑んできた麦酒でここまで絶妙なものもなかなかなかったような。
嫁まるちゃんも隣で一口飲んでオヤジ唸りしてますがな。
ウムム~(あんた下戸のはずじゃ?)
それにしても・・・缶のものとは更に味わいが違いすぎるかも。
申し訳ないですがこれだとやはりビールは旨い樽生ビールを出す店で呑みましょう。という結論に達しちゃいそうな・・・
な~んて考えてたら、なななんと樽生サーバの三度注ぎ体験をさせてくれるっちゅー話で。
ウホウホ、やりますやりますということでいきました。
1注ぎ目~(写真は後ほど)
2注ぎ目~(この写真も後ほど)
3注ぎ目~(この写真も後ほど)
このモコモコした泡具合、生だとさらに粘りが違うような。
あぅ、そして自分で注いだのを呑むとこれまたなんか格別・・・
お腹一杯だったはずなのにまだまだ呑めるっす。

あ、そういえばこれを聞こうと思ってのたよね。
缶ビールの熟成っていかがなもんなんだろうか。
熟成させて旨いという概念は欧米のビールなら一部あるとは思うんですけどね~。
なんかね、ここにある缶は見本用だから作りたてのものばかりみたいなんですけど、日本酒などでいう『まだ堅いなあ』という味わいなんです。花が開ききっていないというか。
瓶ではなくて缶と言うのが若干気にはなりますけれども、最後にコソコソっとサッポロのスタッフの方に聞いてみたら・・・その方はやはり?自宅の冷蔵庫の奥には熟成させてあるのだそうです。
じゃあ尚更いっそ昔みたいに瓶とかで出してもらいたいものでありますな~。是非再考お願いしますっっ

いやいやそれにしても美味しい麦酒エ~デルピルスをご馳走様でございました。
嫁と2人して幸せにお腹をさすりながら恵比寿麦酒記念館を後にしましてですね。
恵比寿駅はすぐそこだったんだけど、もう少し余韻にひたるべ~と、うぷぷと唸りつつ嫁とお散歩。
うぷぷ、ってのが麦酒を飲んだ後の常ではあるんですが、幸せにうぷぷぷ~とやるのも悪くないっすね。
さあさあいよいよ夏本番、日本酒と焼酎と麦酒で乗り切りますぞい!

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2008年7月 2日 (水)

あなたの趣味は?

あなたの趣味は?と聞かれましたなら、一つは美味しいお酒を頂くこと。そしてもう一つは酒屋さん巡りをすること。
と、お答えしております。

それにしても『おいらは酒好き』ということはだいぶ知れ渡るようになりましたが、特にお酒に思い入れがないという方から理解されないのが「酒屋さん巡りが楽しい」ということ。
あれ、むしろ「これが楽しいんだよ!」と声を大にして言いたいのですけどねえ。
様々な理由で新しい街に赴くことがあれば、酒屋さんないもんかなあとウロウロキョロキョロと。あの街この街にこの酒屋さんあり。それを一軒一軒お伺いするのです。みかんの粒をひとつひとつ剥がすが如く丁寧に。ああ、楽しい!
まあだいたいは下調べ済みで「表敬訪問」なんつってお店に突入、そこに気に入ったのがあれば気に入った分を買い、好みの酒は無くともいろいろお話でもさせて頂いたならやはりオススメのお酒を頂いたりしてね。

最近はそんなおいらの趣味を理解してくれているうちの嫁とか友達が趣がありそうな酒屋さん見つけると携帯カメラで酒屋さんの写真を撮ってメールで送ってきてくれたりするんですよね。
それを見て、ムムこれは!な~んてピピッと思ったお店に突撃させてもらったら「これぞドンピシャ!」と思うようなお酒があったりすることもシバシバ。
この酒屋さん、このお酒、紹介してくれた方々などなど、ホント様々な縁に頭を垂れるわけであります。

そんな積み重ねでいろんな酒屋さんに伺ったりしているのですが、その中でもおいらはいったいどちらでいままで一番購入しているのか・・・とふと気になりまして、『お酒購入台帳』をで調べてみたのです。(日本酒と焼酎については購入日とどのお店で買ったのかを全て記録しておるのです)
結果は・・・!
ここは予想通り、新川屋田島酒店さんと伊勢元酒店さんがダントツ。
小さいものでは一合瓶、大きいものでは益々繁盛瓶(二合半)と様々ですが、それぞれほぼ80本ずつ。お付き合いさせて頂いてほぼ同じ期間(5年)そしてほぼ同じ本数かぁ。
いや~お世話になってますね~

家族的でアットホームでなにより一本一本丁寧に売ってくれるこの2つのお店に教わることは多く、いまも月に一度のペースで会社帰りに寄るのが何よりの楽しみであります。
結婚式の引き出物には伊勢元さんと田島さんに「お任せ!」でお酒を送って頂いたのですが、これも大変評判が良くて。
そうそう、田島さんには結婚式二次会会場からドレスを着た嫁とおいらを自宅まで営業の車で送ってもらったりもしましたね~。

あと通販の部としましては、
行然庵さん
山枡酒店さん
一酒庵さん
がリピーターとなってます。
直接お話したことはありませんが、いつもメールなどでいろいろ教えて頂くこと多し。
いつかは直接お伺いしたいお店であります。

酒は血となり肉となり。あるいは想いにも昇華して、時には生涯の酒友だって連れてきちゃう。
うぉうぉなんだよお酒って万能じゃないのと改めて思い知らされちゃいますね。
お酒の流通から見れば末端の、そんなしがない呑み助なんでありますが、こんなにもお酒に活かされているのだなあと。

今宵は『あづまみね』『風の森』を頂きつつ、感謝感謝の夜を過ごすわけなんでありまする。

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2008年6月30日 (月)

雨は恵みなんですね

あ、6月が終わる・・・
そして本格的な梅雨の季節。
見事な雨っぷりですなあ。
おかげでこの時期は燗酒もいまいちしっくりせず前割り焼酎を黒千代香で熱してもキレが悪いというのか、もうどうにもこうにも。
この6月も美味しいお酒、購入して呑んではいるのですがね。
日本酒であれば『あづまみね』『三重錦』『酉与右衛門』などなど全て熟成したもの、芋焼酎は『八幡』ですから。
しかしそれらを持ってしても、この6月の梅雨の時期はねぇ。
例えばその他の季節のお酒の味わいを100とすると、この時期は70、いやいやよく見積もっても80ぐらいになっちゃうんです。それだって悪くないんですが、お酒呑みは欲張りでしょ?いつもの味わい、いつも以上の味わいをって。
ほんとどうにもこうにも、です。

じゃあ、ってんでもう半ば開き直り?のビールと梅酒。
ビールは折り良くプレゼント応募してた『プレミアムモルツ』が6本ぐらい家に送られてきてですねぇ。
うひょ!
先日久々にお酒はこのビール一本だけを呑んで寝たらメチャクチャいい気分で寝れました。
夢の中では釣りなんかしちゃってて、イカとかキスとかもう入れ食い。
あれは気持ちいいもんですねえ。
起きてそれが夢だとわかってもその余韻だけで幸せでしたもの。
ああ、釣り好きの人の気分がちょっとわかりました。
夢とはいえ、やっぱ釣りたての魚で呑むお酒は特別なんですねぇ。

梅といえば、実家のおばあちゃんの家の梅の木になっていたのを大量に送ってきてもらいまして。
南高梅や古城に比べると肉厚というわけでもなく香りやら味わいもちょいと薄いのですが、それでも家の中は梅の香りで埋まってます。
それになんといっても梅酒は手作りに限りますからね、自分のところの梅ってのが一番!
今年も梅を贅沢に使って梅酒造りです。
えーと今年は減圧の芋焼酎と常圧の麦焼酎と常圧の米焼酎そして日本酒をブレンドさせて造る予定。
中には何年間か寝かせたりしてね。
梅酒もほんと熟成させたものが旨いよなあ。

とまあ、こんな感じでのらりくらりと梅雨を乗り切っちゃおうかなあなんて思っているわけですが、この雨だって米造りしてるおばあちゃんから言わせれば絶対に欠かせないわけでして、野菜や米や田んぼの蛙にしてみれば一年分の杯に相当するものなのかもしれませんね。
ということで、地上の呑み助はビールと梅酒を呑みながら、今日も雨の音を聞きつつ健やかにお酒を呑んでおります。

感謝。

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2008年5月30日 (金)

幸せな休日

釣り大好きイトイさんに連れられて海釣り行くしいてはアジを大量に釣ってくる予定だからのむりん家でアジ尽くしといこうじゃないかあぁぁぁ~、という親友Y君からのラッパ吹きまくりのメールが来たのはいつの日でしたか。
しかしそんなラッパに踊らされてうぉ~アジかよじゃあ刺身はもちろん塩焼きにしてナメロウ作ってあれしてこれしてそれを肴にお酒にまみれちゃうってすごいことじゃんよ~と身悶えしながら日々を過ごしてたおいら。
もちろん同じく親友のT君誘ってうちの嫁ともどもその日を待ちわびていたわけなんですけどね。

いやいやしかししかし・・・

よくよく考えてみますと、我が家でお魚さんを三枚におろしたことなんて無くね?
うちの嫁まるちゃんに釣りたての魚をなんとか調理してくれろとお願いしてみたんでありますが「お魚さんと目があったらかわいそうすぎて無理」なんて断られましてですね。
お~いオメエソンナカワイイコトイッテルトシジャナクネ?なんて言った日にはボクガサンマイニオロサレチャウので、じゃあしょうがないねえおいらがイッチョ腕を振るいますかと。
しかし経験もねえしどうしたもんだっぺかなあとY君の釣り日当日になっても思い悩んでいますと夕方にteltelとY君から釣価の連絡が。

その釣果・・・ムム!

アジ・・・・・・九匹とな。
むむ~こりゃまたなんとも・・・微妙な。
Y君、T君とのむりん夫妻の四人でアジ九匹。

たぶん、足らねえ。

なんか追加で買っとかなきゃまずいべと思いつつ、まさか釣りたての魚を横にスーパーで買ったしよれた魚を横にするってのもねえ?
ということで苦肉の策、野菜の天麩羅を嫁まるちゃんが揚げることになりましてですね。
んで、我が家にお魚様ご一行がいよいよ到着(お、キスも一匹混じってた)
ちょいと前までファインディングニモよろしくピチピチ頑張っていたお魚さん達も力尽きた様子。
そして包丁人のむりん、いまだ鱗もツヤツヤなお魚さんを目の前にすると・・・包丁いれるのちょいと勇気いるのですよね。
だって初めてなんだもん。
しかしざらざらとした鱗、明後日の方向を見ているうつろな瞳に目を瞑り、男一匹ここはザックザックいかせて頂きましたがなっ。
え?さばいているところの写真?
そんなもん撮れますかいな・・・
魚がスーパーに置いてあるような切り身で泳いでいるわけがない、そんな当たり前のこと頭でわかっちゃあいますが、お魚さんをさばきながらも「あ~こうやって命を頂くんだなあ」と今更ながら感じいった次第でして。
やってみると、3枚おろしも意外に簡単。
頭を落として内蔵取り払って骨を境に身を切り取ればOKざんす。
しかし、この魚がさっきまでピチピチいっていたのを思いますと・・・
食事時の『頂きます』の時には自然に・・・手を合わせちゃうってもんです。

んで、九匹だけだったから全て少量でしたが刺身と塩焼きとナメロウに。
しかし、、、ありがたや!
なんと美味しいことでしょう。
普段ナメロウ出しても『そんなもん酒飲みの肴だよ~』と手をつけない下戸コンビの嫁まるちゃんとY君も今回ばかりはガッツガッツいってますからっ。
ああ、ああ、そんなにご飯になびりつけちゃって・・・ボクとT君の酒の肴がぁぁぁなんて思って見つめてたんですけどね。
旨そうだなしかしご飯との組合せも・・・なんて酒呑みも涎たらしてやんの。
刺身も塩焼きも旨すぎるんだもんせつなすぎるほどに。

あ、お酒はですね、実は我が家で初呑みの「開運」なんです(あら意外)
これ、なななんとH18の無濾過純米が冷蔵庫の中にありつつも見切り品コーナーに!あるのを『救って』きた次第なんですが、呑みやすさ尋常じゃない。
こりゃあ・・・スイスイいけるわ。
旨い。
バランス良し。
噂に違わず旨いぜっ『開運』!
口の中でアジが開運の海の中でピチピチ幸せそうに泳いでいる・・・というのは僕の妄想なんでしょうけど、お酒呑み、基本的に妄想族っすから。
ヒサビサ、冷やでもグイグイいけちゃった銘酒ざんすっ(もち、冷や=常温っす)
冷で、燗で、グビグビとたまんねえなあ・・・親友が釣り上げた魚を肴に燗酒三昧。
幸せ満喫であります。

『開運』という海の中で押し寄せるアジの大群。
それが口の中で再現しちゃってるわけで。
いやいや、たまんねえ・・・と思いつつアジも旨いわ酒も旨いわ。
旨いわ旨いわ旨いわ旨いわ旨いわ旨いわで一日過ごしちゃいました。
親友Yの釣りたての肴で一杯やるっていうストーリーも、出来すぎ。
美味しさも出来すぎ。出来すぎの毎日。
感謝、感謝の毎日なんであります!

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2008年5月21日 (水)

贅沢、贅沢

うちの嫁が言うには「ああ、ウチの旦那は今シミジミと幸せに浸っとるんだなぁ」と感じる時が毎日あるのだそうです。
ははあ晩酌のことを言ってるんだろうなあと思い当たったのですが、正確には週2日は禁酒してますからね毎日じゃあないでしょうと細かく訂正を入れたら「ちが~う」と。
いやいや週2回しっかり禁酒してますぞな。
「だから、ソコちゃういうとるぞな」
ぬ?ほ?
「毎晩、寝る前に歯磨きしてるでしょ?そん時必ず洗面台離れてスーッとお酒置き場に行ってそこで歯をシャコシャコシャコシャコシャコシャコ磨きながらただただジ~っっとお酒を眺めてるでしょ?その時のことを言っとるんやで」と。
え?そんなに毎日?
「毎日です、キッパリ!」
嫁がそうまで言い切る背景がひとつあるらしくてですね。
結婚する前においらは妹と一緒に暮らしていたのですが、その時に夜な夜なおいらの部屋から「パッタン。パッタン。」という音が妹の部屋まで聞こえてきたのだそうな。
毎晩毎晩パッタンパッタンと一体なんの音たてとるのかと不審に思った妹がコッソリオイラの部屋を覗くと、当時押入れの中のいくつものクリアケースにギッチリとお酒を格納してたおいらが、寝る前にそのお酒達を眺める(愛でる)為にクリアケースをパッタンパッタンと開け閉めする音だったのだそうです。
で、おいらが結婚することになった時に、妹から義姉になる嫁まるちゃんへ「ウチの兄は夜な夜なお酒をただジ~っっと眺めるクセがあるのだけどそれはどうか気にしないであげてくれろ」という引継ぎがあったのだそうな。
なるほどなぁ・・・

確かに、幸せ。
置き場に佇むお酒達、それらを眺めている時の自分はもう幸福の最中におるのです。
お酒を買うときも、お酒を眺めているときも、それらの行為はお酒を呑んでいるときと等しく羽化登仙の心持ちなんであります。

今週は首尾良く月曜火曜に禁酒を済ませておりまして、これよりゆるり晩酌タイムに突入であります。
お酒にまみれる珠玉の時をゆるり過ごし、また明日という日を迎える。
ああ、これぞ贅沢。
どこまでも贅沢なことよなあ、と本日も杯に頭を垂れるのであります。

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2008年5月15日 (木)

あらら、いつのまにやら

一月半。
前回更新からいつの間にやら~でありんす。

時が経つのは早いが、旨いお酒が無くなるのもこれまた早い。
それにつけても4月の月間MVPをあげたいお酒といえば『日置桜 H15by生もと山田錦』。文句無しの受賞でやんす!
嫁まるちゃんと「金無し暇有り夫婦チャリ遠足」に行ったときにふらりと入った酒屋さんに並んでたのを見かけるやいなや「ほほぅ?」とモノは試しで購入して早速呑んでみたんですが、程良く練れたトロミというのか旨味がキッチリとあって、きっかり一日二合をジュクジュクと暖めて胃に広げてたらこれまた表題宜しく無くなってもうたのです。
あ~こんなに美味しいのならもっと買っておけばよかった。という後の祭りはいつもながらなんですが、火入れの熟成した日本酒の味わいはまた一段と素敵だなあと改めて感じ入る次第なんです。

5月は5月で芋焼酎『月の中』の割水一年熟成黒千代香燗の猛追激しいですが、今のところ『太陽 純米酒』が月間MVP有力候補に。
嗚呼、そしてやはりこれもすぐに無くなりそうなのです。
太陽酒造のお酒を呑んだのは今回が初めてなんですが、これ八年古酒の純米酒の原酒。
これでいくらだと思います?
なななんと一升瓶で2500円(税込)なんですよね。
お~い良いのですかあ?
先日あわや廃業一歩手前(あのガイアの夜明けに出ていた日本酒再生企業に絡んだらしいのですけど)までいきかけたらしいお蔵さんらしいのですが、いやいやこんなに美味しいお酒を造られているとは!
開封当初は同じ火入れの『日置桜』や『鷹勇』に比べると幾分か膨らみに欠けるかも・・・と思いましたが、開封後時間が経てば経つほどドンドンドコドコと旨みが増してくるっ。
こりゃあ、のむりん強力プッシュです!
取扱店は関西中心で100石程度のお蔵とのことですが、こんなに安くて美味しいお酒がまだまだ日本にはあるのですねえ。
日本のどこかに、私を待ってる酒がある。
いやいや、浪漫だなあ。

これはまだまだ目が離せません。

今後もゆるゆると、更新してきます。
どうぞどうぞ、宜しくお願いいたします。

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2008年4月 3日 (木)

誕生日

何時の頃からでしょう、この日に特別な感情を持たなくなったのは。
いやいやむしろえ~もう一年たつのかよとちょいとうんざり気味だったりしてね。
一歩一歩おっちゃんへの道に近づいているのは確か。
欲しいものだって大抵はその都度買っちゃったりしてるし、特別な1日の地位はもはや危ういところにきております。

ということで、この日を迎えても特別にどうとない日を過ごしていたんです。
すると会社の後輩が、

『のむりん先輩、誕生日おめでとうございます。おいくつになられたんですか』と。

あらあらよくおいらの誕生日知ってくれてますねありがとうおいらまた年をとっちゃいましたよ36になったんだけどまあサブロクジュウハチで18歳ってことでどうよハハハ、と寒いこと言ってたらおもむろに後輩が真剣な顔をしましてですね。

『のむりん先輩!誕生日は誰にお祝いをするのか知ってますか!!』

・・・ハテ?俺。俺。俺でしょ。いやフツーに考えて。

『いやいやそれは違います。もはや自分を祝ってもらうんじゃないんですよ。
お祝いするというよりも、感謝すると言い換えるべきなんですが。』

・・・ほほぅ?感謝とナ?しかし俺じゃなくて、誰に。

『いいですか。のむりん先輩は、のむりん先輩を産んでここまで育ててくれたご両親に、お祝いと感謝の気持ちを伝えなくてはならないんですよ。』

・・・ムム。
それはなかなかにサウンドニュ~なアドバイス。
しかしこの年になって改めて両親に感謝だなんて、なんか恥ずかしくね?

『その年だからこそ、するのです!』

ウムム、そういうのも有りかあ。
しかしなんだか感じ入るものありですね。
僕はそうしてますよ、とサラリ言う後輩がなんだか眩しい。
と、いうことで夜に両親とお祖母ちゃんと叔母さんに電話を。
おいらから電話するなんてなかなか珍しいことだから、なんかくすぐったい気もしたんですけどね。
母上は、おいらと5分以上しゃべると必ずお説教モードに入る。未だに。
あんたもう若くないんだからあれしてこれしてこんなことを今のうちにしておきなさい、とか。
おばあちゃんは、いままさに田植えの準備で大忙しの毎日らしく元気一杯。
じゃあ今年ぐらいは手伝いに行くよと伝えたら、ハハハと笑ってる。
なんだかんだといろいろしゃべってましたが、そうは言ってもなかなか感謝の気持ちを伝えるだなんて恥ずかしいわけで、切り際にまあお蔭様で僕もまた年を重ねることが出来ました、なんて伝えるのが精一杯でありますよ。
後輩よ、なかなか君のようにはなれませんね・・・

嫁まるちゃんには、結構素直にありがとうおかげ様でまたひとつ年をとれましたまたこれからもどうぞ宜しくお願いします、と伝えられまして。
きっとまだ家族になってからの時間がまだ短い分、多少素直になれるのやもしれません。
それから2人で少しお酒を呑みまして。
普段お酒が呑めない嫁まるちゃんも、今日ばかりはお付きあいをしてくれました。
え~と誕生日のお酒は、あまり悩まずに日本酒は凱陣、焼酎は八幡などを温めまして。
いつも呑んでいるこれらのお酒、しかし美味しさはやはり格別。
本日はお酒も心もしっとり温かく、外では桜も今が咲頃艶やかで、そして、誕生日はかくも素晴らしい。

本日はメールや直接お祝いを伝えてくれた方々、ありがとうございました。
来年もまた、この日が待ち遠しいなあ。

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2008年3月30日 (日)

なんなんだ!

なんなんだ、この旨さは。
一言で、驚愕であります。
いつも、そしてずっと呑んできたはずの芋焼酎の銘柄ではありますが・・・これ、こんなの初めて呑んだと感じるほどの旨みたっぷりの味わい。
思わず一升瓶を手にしてみますが見紛う事無きこの幸せの黄色いラベル、やっぱいつも呑んでるものだよなあ・・・
しかしその心地良い味わいは・・・天井を突き抜けるほどでありまして。
お湯割り、割水しての錫チロリ燗、などなどいろんな呑み方をしてきましたが、、、この黒千代香で温めたら更にツボに入るの?
・・・マジですか?

昨年のクリスマスプレゼントとして、嫁まるちゃんから『黒千代香』を頂きまして。
窯元さんにいろいろ教えてもらいながら一緒に選んだ品なんですが、窯元さんが嫁まるちゃんが下戸だと知ると、「じゃあ、飲まない奥さんとケンカしちゃだめですぞ」といってそっと代金をおまけして売ってくれたものでした。

その黒千代香、なんだかすごいよなあ。
過去、居酒屋さんの中でも『五臓六腑』、『まるしげ夢葉家』、『京橋あじあん』など錚々たるところで呑んだ黒千代香で温めた焼酎ですが、家でゆっくりと温めるのはまたいいですねぇ。
これじゃあ通常のお湯割りには最早戻れないし、チロリ燗だとやっぱり芋の味わいがマイルドになりすぎちゃうんですよね。
その点この黒千代香で『熱した!』芋焼酎、味わいも力強さを増してるし、立ち上る芋が薫りもベリーグッッド!!
あんた、間違いなくおいらが愛した芋焼酎ですよっ!と美味しさ再確認でありますっ

明日は神宮球場でヤクルト-巨人戦を、嫁まるちゃんと親友のS君とT君夫妻の5人で観戦してくるざます!
ヤクルトファン暦30年のおいらと、熱狂的スワローズ命!の見目麗しきT君の奥様と、巨人ファンのS君とT君、そしてとりあえず祭には参加します!って感じの嫁まるちゃんと。
ええ、ええ、もちろんこの黒千代香で熱した芋焼酎は球場の入り口で取り上げられることの無いベットボトルに入れ変えて持って行きますとも。
もちろん、試合後はみんなで桜でも見にいってね。

そんな明日を迎えられることに感謝をしながら、今日も日本酒呑んで最後に芋焼酎。
もち、黒千代香は手放せないっす!

それでは、皆さん桜もいよいよ見頃であります。どうぞどうぞ、麗しきお酒とともに、ステキな週末を迎えられますよう・・・

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2008年3月22日 (土)

拝啓 川上弘美様

嫁まるちゃんと籍を入れること早1年半。
よ~~~やく、新婚旅行に連れて行くことができました。
行き先はインド洋の真珠の首飾り、モルディブに。
本当はもう少し早く行けないことも無かったんですが、ちょうど雨季の時期を避けてたらこの時期になっちまいまして。
モルディブ、良いところでした。
想像してください。
四方全てを海に囲まれた周囲徒歩10分ぐらいの小さな島に。
遠浅の海の色は見渡す限り薄いブルーで。
聞こえてくるのは寄せては返す波の音。
潜れば艶やかなサンゴに色とりどりのお魚達。
サンゴの粒で出来た、踏めばキュキュッと鳴る白い砂浜。
そしてそこにたたずむのは、ギリギリの海パン姿ののむりん。
OH,トロピカル!

さて、肝心要の?お酒でありますが、モルディブは敬虔なるイスラム教の国であります。
旅行者はリゾート先で提供されるお酒は楽しめるのですが、酒類の持ち込みなどは一切禁止。
リゾート先ではビールやらワインやらは提供されてはおりますが、さすがに常飲しております焼酎やら日本酒などは皆無でありまして、しばしのお別れ。
まあそれもたまにはいいかと割り切って、じゃあとにかくゆっくり読書でもしながらノンビリ過ごしたいにゃということで、出発前に入念に図書館巡りをしてきまして。
今回は、村上春樹、江國香織、隆慶一郎、東野圭吾、などなど有名処の作家の本を10冊ぐらい持って行ったのです。
(実際はそれでも足らなかったぐらいにノンビリして来たんですが)

しかし。が、しかし。
行きの飛行機で選択した本がまずかった。
川上弘美『センセイの鞄』。
数ある本の中からいきなりこれをチョイスしちゃったのがねえ。
なんでまたよりによってこれから日本酒断という時に、と。
トホホってなもんですがな。
いや、内容自体には問題はなく(むしろ面白かった)、困ったのはお酒です。
これを読んでたら強烈な渇きを覚えちゃいまして。
その渇きとは、お酒そのものを呑みたいというのではなくてですね。
こうした呑み手に僕もいつかなれるんだろうかという、どちらかというとそっちの方なんです。
本の冒頭から居酒屋のシーンが出てくるんですが、これがタマラン。
塩らっきょ、蓮根きんぴら、まぐろ納豆、あたりを肴に主人公のツキコさんとセンセイが日本酒の熱燗を呑むんですな。
著名なお酒の銘柄をあげるでもなく、お酒の味わいの描写があるわけでもない。
が、なんといってもここでセンセイがお酒を呑まれる時の所作がまた秀逸で。
基本的に手酌。
卓上に置いた杯よりも随分高いところで、一合徳利をちょっとだけ傾ける。
杯すれすれではない。
細い流れをつくったお酒は杯に吸い込まれるようにとくとくと音をたてて注がれる。
しかし一滴たりともこぼすことはない。

くぅぅ。いいなあと。
日本酒など、普段呑まない人にですら「ああ、いいなあ」と思わせる描写がそこにありましたもの。
そしてそして、わが身を振りかえますと。
綺麗な所作かあ。
ほど遠いよなあ、と。
一度足りとて、徳利からツツーと綺麗に注げた記憶なく、いつもジョボジョボと鳴る杯。
口の中のお酒は気にしたことがあっても、口に入る前のお酒への姿勢は、気にしたことも無く。
お酒の銘柄だとか、温めるときの温度だとか、そんなことに対する愛情だけでは足らないものがあるんじゃないかと思い知ったわけで。
まなじりを大きく開けて愛を叫ぶようなやつじゃなくて、いとしむようにお酒とひっそり寄り添うような愛し方。
これって僕にはまだ欠けているんじゃない?と。

思えば、呑む時に徳利から杯にお酒を注ぐという行為は日本酒特有のものだけど(当然ながらそれお燗だ)、デキャンタからワインを注ぐあるいは瓶からビールを注ぐというのとはまた違った、まるで赤ちゃんの手のひらのような温くて柔らかい湿り具合がそこにはあるような気がするのです。

ようやく新婚旅行を終えて帰宅した後、焦燥にも似た感覚を持ちつつおいらもいよいよセンセイの技を実践に。
自分への結婚指輪の代わりに、嫁まるちゃんより頂いた徳利と猪口で手酌晩酌。(これ、マジで手に吸い付くような素晴らしさです)
本日のお供は、いよいよ残り少ないH10BYの釜屋「おこぜ」。
これをじっくりと錫チロリで温めて、それを同じく湯に漬けて温めておいた徳利に移す。
じゃあこれをセンセイと同じようにツツーっとやりますかいな!と。

・・・んが!!??
・・・こぼれる、遠慮なく。
・・・音が鳴る、ジョボジョボと。
どうにもこうにも、高くあげて綺麗にツツーと注ぐなんて、出来ませんねん。

こぼしたお酒はせっせと手の甲につけて純米酒パック。
しかし肌に呑ませるだけにしては贅沢すぎる。
その後何度かチャレンジするも、なかなか難しいや。
どうすりゃいいんかいな・・・と、杯を前に悩む悩む。
ん!でも徳利を杯すれすれから徐々にあげて行くというのならできそう。
これがやってみると・・・お!なかなか悪くない。
ちょいとまだ跳ねるけど。
悪くは無い、と思う。
でもでも。まだまだ居酒屋で一人徳利を綺麗に傾けられる親父への道は遥かに遠いよなぁ。
といいつつ一献、更に一献と。
ノックを受ける野球選手宜しく、僕はジジっと杯を受けるわけです。
代わる代わる、何度でも、何杯でも。

本格的な春が、もうすぐ桜を手土産にやってきます。
しかしいつか桜の木に恥じぬような所作を身につけて、桜花舞う中で美味しいお酒を呑めるようになっていたいもんですなぁ、と。
今宵も1人、やっぱり銘酒だよなあと思うお酒達を、特打ちノックを受けるが如く杯を干すわけであります・・・

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2008年3月17日 (月)

これが最後でしょうか・・・

いや、もう無理だろ。ありえない。
なんでこんな階段を駆けあげらねばならないのかー。
ぜ~ぜ~は~は~と、息も絶え絶え。鉛のようにズシズシ重いこの太股。
それでもなんとかして歩を進めようとはしてるんだけどさすがに限界かも。

今は日曜、午前も十時を回ったところで。
春の息吹が感じられようが真夏の太陽が照り付けようが雪がコンコンと降ろうが、普段ならお構いなく布団で寝ているはずの時間なのだ。

それが何故こんなところを逃げるように走っているのか。
激しい後悔がわきあがるんだけど、わあやばいやばい、後ろからはどうしたって振り切れない女性の影がもうそこまでやって来ている。
後ろを振り返りますと・・・当然だけど、顔は笑ってない。
いやむしろ・・・怖いぐらいで。
嗚呼、前方には警察官の姿も見えますね。
あそこまで、先にたどり着けばなんとか逃げ切れるかな。
いや、でもどうやらもうダメだわさ。。。心臓がバクバクいってますもん。
観念しよう。
もう絶対にこんなことするもんかって、何度唱えたことだろう。
なんでこんなことになっちまったんだろうと、何度後悔したことだろう。
おまけに今回は親友二人も巻き添えにしちゃった。
彼らは無事だろうか?
怪我してなければ良いが、最悪なことも想定出来なくない。
さっき見かけたような気がした嫁まるちゃんと妹と親友の奥さんの笑顔は幻かな。
ヒタヒタと迫り来る足音にもはやのむりん、成す術無しであります。。。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
のむりん35歳、普段よりツツガナイ生活を第一と考え、争いもなくあっても巻き込まれないことには全力に。
いかに頑張らなくて済むかを第一に考えて、全開なのは省エネモードってぐらいに日和にヒヨった生活を送っております。
しかし人生は何を境に狂うかわからないですね。
もし僕のいつも通っている駅前に、「それ」がなかったら。
「それ」さえなければ、今ごろ平和な眠りについていたのに。
そんなことを何度も思ったのだけど後の祭り。
そして挙句の果てに、一人じゃ怖いから・・・親友二人を道連れにしちゃったんです。
ごめんなさい。ぐすん。

もちろん、悪気があったわけではございません。
しかししかしなにかこう、、、やはり「魔が差した」。
後から考えるとそうとしか言えないものがあるのでした。
だってなんの準備もしてないし。
普通こういうことするならもう少し計画的に実行するよね?と、無謀さ加減を呪うばかりです。
それにしても、人が行き交う雑踏の中で何故「それ」が僕の目に付いたのだろう。
いやいや気の迷いだと振り切るように家に帰るのだけど、次の日も「それ」はそこに立たずんでいるわけで。
冷たい粉雪舞う日々もずっと立っている「それ」に、とうとう僕は根負けしてしまったんです。

決行の日は三月に入ってからの日曜日。これも決まっていたことでした。
日曜だというのに朝もハヨから起きましてですね。
そして親友二人と落ち合うべく一人家を出る。
集合場所は近所の小学校だ。
休日の学校というのだから普段ならば人影見えない所なんでしょうね。
が、いやいや本日ばかりはちょいと違いましてですね。。。
う、ま・・・眩しい!
ムム、なんだこのハツラツとした雰囲気。
まだまだ寒いというのにみんな半袖短パンで!
しかも・・・なんというべきかこの健全な空気は!
うむむ、これはトンでもない所に来ちゃったなあという気持ちが今更ジンワリと。
家から歩いて10分の近所だというのに、なんなんだこの「アウェー」感。
しかしこの適度な張りのある周りの雰囲気。
老いも若きも朝から素敵な空気が充ち満ちて。
懐かしい感じを思い起こさせるのと同時に・・・なんというか、清々しい。

はい?つまり何をしようとしてたのかって?
はい、この日は・・・第11回目白ロードレースの日。
おいら、何故かそれに参加しちゃってるのだ。
ハテ?ボランティアかとな?
失敬なっ!
ランナーですがなランナー!
おいらも、これで池の鶴さん平均的日本人さん達に続く酒好きランナーの仲間入りなのだ(ホント?)。
ま、といっても初っ端から無理をするわけではございません。
「たったの」5キロコースですがな。
080112_202301というのもこの目白ロードレースは最長距離が5キロなのです。
それでも目白という街にとっては一大イベントで、新目白通りも一車線のみですがこの時ばかりはランナー専用に。
だから警備のための警察官の姿もそこかしこにチラホラと。
その他には学習院大学の構内を走るんですがこれが結構高低差がありまして、しかもアップは階段を走ると言うもの。そしてここを三周するという。
にゅにゅにゅ、なんか思ったよりも大変そうねとこの時初めて思っては見たのですが。。。

一応、時々はこの日のために夜ホソボソと走ったりしてはいたのですが、周りを見渡すと『走ることが日常茶飯ですよ』という雰囲気がぷんぷんで。
ああ、きっと僕がお酒にかける情熱を「走る」ことに費やして来た方達なんだろうか。
うむむ、我々三人も揃って走るなんて大学の部活卒部して以来一度もないしなあ。

そして、その「たった」5キロ走ることが今の自分にとっては想像よりも遥かに大変だということを身を持って知るのはこの一時間後ぐらいでして、走った後に呑む一杯はたまんね~だろうな~なんて邪な気持ちは木っ端みじんになったのが冒頭のシーンになるわけなのです。
先に男性がスタートしてそれからしばらくしてから女性の方がスタートしてくるんですが、もうスタートしてからすぐぐらいに階段を駆け上がらないといかんのですよね。
当然ながら普段から走り込んでいる人達とはペースが違いすぎまして。
そして自分が思うよりも遥かに早く・・・もう息が切れはじめてんですけどぉ!?
考えて見ればこんなに一生懸命走るだなんて部活を終えてからトンとないような。
しかもそれも十年以上前のことだし!
それでもまあなんとかヘコヘコと走るわけですが、当日は嫁まるちゃんと妹と親友T君の奥さんがカメラ片手に応援に来てましてね~。
まさか死にそうな顔して走ってるところを撮られる訳にもいかないでしょ?
写真が後々まで残るし。
だから沿道を走りながら嫁まるちゃん達がどこにいるのかを探すことに必死でして。
見つけたならばそこだけは努めて爽やか笑顔を装い、シャッターパシリ!
でも人影見えない階段あたりは、もう、たまるか。
何度この無謀さを恨んだことでしょう。
そうするうちに・・・後発組の女性ランナーの方達の足音がぁ?!
にゃふう~~後発スタート組にあからさまに抜かれるなんてそれはカッコワルイナリよ。。。
せめてアップを乗り切ってあとは勢いに任せて走りきろう、などと抵抗を試みますがススイスイとおいらのことなんか軽やかに抜いていかれる。
顔つきなんかも至って真剣(当たり前か)。
なんだかなあもう。
もはや完走こそが最大の目標となりましてヒーコラヒーコラとどうにかこうにか5キロを走りきりましてですね。
いやいや、舐めたらあかんね何事も。
でもまあ、これが結構終わったら終わったで気分爽快。
そうそう、今年の箱根駅伝の2区と9区に出てた順天堂大学の方がゲストランナーで来てたんですけど、その方達の走りを見てたらウットリ。
いかにも軽やかに走り抜けていきますもの。いいなあ走るって!

して、そうなればようやく気分も上向き加減に。
コンビニでビール買って我が家でみんなでお疲れちゃ~んと乾杯っす。
しかしビールはプレモルなれど、何故か苦い苦い!苦味しか感じられん!!
運動後のビールってこんな苦いもんなの?
爽快かと思ってたんですけど、これは変更せねば!!
日本酒か焼酎か悩みましたが・・・とうとう我が家にも導入された!黒ヂョカで温めた焼酎呑みたいなあということで、半年ほどゆるりゆるりと攪拌した割り水「萬膳」登場!
しっかしこの黒ヂョカで呑む焼酎って・・・なんつ~贅沢な味わい。
最近とみに日本酒を呑んでいたおいらですが、この黒ヂョカ導入以来は改めて焼酎回帰してるかも。
このヂョカ導入後は我が家でも逆鉾、八幡、本垂、などなどすぐに呑み干しちゃって焼酎の割水が追いつかないですもん。
料理はさっすがにいつものような量は作れないんで、前日夜に嫁まるちゃんとおいらとでそれぞれ別に作っておいたカレーを食べ比べ。
おいらのカレーはいつものデーコンカレー(今回は小麦粉も入れてみましたが)ですが、これも焼酎に合うんですよね~。
あと自分達の健闘を肴に焼酎をグビグビと。
今日ばかりは、ちょいとだけ自分を褒めてあげようではないか。
普段はエンドレスに続く我が家の呑み会も、さすがに夕方にはお開きで。
しかしやっぱキツかったですわ~。
それからちょいと横になってたんですが、またそれが気持ち良くてね~
体中を焼酎が巡っていくのがよくわかる。
ガタがきてたところを焼酎がグルグルグルグルと駆け巡り癒してくれているような。
これがまた最高に心地良い。
今度は走ったあとに日本酒を呑んでみようかと思う。
また違う余韻なんだろうなあと。

あれ、しかし今回巻き添えにした親友2人は「もういい」って顔つきのご様子・・・
「走った後に日本酒」、これがいつやれるのか・・・とりあえず未定!!

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2008年3月 3日 (月)

でも、○○いんでしょ?

京橋の、そのお店の前に着いたのは約束の15分ほど前。
これから会う人のことを考えると・・・ああ、なんか恥ずかしい。
いや、もちろんやましいことがあるというわけではございません。
しかしなんとなく気恥ずかしいのは何故?
3年前からその人のことをいろいろ知ったつもりでいた自分が恥ずかしいの?
ああ、この気持ちをなんと表現したら良いものか・・・
などと店頭でフトモモをモジモジさせながら店頭に掲げているメニューを見てたら、背中から「ねえ寒いんだから早く店の中に入りなさいよ」という鋭い視線が・・・
うぅ、嫁ってのはどうしてこう、男の機敏な心のヒダヒダを読もうとしないのかねえ・・・と口で言うと倍返しになって帰ってくるので、心を決めて「たのもう!」と気合タップリに入店しますと!
おおぅ、俺より髪が短いアニキがお出迎えだ!
ハテ、もしやあなたが・・・?

「のむりんさんですか。どもー、anでーす」

おおぅ!こ・・・この意外にもかわいい声は?!
結婚祝いに『村尾』やら『奥播磨』を送ってくれて、そしてなによりおいらに『悦凱陣』の扉を開いてくれた、長年恋焦がれたan兄ィその人なのか!?

ということで、行って参りましたがな~『味食工房 あじあん』に!

ブログやら森メで知り合いになって早3年、しかしながら何かと会うまでには至らなかった我等がanさんとようやくご対面ざんす。
そして他にもけいくんさん、そしてこれまた初対面の海斗さんも。
この日はお酒がつないでくれた酒友たちと親交を温めて参りましたぁ!
(下戸の嫁まるちゃんも参加ですがな)

いやしかしさすが素晴らしいお酒を通して繋がった縁。
初めてとは思えぬほど話が弾む弾むっっ
(けいくんさんは、相変わらずの笑顔ダス)
anさんもお忙しい中にビール片手で参加してきてくれましてね。
海斗さんはmixi内で焼酎を良心的に盛り上げてきた方だから、なんとなくもう少し線の細い方をイメージしてましたが、さすが美容師ならではのカッチョイイ感じとカワイイ感じの中間でありました。こりゃモテモテだろうな・・・。あ、anさんも(笑)
いつもニコニコのけいくんさんも一緒に、いやいやこりゃたぶんどこまでも話せるなっ!と思ったぐらいに意気投合しちゃう感じでして。

そしてその潤滑油である、食事もお酒も本当に体がウマイーー!と叫ぶものばかり。
中でもチヂミとナンコツ、、、うぉぉ!旨いぞなもし!
この店、近所に欲しい!!と、多くの方々が叫ぶのも納得です・・・

そしてこれらのオツマミと供に、ウンマイ焼酎を味わいたかった。
まずは黒千代香でもらった『日南娘』。
これは芋の芳香までもが味わい深い!という感じで、この5対5ぐらいの割合が絶妙なほどに合いますねぇ。
そうか、こんなど真ん中の味わいなんだなあ『日南娘』って・・・実は初めて呑んだのです。
あっという間に呑み干して、じゃあ次ぎ次ぎ!『八幡』!
家で呑んでるのとどう違うのかな、と思いつつ呑めば・・・ぅおう、芋芋した旨味の押しの強さ、「これが大地の味わいか」と錯覚するほどの甘味、もうどれをとっても「あんたが大将!」という惚れ惚れするような美味しさで。
あれれ、やっぱり家呑みとは全く違う美味しさだなぁ。
ウチで呑むのも相当にウマイと思ってたんですが、ボクシングで言えばウェルター級の選手とヘビー級の選手ぐらいに差があるような。
ここだと一呑みする度にズシン、ズシンと体に響くようですもの。
やっぱ芋焼酎ってこんな風に温めた時に出るパンチが命なんですかね~と思うおいらにまた違う焼酎が。
特別に呑ませてもらった焼酎の原酒だったんですが、こりゃ敢えて水を片手に「生」でググッとやるのも面白いんでしょうか。
そんな呑み方もアリですよねえ、焼酎って。

しかしまた最後に秘密兵器がっ。このお店は焼酎だけではないよっ。
はい、日本酒もあるのですよ。
酒呑みにとっては間口が広いぞここのお店は・・・
出て来たのは「悦凱陣H13by山田錦無濾過生原酒しずく」じゃないっすか!
え!これ呑んでもいいのぉ?
聞けば、熟成用に取っておいたものをバイトの方が間違って開封してしまったんだとか。
嗚呼、それはかわいそうに。。。しかし敢えて言いましょう。
バイトの方、ナイスプレイです!
やはり凱陣の山田錦は五百万石と同様に比較的端麗な味わいでありました。冷蔵庫にあったからかとても綺麗に熟成してます。
ちなみに開けたては味がまだ全く乗っていなかったらしいのですが、数週間の時を経てここまでの味わいが出てきたのだとか。
うむむ・・・重ね重ねナイスプレイです!バイトさん!
ちなみに我が家で常温で未開封で寝ているこいつは、、、あまり甘垂れちゃっても嫌なんで、もう少ししたら開封しても良いかも。
生原酒の山田錦・雫でもあるんで、呑み時は大きく外したくはないしなあ。

おっとそんな風にお酒に思いを張り巡らせてたら嫁まるちゃんをホッタラカシにしてしまってまして・・・シマッタ!と振り返りますと、酒友さん達がお酒以外の話しでうちの嫁まるちゃんの相手をして下さってまして・・・いやいや酒友の情けはどこまでも深くって。
で、何の話してんですか?
お、東西の肉文化の違いについてですか。
おー、確かに『焼肉定食』といえば、関東では豚肉ですね。
え、関西では牛肉なんですか?マジ?カレーに入っている肉もほとんど牛肉?へー。
我が家ではカレーに牛肉だなんてボーナスの時にかろうじて食べられるぐらいなんだけどなぁ。。。
まあこれを境に我が家もカレーの肉は基本的に牛肉になってくれるんなら嫁を連れてきた甲斐があるってものですね。やっぱ肉は牛だよねってね。
え?それはそれ、ですか。。。嫁の家計のハードルは高いなぁ。
なんて、話は色んな方向に飛んで弾んで花が開いて気付けば終電間際で、慌ただしくお別れ。いやいや、本当に楽しかったです。
でも、初めてあったのに「積もる話」というのも変なんですが、まだまだ話足らんのですよっ

海斗さん、終電間に合いました?いろいろとお気遣いありがとうございました。
まだまだし足りない焼酎のお話、またしましょうね。
そしてとっておきの焼酎、ありがとうございました。

けいくんさん、帰りの電車寝過ごしてしまって大変だったとのこと。
今回またお会い出来て嬉しかったです。
関東焼酎組はあなたがいなくなってやはりちょっぴり寂しくなりました。

anさん、今回いろいろお世話になりました。凱陣のH10byは毎晩寝る前に頬擦りするのが日課です。
お土産に頂いた『菊姫H10BY』と「さつま」のお湯割グラス、帰りの新幹線の中で大活躍でした。
隣りに座ってたのが高校生だったんで、大人のコップ酒の呑み方見せてやんなきゃなあと張り切って「さつま焼酎グラス」に入れてグビグビグビグビ・・・と東京までずっと呑んでやりましたが、果たしてそれがどのように彼の目に映ったかは・・・神の味噌汁、であります。しかし又来ますぜ!京橋「あじあん」!

さて、その後はウチの嫁まるちゃんも大変ご機嫌でして、ハイ。
美味しいご飯に味わい深いお酒、そして素晴らしき酒友との時間はどこまでも人を幸せにするのだなあと。シミジミ思うわけでして。
そこで、じゃあもう少しanさんの人となりを教えてあげないとなあと思って、パソコン開いてanさんのblog『朝禁酒、ちかってみても、夜飲酒』を嫁と一緒に見ようと。
開けば、2月22日付の記事が最新でありました。
『あ、ヤベッ!』と思ったのが後の祭りで。
「anさん優しそうな方ね。でもblogはエロいんでしょ?」ということになりましたとさ・・・

*anさんの記事が気になる方は、リンク『お世話になっている方々』からどうぞ。

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2008年2月16日 (土)

青いてっぺん

いや~まんずまんず。

最近はシバレル仕事がてんこ盛りでしたがようやく峠を越えましたかね~。
先週の三連休はヒサビサに週末を会社に行かずに過ごせましたし。
そうそう、そのうち一日は会社の後輩の結婚式でして。
自分にとっては会社で初めて出来た後輩だったから感激もひとしおでした。
鎌倉の鶴岡八幡宮で大勢の人が見守る中で白無垢着た後輩はいや~さすがに綺麗だったわさ!
その後は海の見える披露宴会場に移って呑んで騒いで新婦自らマイク握って歌っちゃうわで涙あり笑いありの披露宴。
ん~彼女、さすが普段から宴会を盛り上げるパワーは群を抜いておりましたが、今日はお見事というしかないですね。
しかし自分の披露宴でマイク握る新婦って初めて見たけどなあ。
でもなんだかおいらももう一回結婚式を挙げてみたくなってきたぞ。
オリゾ、どうぞ末永くお幸せにな。

と、とても気分良く家に帰って嫁まるちゃんにデジカメで撮った披露宴の写真を見せながら報告してますと、写真に写るおいらの髪が長いんじゃないの?との指摘が。
ムム、確かにそろそろ切りたかったところ。
じゃあというんで自称カリスマ美容師のまるちゃんがバリカン片手に髪を切ったるという。
経費削減の一環として昨年末より我が家に導入されたバリカンですが、前回刈ってもらった時は短すぎたきらいもあるからなあ。
じゃあまずは2センチぐらい髪を残すところからやろうねと。
だったはずなんですが、バリバリバリバリっと遠慮無く頭の真っ正面ど真ん中からいきなりバリカン滑らせる嫁まるちゃん。
頭皮スレスレで感じる滑らかで冷たい刃の感触、そしてその抜群の狩り具合。
おいらにはわかる。それ絶対2センチどころじゃないだろっ!と。
果たして鏡に映ったおいらはまるで、、、落武者?
なんじゃこりゃあ!

嫁(関西育ち)はそんな愛しい旦那様を前に「もうあかん。もうあかん。」
と、ひーひー笑って悶絶するばかりですがあんたどこの世界に逆モヒカンの営業マンがいますの。。。
その後どうあがいても、最初の一撃が凄すぎてリカバーするに至らず。
真ん中の溝を周りの髪で多い隠す、ということを試みるもさらに二人で笑い地獄に落ちるのみでありまして。
ってことできっぱりくっぱり丸刈りにしましたとさ。
頭が青いほどに。
この季節、頭から風邪を引きそうなほどに。。。

寒さ一段と厳しい折に思い切ったことされちゃったもんですが、しゃーないっす。
ゆっくり熱燗ぬる燗で温まることにしやすかね。
そして本日のアテは~これ!

あんこ!

だよん。
こいつは先日妹が持ってきてくれた超極上の逸品でやんす。
行列が出来ておまけに取材拒否!の移動式の天然たい焼き屋、知る人ぞ知る「たい焼きこのは」で使われているあんこなのだ。
そんじょそこらの養殖モンのたい焼きとは訳が違うってもんで。
あんこが誇りと自信を持っている。
人を見る目はまるでなく、酒を呑む舌も甚だ怪しいおいらだが、ことあんこだけは譲れぬものありなのだキラリ~ン。

これはどこぞのあんこやねんと問われると、ちょいと特別に頂いてきた鯛焼き用のあんこなんです。
たい焼きはたい焼きでも天然たい焼き。
そんじょそこらの養殖たい焼きとは訳が違うんである。
たい焼きに天然と養殖トナ?ハテ?とお思いの方もいらっしゃるでしょう。
ありますねんきっぱり。
よくフードコートとかにあるような鉄板一面でいくつもたい焼きが焼けるようなタイプがあるでしょう?あれは「養殖」モンと呼ばれます。
それに対して「天然」モノとは、たい焼き一枚一枚を一本の焼きゴテでしっかりと焼くタイプ。
これだとたい焼きは皮がパリっとやけてウマイのナンの!!
皮がフニャフニャの養殖モンとはエライ違いですわ。
今日はあんこだけなんですが、当然こだわりはあんこそのものにあり!
このあんこは、そんな移動式鯛焼き屋で使われているハラワタならぬあんこなのだ。
まずい訳がないってもんで。
このあんこの塊を早速指でつまんで口の中に。
嗚呼、なんという贅沢。
それだけで至福感で一杯なんだけど、小豆が柔らかくて味があって甘味のバランスもお見事。
塩をパラパラと降って食べても酒のツマミに最高になるダスよこれは。
たははぁぁ、旨い!
現実、やはり養殖物が大量に出回ってるたい焼き業界。
なんだかどこの業界も似たような感じですなぁ。

え?そもそもあんこが酒に合いますかって?

合ぁぁぁうぅぅぅんですっ!(@ジョン・カビラ)

でも日本酒を合わせるのならば、無濾過生より、出来れば火入れの良く練れたお酒が良いですなあ。
生モトだとやや味わい強すぎるかも、嗚呼、その点このH8byの10年熟成させた『諏訪泉 満天星』がとてもいい具合です。
質感柔らかい小豆の味わい、ほのかに感じる砂糖の甘み、それに良く練れた落ち着きある日本酒の組み合わせは・・・妙!
この一言につきますね。
ちなみに日本酒だけでは無く芋焼酎の『八幡』もこれまたズバンとストライク。
焼酎とは甘みがバッティングしちゃうんじゃないかと懸念しましたけど、ほのかな甘み同士がうまく口中で共存してどこまでも呑み食べしちゃいそうだあと。
焼酎だと甘みが後を引かず、日本酒とはまた違う魅力を引き出すんですよね。
いやいや、なんとも素晴らしい相性よ。
ホンモノとホンモノの出会いに幸アレ。
そう思わずにいられませんな。

いや~頭ツルツルあんこが旨い。
もちろん、お酒もすこぶる旨い。
仕事が忙しかった日々もいま振り替えるとなかなかに充実してたわけで、商談結果を待つばかりだし。
こういう気分も悪くないもんです。
あとは早く髪伸びてくれろと、言いたいのはこれぐらいかなあ。。。

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2008年1月25日 (金)

日本酒3合、芋焼酎お湯割2杯

日本酒3合、芋焼酎お湯割2杯
ついでにシャンパングラス1杯とビールの量は大瓶5本ほどかな。
ああ、一夜にこれだけ呑んだんですね。
でもちょっと呑み過ぎですよ。メッ。
なはは~んて思われる方もいらっしゃるかと。

が、ちゃいますねん。

これ、年が明けてからおいらが呑んだお酒の総量(いろんな新年会含む)なんざます。
改めて振り返りますと年末からずっと体調崩していよいよ復活かななんて思えたぐらいから津波のような仕事が押し寄せて来て土日もなく揉まれまくって火曜から昨日まで会社で徹夜してヘロヘロになってたら上司がタクシーに乗せて帰してくれて(好!)、熱っついシャワーをジャブジャブ浴びてなんだか久しぶりに会えた嫁まるちゃんとビールとお茶で乾杯して凱陣をアッチッチにして1合呑みかけたところで記憶を失う。
いや~怒濤の年明けでありましたわさ。

でも明日は会社の人が10人ぐらい我が家に遊びに来てくれて、昼から夜まで呑みに呑みまくる予定なんざます。
体調は、疲れが程よく美味しいお酒を欲するぐらいのちょうどいい感じ!
今日は明日の料理をいろいろ仕込んでいるからお酒抜き。
明日がのむりんいよいよ今年の呑み始めです。
挽回しますぜぇ~!
それでは皆さんも、良いお酒と供に酔い週末を過ごされますよう・・・!

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2008年1月 9日 (水)

まだぁ?

ノロの災いより一週間。
ようやく食欲も復活して、今まで以上に肥えるんじゃあるまいかというペースまで復活ざます。
今更ながら新年といえばやっぱり餅であり、そして餅は旨いや。

まあお陰様でツヤと餅肌を取り戻した体ですが、ウムム。
こと、お酒に関しましては未だ復活途上なんであります。

今年の初呑みのお酒は、嫁まるちゃんの実家で頂きました。
お義父さん秘蔵?の二年熟成「久保田 萬寿」。
これが1月5日土曜日のことだったんですが、この時点では小さなグラス一杯呑み干すのがやっと。
あとはビールを少々頂いて、とりあえず酒慣らし~と。
次の日ぐらいからはいよいよかな、ということで自宅で満を持して『諏訪泉 純米吟醸 満天星』のH8年詰を。
まったりとした温め具合にしようとしたのが図らずも煮酒になっちゃいましたが、これがまたい~い色してまして。
お猪口に注いだ『満天星』は、ほんのりほんのり。
琥珀色の透き通り加減が素敵だなあ。
あなたのようなお酒に出会いたかったのですよ。
と、それを愛しく口に含んでしばし、そして名残惜しさを引きずりつつ喉の奥に運び込む。
温かい筋がお腹の中にツツ~っと落ちるのです。

ウム。

うん。

旨いやっ。

やっぱ旨いやっ。

うひゃひゃひゃ~ようやく復活~、と年末し損ねた嫁まるちゃん特製「冷蔵庫残り物一掃キャンペーン」の肴と共にさあ次の杯~と思ったがしかし。

『今宵はこれぐらいにせぇ』、と。

ハテ?

『いやいや今日はこれぐらいにしとくか、せめてあと一杯ぐらいにしといたほうがいいよ』、と。

なにやら腹の中から声が聞こえる・・・。

そんなアホな!そんな後生な!
一週間も禁酒してたのにぃ?新年なのにぃ?

抗うかのように次の杯をググイと行きましたが・・・

ムムっ!?

なにやら・・・重い味わいに。
先ほどの天使の羽のような軽やかさは何処へ?!
3杯目、4杯目、はもはや先ほどの面影も無く。
胃からは「お酒はもういいよ。 ゲプっ」という信号がピピピと・・・。

ムム。。。
そう、どうやらまだまだ一合も呑めない体みたいで。
餅はあれだけ食べられるほど復活したんだけどな~。
やはりお酒を楽しむには、健康第一みたいですね。
ということで、未だ復活道半ばであります。
今週も昨日と本日を禁酒日としましたので、いよいよまた明日ぐらいからは・・・?
もういいよね?
どうぞどうぞ、美味しいお酒が呑める体になってますよう・・・!

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2008年1月 1日 (火)

謹賀新年!

のむりんでございます。
皆様、新年明けましておめでとうございます。

さあいよいよ本日から2008年ですね。
本日朝起きて窓から空を見上げれば、青い空の中に白い雲のかけらと凛とした太陽が。
思わず、好!と声を上げたくなるぐらいの素晴らしき天気ではありませんか。

そしてこれを読んで下さっている方々の多くは、今頃お節料理にとっておきのお酒を合わせて新年の始まりに好!好!好!とご家族で舌鼓をうっているのでありましょうか。
呑み始めのお酒は何にしようか・・・なんて悩んでみるのも酒好きの醍醐味ってやつで。
いやぁ~、いいですねえ。

え?
おいらですか?
そうですね。
唸ってます。

うーん。うむむ。。。

と。

美酒に?

旨飯に?!

いや。

いやいや。

唸ってるんです。

布団の中で・・・

はい、、、どうやらやられちまいました。

えーっと、これ、流行のノロじゃないよね・・・
ってぐらいに、ドスンと来ましたがな。涙。
ということで、完全に寝正月ってやつになっちまいました。
どこに行った、おいらの『好』は。

年末からずっとやられていて、特にここ3日ほどは水と果物を少々。
ウムム・・・

しかし。
これも、好(ハオ)。
これは一年のスタートに大切なことに気づくのだぞ、という意味があるのだろうと思うことに。
最低限の体力がないと、お酒のことを考えるのってちょっとツライ。
気力がないと、ご飯だって食べたくも無い。
毎日の日々にもっと感謝感謝せよ、と。
深く深く、感謝せよ・・・と。
ということで、健康とお酒について多少なりとも考えることの出来た素晴らしきスタート・・・ということにしようかと。
そうそう。
ハオ、ハオ、ハオ。
とにもかくにも、素晴らしき新年のスタートがきられたわけなのです。
おいらが寝てようが唸っていようが関係なく。

そんなこんなでありますが、おいらの新年お酒の嗜み始めはもうちょいと先になる見込みですが、今年も素晴らしき酒友の方々と感嘆たるお酒を愛でられますよう。
どうぞ皆様、本年も宜しくお願い申し上げます!

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2007年12月27日 (木)

ほんと?

今年もあと残すところ5日あまり。

ほんと?

ムム と唸ってカレンダーをなんど見返しても・・・

ほんとだ。

なのにまだ年の瀬が迫り来ると言うほどの勢いを感じないのは何故でありましょう。
おいらだけ?
暖冬のせいでそう感じるのかな?
ウムム、しかしクリスマス中も赤青白のイルミネーションが街中であまり目立ってなかったような気もするのです。
例年に比べて街中でジングルベルも聞かなかったような。
世情もなんやかんやと相変わらず厳しいわけで。

ムム。

とこれまた唸りつつ、大好きなお酒を好きに買ったり呑んだりできている今の境遇に感謝感謝で今夜も一献しているところでありまするが、ちょいと目線を過去に戻してあっという間に過ぎ去ったクリスマスのことであります。
そして、当然クリスマスと言えばプレゼント!
そしてそして、おいらのクリスマスプレゼントといえば、一応コンセプトあり。
題して『一生モノ』シリーズ。
過去にそのシリーズで嫁まるちゃんからもらった代表的なものとしては、鰹節削り器、ミニかんすけ等々。
いまでも現役バリバリで、きっと孫の代まで使うんじゃないかってほどです。
さてそこで今年は!?
ふふふ。
そ、『黒千代香』が欲しいのでやんす。
陶器ですんで、丈夫で長持ちしそうなやつ。
最近まではですね、ミニかんすけ(錫チロリ)あるから芋焼酎温めるときに別に黒千代香が無くてもいいんじゃんと思ってたんです。
割り水した焼酎もチロリでとてもマイルドに温められますし。

がしかしっ!!

先日素晴らしい居酒屋さんで割水した芋焼酎をじっくりと黒千代香で温めた(というよりも熱した)ようなのを呑む機会があったのです。
これが・・・なんともウメッ!
焼酎を割水してチロリとかで湯煎すると、ほんとに味わいマロやかで甘みもクッキリしてツルツルと舌の上を滑り行くんですが、あえて欠点を申せば、パンチってやつが無いのです。
パンチが無くなる、というべきか。
まあそりゃそうだよねだってマイルドにさせてんだからと思いつつ、芋焼酎の味わいパンチとこの滑らかなほどの甘みをなんとか共存できないもんか・・・と以前より心の片隅で思ってはいたんです。

そんな中で嗜んだ、黒千代香の口から ふしゅ~ふしゅ~ と吹き出るぐらいに”喝”を入れた割水燗ってやつは!
味わい滑らか甘味もシットリ、それでいて眠っていた芋焼酎の力強さを揺り起こすよなパンチが喉元で炸裂っ。
これはおいらの頭の中で描いていた芋焼酎の旨みの理想に近付きました。
マイルドな中にも芋焼酎の力強さを。
それを呼び起こせるようなものが欲しい。
蒸留酒ならではの滑らかさと清らかさと力強さがあるはずなのですから。
ということで、今更感が無きにしも非ずではありますが、『もっとウマい芋焼酎を』キャンペーン第一弾として、この黒千代香を我が家に導入することになりました。

ちなみに、嫁まるちゃんにプレゼントは何が欲しいんだべ?と聞いたところ、マフラーが欲しいのだという。
ほほぅ、じゃあ週末にデパート巡りしましょうか・・・と提案したところ、まだそれほど寒くもないし年明けのバーゲンで安くなってからで良いということになりましてですね。
じゃあってことで、玉突きでおいらの黒千代香購入も年明けになりましたとさ・・・。

出来れば長く使いたいから丈夫なのがいいんですけどね~。
何かいいの知っている方はいらっしゃりませんでしょうか?
『一生モノ』シリーズとしてますので、出来れば長く使いたいのです。
しかし明後日で仕事収めってほんとかなあ・・・というほどにいろいろ仕事を残してるんだよなあ・・・これも来年に玉突きになりそうでコワイコワイ今日この頃でもありまする。

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2007年12月15日 (土)

雄町と雄町

先日の週末、嫁まるちゃんが友人の結婚式ということで朝からお出かけに。
結婚式の後も友達とお茶してくるということで帰りは夜も遅くなるんだとか。
ムム、これはヒサビサの・・・貴重な『週末1人』ではないか!1日だけだけど。
ということで、やはり一緒にいるときには『嫁からの鋭い視線』を気にして出来難いなあということをしないとねっっ。

ということで・・・いや~何でこういう時って目覚めがいいんだろう?
まずは朝からお酒置き場をゴソゴソと整理をば。
最近は貯蔵用は実家の蔵に直送しちゃって実際に呑むのだけを手元に置こうということにしまして。
熟成しようと思っても手元にあるとついつい開けちゃうしねえ。
日本酒は酒質を想像しながら実家に送ってみるものとすぐに呑むものに分けて、焼酎は複数本あるものは一本を手元に残して残りは蔵行きにしてみるか・・・などなど。
おっと、ついでにお酒置き場のレイアウトもね。
焼酎棚の最前列には『佐藤』を白黒交互で並べるかいやいや高良さんところの『八幡』と『田倉』を並べるべきか?とか、日本酒の方は『凱陣』を左から五十音順だろうかいやいやBY毎にすべきだろうかなどと1人でニヤニヤゴソゴソしてたら、あっという間に2時間以上たってやんの。
うぉ、会社で過ごす時間はすげえ長いと思うんだけど何故にお酒にまみれているとあっという間なのだろうか。

お次は買出しっ。今日は何本買っても痛い視線は無しっ。
もらったばかりの12月分のお小遣いを握り締めて向かうは、新川屋田島酒店さん。
山手線に乗って原宿駅で降りて歩いて約10分。
お酒入れ専用のズタ袋片手に場違い100%の竹下通りもズンズン歩く。
狙いは焼酎と日本酒を1本ずつ。
焼酎は尾込さんとこの、日本酒は佐藤さんの『あづまみね』ね!
しかし意気込んで向かったのは良いのですが、佐藤さんところの日本酒はちょうど切らしているのだとか。。。残念!
田島さんもご不在だったので尾込さんのホクホクとした芋焼酎のみ買っておいとましまして、お次は銀座線に揺られてこれまた久しぶりの別の酒屋さんに。
ここはとても良い意味でホッタラカシにしてくれるので、ノンビリと冷蔵庫をゴソゴソさせてもらいまして。
すると、やったー!の2002年詰め『我が家の春』まずは一本!
冷蔵庫の奥にラベルがこすれて剥がれかかっているようなのを見かけるとなんかソソリますなぁ。ちょうどこの冷蔵熟成したのを呑みたかったのですよ、佐藤さん!
が、やっぱりこれも購入しないとな・・・と、今手元に無いお酒も追加で。
『悦凱陣』の山廃純米無濾過生原酒の讃州雄町と赤磐雄町であります。共にH18BY。
H19BYがそろそろ出始める頃ですが、やはりある程度は熟成感のあるものを呑みたくなるというもの。
そしてなにより、先日丸尾さんの話を聞いた後に、改めてこの讃州と赤磐の雄町を呑み比べてみたかったのです。

割れそうな卵を持ち帰るかの如く一升瓶4本を大切に抱えて家にホクホクと。
家に帰った後はまずはお風呂に入って酒呑み準備を万全と、そして凱陣2本を同時開封。
スポッ!スポッ!
耳に響く弾けるような音が心地良い。
どっちを先に呑むべきか。ムムム。悩んだ末に・・・讃州雄町の方をまずは。
呑み比べだから錫猪口で一杯ずつ温めて呑みますかね。
さて讃州雄町を舌の上で転がすかと・・・ムム。
ゴツイ酸味、そして生酒を燗にした時特有の膨らみがムンムンと。
おおーこれは『凱陣』これぞ『凱陣・・・いやいやそれでも?
記憶の中で固定された、凱陣の旨さのスタンダードである赤磐雄町と比べると・・・まだ味乗りが足らんかな?どうよ、これは?などと部屋で1人、眉間に皺を寄せつつ気持ちを舌に集中させて。
くぅぅぅ・・・どう?記憶と舌ってけして一致はしないもんですし。
いやいやでも、味乗りがイササカ足らんかなぁ。
じゃあどうよ山廃赤磐、これにどう応えてくれんのよ?!
と勝手に1人ヒートアップして、御猪口燗にしてみますかね・・・。
熱い湯を張ったお椀の中に、『悦凱陣 赤磐雄町山廃無濾過生原酒』を入れた錫製のお猪口を浸します。
錫だから、中のお酒に熱さがすぐに伝わる。
お酒がグングングングン対流してますもの。
お猪口が熱くなるのが玉にキズではありますが、それをアチチと親指と薬指で掴んでググッと口に運びますと、最高に旨い状態のお酒が口に入るみたいでいいのですよ。
さあ・・・ほらっ!来ましたよっ

ジュワッ、ジュワッと!

そうそう、これこれ、口の中でこれが来るのが凱陣の赤磐雄町!
やっぱこれが旨い。これが大好き。これが僕にとっての凱陣。THE!凱陣であります。
開けたてでこれだけなら、これからどこまで・・・?
丸尾さん、やっぱこれは買えるもんならダースで欲しいぐらいです。
もちろん、讃州雄町ももうちょっと空気に触れたらどう化けますか。
これはこれでまた赤磐とまた呑み比べたいなあ。

ただいまーー!とドタドタと嫁のまるちゃんが帰ってくるまで、凱陣の雄町と雄町にまみれておりました。
どんな一日だったの?と聞くから、そりゃあもうステキな一日でしたよ、と。
この雄町と雄町とがすごくてさあ、と。
ああもう酔っ払いはしょうがないなあ、という一言で着替えに部屋に消えていく嫁まるちゃん。
うむむ?やっぱわかってもらえんかなぁ?
いやでもまるちゃん、本当に楽しい一日でしてねえ。
どうぞどうぞ、時々で良いのでこんな特別な一日がやってきますよう。
ソソっと雄町に祈ってみたりもするのです。

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2007年12月 4日 (火)

手紙

すっかりご無沙汰でありんした。
このご無沙汰の間には伊勢元さんの日本酒の会あり、のだやさんでの日本酒の会もあり、古酒をどっちゃり置いてある酒屋さんでまた秘蔵酒を紹介してもらったり、まんさんから頂いたカニ!をむさぼりつつお酒を嗜んでもいたり(多謝!)と決してお酒から離れてはいなかったのですが、ブログを更新することもないうちに世間はいつの間に師走なんだとか。
そういえば最近朝は寒いや。
気持ち的にはニセンナナネンなんてまだまだ半ばですよね?と遠くから叫びたいぐらいに時の流れに追いつけてないですけれども。

とまあ、相も変わらない生活を続けてはいたのですが、仕事上では別れがひとつ。
実は9月から3ヶ月間、新入社員研修の一環として、他部門に配属予定の新人がおいらの後輩としてついていたのです。
最初この話が来たときは、3ヶ月間で営業部門からいなくなっちゃうという新人にどこまで何を教えればよいのやら?と悩みましたが、仕事はトラブルが続いていたこともあって人手が足らなかったという切羽詰った状態だったから、来てくれるというのはとても有難くてですね。
課長の申し出に二つ返事で引き受けちゃったのです。

さて、そしていよいよ配属されてきた後輩君と仕事を一緒にしていたのですが、その様子を暫く見ておりますと、これがなかなか面白い。

「元気がいい」おー、よしよし。それ基本ですから。
「返事もいい」おー、そうねそうね。頼んだら気持ちよく仕事受けてもらわないとね。
「少しそそっかしい」あれ、さっき出した見積金額って原価そのまんまじゃねえか?
「どこでも寝る」社内はまだしも客先での打合せで船を漕いじゃうのはどうかと。

うむむ、憎めないタイプのいいヤツなんだが、後半の2つが気になるなあ。
まあとにかく物怖じはしなさそうなタイプだったんで沖縄やら北海道やらの出張にも1人で行ってもらいました。
すると現地ではなかなかうまく対応してくれたみたいですし、接待に同行させても場所取りやらお客さんとの会話も見事にこなしてくれまする。
これはなかなか見所があるヤツですな・・・。
それにしても惜しい。営業にずっといてくれればもっともっと遠慮なく鍛えられるのになぁ。特に↑の後半の2つね。。。
なんて思っている時に、おいらが新人として配属された時のトレーナーであった先輩にこの後輩の話をしましたところですね。

「ほほぅ。俺も知ってる。そんな後輩。」

そうなんですか?へー、やっぱどこにもいるもんなんですねえ。
最近の若いのはねえ。でもせめて客先で寝るのは勘弁ですよねぇ。
ハハハ。

「ハハハ。

って。
それ10年前のお前のことだから。」

・・・・・・ハテ?

「とりあえず寝ないのがお前の仕事だからね。
って毎回打合せ前に俺が言いきかせてたじゃない」

・・・・・・ハテ?

キヲクニゴザイマセンガ?

「お前なんてお客さんに寄りかかって寝てたじゃん。
それ見て俺真っ青になったよ。」

・・・・・・ソウイエバソンナコトモアッタカシラネ・・・・・・

「俺もお前を見てるとき思ったもんだよ。最近の若いもんは、ってな。。。(この後、思い出し説教が延々と)」

・・・いやいや・・・
しかし、なるほどっ。
そうかそうか、後輩を「憎めない様子たっぷり」と見る中には、過去の自分であるおいらを見ていたのかっ!!
ということで、あっさり納得することにしましてですね。

そんなこんなで、3ヶ月間一緒に仕事した後輩の営業研修も先週でお終い。
最後、その後輩君からの依頼で2人のツーショット写真を撮る事に。
おーそうかそうかじゃあ・・・と上着ぐらい着ようかと思ったら、のむりん先輩は客先でもいつも上着を脱いでシャツを腕まくりしている人だから、写真もそのまんまでいてくださいと。
お前もよく見てやがるなあと思いつつ、2人満面笑顔でパチリ☆とな。

ということで・・・今日のお酒はコレ。
楽しみにしている「新酒」なんて、日本酒・焼酎合わせてもこれしかない!

『さつま寿 旬』

ご存知、『さつま寿』の新酒100%っすね。
これだけはあと50年、毎年呑み続けたる!と思っている焼酎。

さてさて今年のは・・・うぉ、にごってますね。
あれ?去年こんなににごってなかったですよね?
開封してのこのソツの薫りは・・・・・・
いいねぇ!これこれ、『寿』の薫りですね!
お湯割にして一口呑むと・・・
うむ、去年より香りは馥郁!でもパンチは若干抑え目かな。
しかし総合的に去年より好きだなあ!。
甘味は強いけど、後は引かない。
そこが八幡との大きな違いかな。
しかしこの『さつま寿』はこれからどこまで旨くなっていくのやら・・・!
呑んでいて思う。
こんな旨い焼酎を造る尾込さんは毎年闘ってんだなあと。
だって毎年味が上へ上へと向いてますもの。
本当に・・・旨い、と思います。

さて、元・後輩君よ。
今週から新たな現場で揉まれていることでしょう。
近い将来、揉まれに揉まれて『旬』という衣を脱ぎ捨てた後の君がどんなヤツになっているのかを、ちょいと遠くから見守っております。
あ、そういえば最後に「僕も営業になってみたくなりました」とおいらに言ったそのセリフは営業トークなのか、はたまた・・・?
そんなことに思いを馳せつつ、今宵は『旬』をとことん呑んでおこうかなあと。そう思うのであります。

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2007年11月 3日 (土)

日本酒の日、僕は丸尾さんと【後篇】

そういうわけで、またもや丸尾さんと同じ車中の人となりまして一路『さぬきよいまい』の田んぼへ。

「私の住まいは香川の西なんだけど、『さぬきよいまい』の田んぼは東にあるんだよね。」

と、カーナビの地図を指し示しながらこれから行く場所を教えてくれる。
丸尾さん曰く、同じ香川県といえどあまりこの付近には来ないらしくて、来たとしても年に1~2回なんだとか。

「だから今日はもともと行こうと思ってたんですよ。」

おー、そうなんですか!それはラッキーだったなあ。
あ、でもこの発言は、隣で恐縮してしまっているおいらにかけてくれた優しい言葉なんではないかなあとも思えるのでありますが・・・
モトモトとワザワザの間に恐縮の想いは揺れちまいます。

あれ、そういえばカーナビの地図上に飛行機マークが見えますね。

「そう。空港は田んぼから近いところだから。」

だから空港まで送りますよ、と丸尾さん。
丸尾さんと『さぬきよいまい』の稲を見て、その後はわざわざ空港まで送ってもらえるとな。
なんというすごいドライブ。
なんかもう冷や汗が出できますね・・・

さて、しばし車を走らせて、さあいよいよ『さぬきよいまい』がワサワサとしているトコロに・・・と思いきや。
もうだいぶその辺一帯では稲刈りをしちゃった後みたいで、なかなか肝心の『さぬきよいまい』が見当たらないのです。
グルグルとその付近一帯を車で廻るのではありますが・・・
ムム~。
あ!あの背丈が低い苗のようなものはなんですか?

「あれは黒豆ですね。」

え、黒豆ってこんな風に出来るんですか?
へ~、知らなかった。これは香川の名物なんですか?
と無邪気に尋ねますと丸尾さんはいささか表情が暗い。

「減反なんだよね。つまり。」

ああ・・・。
先程の、将来もしかすると純米酒が造れなくなる時代が来るのかもという話が蘇ります。
減反はあれど稲穂は見えぬ、そんなちょいと暗い影が車中に差しかかったところ・・・
ヌナ?丸尾さん、あの先にあるフサフサは?!

「あ。あったね。あれだあれだ。」

ハンドルをギュギュンときって、数反だけ黄金色に光輝くそのエリアに向います。
立て掛けてある札にも・・・確かに『さぬきよいまい』であること、そして生産者の方のお名前も記載してある。
車から降りて、2人で稲を見る。
こりゃあ去年より色が良いなあ、と隣では丸尾さんが嬉しそうに独りごちております。
おお!今年の凱陣の「KU」は更に期待大か!?

「あなたはどう見ます?この米は。」

え~と詳しいことはよくわからないんですけど、稲の背丈はわりと低いんですね。
穂の先はまだちょっとだけ緑がかってますから、刈るまであと数日から一週間ぐらいかかるでしょうか?071001_1539012

「う~んそんなところかねぇ。」

と、こちらを見ることなくずっと稲を掌に置いて見つめている丸尾さん。
背丈が低いのはオオセトから来ているんだろうね、ほら、穂の先にヒゲが出てるでしょ?これも山田錦にはないよね。
なんてことを教わりながら、僕はここにいる。
ワサワサと風に揺らぐ黄金色の稲穂。
この米が今年どんな酒になってくれるんだろう。
ああ、この風景もこの瞬間のことも絶対に忘れないですよおいら。

どれだけ2人でそこにいたことでしょうか。
名残惜しくここを去り空港に向かうわけですが、あとわずかに残された時間に米の事をもっともっと聞きたいという思いを強くしまして。

『さぬきよいまい』は昨年初めて使いましたよね。他の米と比べるとどういう印象なんですか?

「まだわからないね。特性とかを掴むのはこれからだなあ。」

だから去年は70%まで磨いたものだけなんだ、とは丸尾さんの弁。
しかし、そこでまた表情が陰る。

「ただね、このお米が出てきた代わりに、農家の人がオオセトを作らなくなったんだよね。」

な・・・なんですと!?
オオセトといえば味がタップリと乗って、凱陣の純米無濾過生原酒の中でもリーズナブルで火入れの純米酒やら本醸造などでも使われてるお米じゃないですか。
ただ、やはり農家の数も限られている現状の中で、新しい米を造れば必然的に減る米があるわけで。
県も力を入れてこの『さぬきよいまい』をこれから押そうとしていますし・・・
いろいろと事情はあるのでしょうけれども、これから『凱陣』の火入れの純米酒や本醸造などの米が変わるかもしれないとしたら一大事じゃないですか?

「うーん。ありえない、とは言えないよねえ。」

と、どこまでも冷静な様子は崩さないけれども、やはり丸尾さんも気がかりな様子で。
しかし、オオセトの純米無濾過生原酒のファンは多いですぞ、丸尾さん。

「オオセトの複雑味がね。これがタマランという方は多いでしょうねぇ。」

そうそう!タマランのですよ。
しかししかし・・・ウムム。
単純に丸尾さんと『さぬきよいまい』の田んぼを見に来れたなどと浮かれてはいられなくなってきましたね・・・
丸尾さん、もっと米を!もっと米のことを教えてくださいよ。

「雄町。あなたはこの雄町が一番好きだとおっしゃってましたね。」

はい、讃州もいいですが、赤磐雄町。この山廃の赤磐がたまらなくいいです。
H18BYでは讃州を称える声も多いですが、個人的には赤磐の方がタマランと思ってます。

「味は赤磐の方が出るよね。讃州に比べてね。
ただ、あともう少し。あともう少し酸が出てくれればなあと。」

おお。
凱陣の中でも旨み最強とも思える赤磐雄町を更に呑み応えを強くしたものとな。
ああ、是非呑みたい。(おいらだけではないでしょう)
あ、山田錦はどうでしょう?凱陣といえば、兵庫のものと阿波のがありますよね。

「『燕石』には兵庫のものを、東京の人にファンが多い無濾過生原酒には阿波のを使ってますね。」

やはり違うものなんですか?

「やはり産地が違うと味に違いが出てきますね。
兵庫のはね・・・削ったときに・・・なんというか、ツラが綺麗でね。
透き通った感じになるんです。」

これが大吟醸クラスを造る時に活きるのだと言う。

「阿波の山田錦も本当によく農家の方が頑張って造ってくれてます。」

コアな凱陣ファン向けのお酒にはこの『阿波山田錦』がまたイイ。
ただ、この山田錦が育った土地は兵庫だからね。
兵庫の『土』がそもそも山田錦に合っているという面は否めないよね、と丸尾さん。

だんだんこちらもまた『丸尾節』のエンジンがかかって来てます。
これは・・・そう、赤い。先ほどの経営者としての顔ではなく、杜氏としての熱さ。
それは「赤い炎」のようでありまして。
先ほどの静かに燃える青い炎とは違って、メラメラと熱い!
そして隣にいるこちらはその火照るような熱さを体と気持ちの全部で受け止めることだけを考える。
今日はほんとすごい一日だよなあ、と頭の片隅で思っているうちに、いよいよ車は高松空港に近づいていくわけでありまして。
ああもうちょっとこの熱さを受けていたいなあ思う気持ちといやいや満足せにゃ罰が当たりますよと思う気持ちがまたまた交錯。
すると、丸尾さん。

「飛行機の時間、まだまだあと2時間もありますね。じゃあ、そこでコーヒーでも呑んでいきましょうか」

と、道中にあった喫茶店の駐車場の中に車を向けてくれまして。
ええ!いや申し訳ないですよどうぞお気遣いなく空港でプラプラしてますから~と言うも、いやいや家でもこの時間にいつもコーヒーを飲んでますからと。
いやあ、やはり相当気を使わせてしまって・・・恐縮至極デアリマス。

店内に入りますと、初めて?向かい合いましていろいろとお話をして頂きました。
当然、まずは米の話の続き!

「やはり『フッコマイ』に興味がありますよね。」

フッコマイ?ハテ?

「『復古米』です。」

おおぅ(無知なおいらよ)、昔造られていたけど一度米造りが途絶えてまた復活した米のことですね。

「西の代表的なものなら、『神力』『強力』などが有名だね。東なら『亀の尾』でしょ。
これらを酒にすると、西のは『味が乗る』という感じになるよね。
東のは味が乗りつつもやはり比較的『淡麗』な味わいになるよね。」

米はその土地、つまり土と水と密接な関係があるから面白いよねぇと。
さっきの山田錦の話もそうでしたよね。
うう、この喫茶店でも赤い炎は健在だぞ・・・
その後も、本当にいろいろ話をしてくれまして。

「うちはマニアックな酒屋ですから。マニアックな酒呑みの方に呑んでもらえればいい。そう思って、酒造りをしてます」

「あなたは茨城出身だよね。でもやはり茨城の人は淡麗な酒が好きなんじゃないかな。栃木もそうだろうね。
埼玉もそうと言いたいけど、でもあそこにはやっぱり『神亀』があるからねぇ。ひとくくりにしちゃいけないかなあ」

「●×は本当にすごい呑み応えだよね。ある意味で凱陣以上にマニアックな酒じゃないかと思うよ」

「いまはあらゆる世界で低価格の競争がはびこりすぎている。何事にも適正価格というものが本来あるべき。日本酒も同様ですよ。」

「酒ブームもいろんなのがあった。でも、焼酎のブームの後にこれというものがないね。もうあさり尽したかな。
日本酒も吟醸酒特集やらうちのような小さい蔵などを扱ってきたけど、もうそろそろネタ切れかなあ。
え?白ワインはどうかって?
うーん、美味しいワインは本当にいいもんだけどねえ。ブームになりえるかどうか」

「TVの『情熱大陸』の村さんの特集見た?あのスズキは旨いよぉ。2週間寝かせた刺身を食べたことがあったけどねえ。ほんと旨かった。」

その他にも、『凱陣』という酒を理解して取り扱ってくれる酒販店さんについて、5~10年後の凱陣の造りについて、手造りの酒ってつまりは何?について、そして少しだけご家族のことについてなどなど・・・
赤い炎と青い炎、そしてちょっとオレンジがかったような温かい炎の全てが入り混じる、なんだかもうすごいことに。
喫茶店でも僕らは相当浮いていたに違いない。
でも、こんでもかってぐらい浮けることって、幸せ以外の何ものでもないのです。

そしていよいよ空港まで送って頂いてお別れするその時まで、本当にいろんな話をして頂いて。
今度香川に来るときは●▲のツアーがいいぞ2万円台で東京から来れますよとか、雑誌「DANCYU」の酒特集についてとか。
この時はまだ明らかになっていない日産GT-Rはどんなデザインなんだろうとか(ああやはり車好きなんですね)、もう書ききれないほどで。
空港に着いた時には「名残惜しい」という気持ちは何故か微塵も無くなっていて、何かもう『満たされた』想いで一杯でありました。

が、帰りしな、ふと漏らされた丸尾さんの一言。

「うちは急なことでは蔵の中とかは見せられないからなあ。今日はすみませんねえ。」

と。
あわわ・・・そんなつもりではなかったのですが、やはり蔵に突然訪問して戸惑われたかなあと大きく反省であります。
酒好きとしては、マナーを守らないといけないですね。
丸尾さん、本日は1日どうもすいませんでした。
しかし、なによりなによりも!ほんとありがとうございました!

空港まで送って頂いて丸尾さんをお見送りした後、これは夢じゃないんかいとホッペをつねりながら気づいたことがありまして。
これだけ一緒にいたのに、そういえばおいらの名前は一度も丸尾さんに告げていなかったと。
確か蔵に行ったときには「東京から来た凱陣ファン」と名乗っただけでしたし・・・トホホ。

その後は脱力感甚だしく、空港で買ったお土産は全て東京の電車の中で無くすしで散々でしたけど、それにしてもスゴイ一日を過ごせたなあと改めて思うのです。

ようやくですが、本日丸尾さんにお礼のハガキを書きました。
このあまりの出来事をどうやって咀嚼出来るものかと思いましたが、こうしてブログに書いたりそれに皆さんからコメントを頂くことでずいぶんと気持ちの整理も出来ました。
丸尾さんには心から感謝とこれからの呑み手の決意といっては大げさだけど、ちょっとだけそんな言葉を書きまして。
このブログを読んで頂いたりコメントを頂きました方には、改めてお礼を申し上げます。

今年は11月1日から蔵入りしますということでしたから、H19byもいよいよ始動でしょうか。
今日は自宅で熟成中の凱陣をジッと見つめるだけでそれなりの時間を過ごし、その後に開封中の凱陣を呑んで時間をまた過ごし。
ありがとう、ありがとう、ありがとう。
誰に言うわけでもなく、この時のことを思い出しながら呑む凱陣は、またちょっとだけ今までと違う味わい深さでありまして。

今宵ばかりは少しだけ、『凱陣』のその味わい深さに溺れちゃいそうな夜を、こっそりと過ごしております。

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2007年10月21日 (日)

日本酒の日、僕は丸尾さんと【中篇】

ということで、丸尾さんと同じ車中の人となりまして。

こうなれば、いろいろ聞いたろ!と、上昇気流に乗った気分でイケイケドンドンであります。
じゃあ、まずは気になる『凱陣』の中でもどんなお酒が熟成に向くのかなどお伺いしましょうかね・・・

コホン。えーと、じゃあ熟成についてお伺いしていいですか?
僕も『凱陣』の無濾過生原酒の燗酒が大好きです。
丸尾さんとしてはどんなお酒が熟成に向くと思われますか?

「そうだねえ、やっぱりある程度磨いたほうがいいと思うけどね。磨きでいえば50%ぐらい欲しいんじゃないかな」

ムム?以前、古酒がどっちゃり置いてあった酒屋さんと同じことをおっしゃるな・・・と思いつつ、70%ぐらいのヤツってどうです?と聞いてみる。

「味が乗るのが比較的早いよね。まあ雑味というか、そういうのも出ちゃう時もあるけどねえ」

ムム。これまたやはりその古酒どっちゃり酒屋さんと同じことを・・・

「それと、やはり一升瓶だね。四合瓶はどうも熟成するには向かないね。あ、あなたの持っている一合瓶はすぐに呑んだほうがいいよ」

おおう、さっき買った一合瓶のことですね。
でもそれってなんでなんですか?
・・・ああ、「経験則」ってやつですか。なるほど。ムムム。じゃあ、おいらの熟成中四合瓶はナルハヤで呑んで置こうかな・・・

それと、生酒の熟成についてはどう思われますか?
僕も実家の蔵には『凱陣』を何種類か置いてあるんですが、やはり常温熟成になります。

「うーん。さっき聞いた江戸時代の蔵だよね。蔵とはいっても、やはり外気のマイナス5度ぐらいにしかならないことって多いんだよね。だから、ひと夏越してから熟成させたほうが無難じゃないかな」

・・・うーん・・・なるほど。H18byは全て最初の夏をこの蔵で過ごさせちゃったんだけど・・・
ちなみに熟成における冷蔵庫の存在ってどう思います?

「いやぁ、やっぱり冷蔵庫があるんならそっちで熟成させたほうがいいよ」

あ、そうなんですか?凱陣といえば常温熟成の代名詞かと思ってましたが・・・でもなかなか個人では酒熟成専用冷蔵庫って難しいですよぉ。
え?それでも酒好きなら持てって?えーと、なかなか難しいなぁ・・・
あ、それと、これは是非聞きたかったんですが、熟成させたお酒の呑み頃って難しいですよね。
どうやったら呑み頃分かりますかね?
え?
同じものを12本買えと。そしてそれを毎年1本ずつ呑めと。
もしいっぱいお金があるならねって、いやそれもなかなか難しいですよ・・・
しかも『凱陣』は毎年何種類も米違いや磨き違いでお酒を出してるじゃないですか。
さすがにそれを全てダースで揃えるのを毎年なんてやれないですよ~
ハハハ、じゃないですよ~

などと、カーナビが高松に近付くのを横目で眺めつつ、必死でこの「シンデレラタイム」(とでもいうしかない)を満喫しようとしてたおいら。
そして後半になってくると、丸尾さんがいろいろとお話して下さる。
それはそれは「青い炎」のような、丸尾節。
熱い、熱い、丸尾節。
小さな蔵の生き残り方から農業問題までとどまる事無し・・・これはいわゆる丸尾節の無濾過生原の直汲。
それを丸尾さんの運転される車中でじっくりと頂きました。

ちなみに今まで僕が出会った杜氏さんなり蔵元さんって、僕のような一介の日本酒ファンと触れ合うときは、その酒造りに対する熱い魂なり気持ちを柔らかく包みつつ接して頂く方が多いな~という印象でした。
しかしいま隣りにいらっしゃる方は・・・少し違って、感じられる人柄「そのまんま」のイメージ。
言葉を選ぶでも無く、かといってぶっきらぼうを装おうでも無く、生身の熱さが直に伝わるような。
気持ちをまとう衣の薄い方だなあと思ったものでありまして。
ああ、多分この人は自ら「お愛想とか言うのは苦手でねぇ」などとさっきから言ってますが、同じくこの人にはお世辞とかおべんちゃらって絶対通じないんだろうなあと確信に近い思いを抱いたたわけでして。凱陣のこれが好きこれが苦手、ってのがあったらそれをぶつけるぐらいがちょうどよさそう。

そして先ほどのこちらからの質問が一段落しますと・・・丸尾節が少しずつ迸ってきます。

「あなたは実家が農家なんだよね?今年の米はどうだった?コシヒカリを作っているということは、早稲なんだからもう食べたでしょ?」

はい、正直今年は・・・天気も厳しくて例年に比べると味が少し落ちたなあと話をしてました。
五月は暑くて六月は曇りばかり、七月は雨が降り続いて八月のあの異常な暑さ。
とても米造りには難しい年だなあと祖母と叔母が言ってましたが。

「そうだよねえ。この異常気象が続いたら、もう西日本の平野部なんて米作れなくなるよね」

え?怖いことおっしゃいますね・・・
あれ、そういえば確か丸尾さんのところの神力は・・・

「そう、九州なんだけど去年は台風でやられちゃってね。だから造れなかった。
今年は台風被害はあまり出なかったけどどうなることやら。」

神力、造れないんですか?

「うーん、まだわからないんだよねぇ・・・」

味乗りのある酒米と凱陣の組合せはファンの多いところですが。

しばし、丸尾さん無言。
そしてしばらくしておもむろに口を開くと
「今でこそ純米酒だなんてみんな当たり前のように飲んでいるよね。
でもさ、このまま米が作れなくなったらどうなる?
この温暖化に農家の後継者不足。
またまた三増酒を造るしかないような時代だって来るかもしれない。そんなこと、想像したことは?」

え・・・あ、いやそこまで考えたことは無いです。
今は純米酒を造ろうとする酒蔵さんが多くなってきつつあって、日本酒を見直す機運が高まりつつあるのかなあなんて思ってたんですけど。

「うん、純米酒。いいよね。でも、本当に日本を見たときにどうだろう?
米は誰が造るの?農家だよね。でも、だんだん米作りが難しくなってきている。山田錦だって、もとは東北では育たないとされてきたけど、最近はそうでもない。
このまま行けば、北海道でも造られるかもしれない。」

・・・えーと・・・・ウムム・・・

「本当にこのままで行けば西日本の平地では米が造られなくなる。そんな時が来るかもしれない。まあ、もうその頃には日本酒を呑む人がいなくなっているかもしれないから、下手すると困らないような事態にならないともいえないけど・・・それはそれでもうどうなってるのって話だよね。そして今や三増酒はリキュール類としての扱いになったよね・・・
純米酒を造る、もちろんそれはそれでいいよ。
でも、本当に米が無くなって三増酒でも造るしかないってときのことを想像したことある?
いよいよ小さい蔵は立ち行かなくなるだろうね。
そうなったらもう、小さい蔵は潰れるだけです」

確かに去年は神力がダメでした。でもその他の米を使うことで凌ぎました。
でも、もしその他の米もダメだったら・・・
神力のように、大きな蔵から米を押えられることになるでしょう。
さっき蔵で聞いた「小さな蔵だから」「手造りの美味しさ」というのとはまた違った現実を知らされたわけでありまして。
しかししかし、いまや『凱陣』といえば引く手あまたの銘柄なわけで・・・という疑問が多分おいらの顔に出たのでしょう。

「これは、今だけの問題じゃないです。そして、うちだけの問題じゃないです。」
と。
「真剣に考えますよ。些細なことと思われることも。だってうちは小さな蔵ですから。真剣に考えざるを得ないんですよ」とキッパリと。
今までどこか美味しいお酒を呑んで浮かれていただけの自分を、少し地面に引っ張り返してくれたような言葉でした。

この熱さはまるで青い炎のように静かに音を立てるでもなく、しかし誰よりも燃え盛るようでして。
饒舌というわけでもなく、かといって寡黙というわけではないのですが、言葉のスピードも抑圧も車中の雰囲気を乱すことなく、スラリと話が続いていきます。

そしてその後も、ここに書ききれないほどのお酒の話やお酒を取り巻く話が溢れんばかりに。
自分の中でそれをすぐさま咀嚼しきれないもどかしさがありましたが、何も知らんヤツだなと思われても良いからもうここは真正面から向き合わせて頂こうと思う、そんな時間を過ごしておりました。

そしていよいよ高松の中心部まで来ると、丸尾さんが駅まで送って下さると言う。
しかしそれは申し訳ないので固辞、丸尾さんが行かれるところで下ろしてくだされば十分ですと。
そして車からお酒を運び終わり(おいらも少しお手伝い)、ホントにありがとうございましたとお礼。
あ~貴重なシンデレラタイムも終わってしまったがなんという貴重な体験!
夢か幻かってところですが、ホントお礼のしようもないってもんです・・・

じゃあ丸尾さん、今日は本当にいろいろ勉強させてもらいました。
ありがとうございました!
今年の造りもガンバって下さい!
自分の中でもこのひと時の時間の意味の重さもわからずに、でもまあ最後ぐらい綺麗にと颯爽と(見せようと)クルリと走り去ろうとしたその時。
改めて呼び止められまして。

・・・はい?
ええ、高松までは電車じゃなくて飛行機で来ました。
18時35分発のJALです。
エエ、それまでは適当に時間つぶしてますから。
さっき教わった酒屋さんにでも行ってみようかなあなんて思ってますけど。
この後の予定ですか?いや、特にはないですよ。

・・・え?
一緒に「さぬきよいまい」の田んぼを見に行かないかって?
い・・・いいんすか!?

行きます行きますいかせてくださいと脱ぎかけたシンデレラの衣装を慌ただしく着るようにまたまた再び座席に着かせて頂く。

フロントガラスの向こう側には見渡す一面稲がフサフサしてるようにみえたのは錯覚でしたでしょうか。

そして、この物語はもうちょっとだけ、続くのです・・・

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2007年9月30日 (日)

カミノハカライ

「・・・49番!49番の方で~す!!」
ボボーっと奥の席に座っていたおいら。
よくよく見ると手の中には49番の札があるの。
え・・・おいらが?
・・・マジっ?!

本日は会社の後輩の結婚式。
モデルのような綺麗な奥さんをもらったとの噂だったんで、どっこらしょと最近すっかり重い腰を上げて二次会にお祝いに駆けつけましたところでして。
いやしかしこりゃ・・・噂にたがわぬ。
いつも隣で見てる後輩君が今日はとても眩しく見えたモンであります。
いいなあこんな美しい人と月曜から2週間も沖縄へ新婚旅行シッポリとは。
(2週間の休み、ってのも率直に羨ましいが)

そして聞けばこの見目麗しき新婦の父君は鹿児島のご出身だという。
普段嗜まれているのはもちろん芋焼酎、以前より鹿児島から送られてきているものを呑んでいるのだそうな。
そしてその中でもとても大事に呑まれている焼酎が・・・『村尾』
僕も結婚祝いでanさんより頂いたきり、一度しか手にしたことがありません。
それを愛しく愛しく割水しながら呑んでおりますが、そすがにそれもあとわずか。
まあ身の回りにある「如何ともし難い」ことの一つとはいえ、少々寂しく思っておりました。
が・・・出ましたよそれが。
なんと二次会のプレゼント用の景品ということで。
うぅっきぃー。
剛毅なもんだなあ。
で、司会に促された夫婦が抽選用の箱から番号の書いたボールを拾って、『村尾』の当選の番号を発表してんの。
誰が当たるのか知らないけどさ~ロックもいいけどさ~たまには温かくして呑めよな~その方が旨いからさ~。
「49番の方~当選です~」
一度はジョカでジュジュッとさせたものを呑んでみたい焼酎だよな~昔みたいな焦げ臭の強い村尾もまた呑んでみたいなあ~。
「49番の方~?」
49番だよ~誰だよ~なんならおいらが美味しく呑ませてあげるよ~だから少しおいらにもわけておくれよ~

ン?49番?あれ・・・?

ということで、冒頭なのでした。
テヘ。
神様のおハカライ、でありました。

その後、先輩やら後輩に懇願され泣きつかれマジ殴られマジ蹴られKYだと罵られてもその場では開けず。
だって、当然お湯すらもソコにはないし~。
勢いに乗ってその場でロックで呑まれるのが明白ザマスもの。
ロックを否定するわけではありませんが、この時期温めるともっと美味しく呑めますぜ~!
ってことで、今度我が家で会社の人を呼んでまた呑み会する予定ですのでその時までにおいらが責任を持って割水しておきます。決して独り占めするわけではございません。決して・・・たぶん・・・

嗚呼、でもそうなると黒千代香が欲しくなりますね~。
ずっと機会がある度に探してはいるのですが、未だビビッとくるものに出会えず。
しかし、今日のこの『村尾』との出会いがありましたように、そろそろ出会えるのではないか・・・今回はその予兆なんではないか・・・と思っている次第ですが、さて。如何なもんでしょうねえ。

しかしそれにしても・・・多謝!

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2007年9月27日 (木)

どことは申しませんが、いざ!

いざ・・・

鎌倉、とは申しません。
東京からは飛行機で行く所、なんざます。
どこかというと・・・
うぅ、書いて良いのか?

いやマズくはあるまいて。
以前このblogでもココに行く予定と書いたしなあ。
うぅ、でもここに書いちゃってから先日のような目に合うのは嫌だしなあ。

先日というのは、下調べバッチリ呑みたいお酒選びもバッチリついでに地元の酒屋さんに熟成酒と宗玄・能登の白菊について話を聞かせてもらう所まで話をつけておくなどバッチリ三昧のはずだった金沢出張が、業務上如何ともし難い窮地に陥り直前キャンセルと相成った件のことでありまして・・・
散々周りに「いざ金沢」なんて話まくっていただけにねぇ。
傷心甚だしく未だ傷も癒えずってなもんです。

そんな中、今回のも「業務でココに出張に行けるのなんて最初で最後の機会だろうな」と思うだけに、ここまで慎重に事を進めて参りました。
絶妙と言って良いだろう、期末を避けた10月1日(月)に打合せ日を設定。
打合せの時間帯だって前日からソコに移動が必須のところに設定。
それも秘密裏にお客さんと調整し、後輩や上司にすら未だ出張予定を伝えておらず。
そう、願い事とは胸の中に秘することでのみ成就するものだと言うのは古来よりの法則であります。
「え~と、力を入れるところが違うんじゃ」なんていうツッコミには全てヒラリマ~ント。
今回は験担ぎで未だなんの下調べもせず、通常業務も能面のような涼しい顔して淡々と遂行中なんであります。
ああしかし、実際にその仮面の下の本音はと言えば。

ああ、どうか行けますように。
ココのうどんといえばやっぱり「なかむら」だよなあ。
ああ、どうか行けますように。
醤油アイスは食べられるのでしょうか。
ああ、どうか行けますように。
あの階段を昇りきれるのでしょうか。
ああ、どうか行けますように。
高杉晋作が隠れてたというのはホントでしょうか。
ああ、どうか行けますように。
それでもセメのブレンドはいつまでたっても苦いんだよなあ。
ああ、どうか行けますように。
そういえば純米大吟醸のセメってのがあったので衝動買い。
ああ、どうか行けますように。
この酒独特の味、やっぱ丸尾臭がするというんでしょうか。

ああ、それでもどことは申しません。
どうか、どうか、行けますように・・・

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2007年9月23日 (日)

振り返りますと月曜日は

振り返りますと先週月曜日の夕方からは新川屋田島酒店さん主催の蔵元交流会に出席したのでした。
前日の伊勢元さんの会とは打って変わって18もの蔵元さんが一堂に介する会だから、これは自分なりの「テーマ」を持って出かけないと!ダダダっと呑むだけで終わっちゃうぞ~と思ったのです。
そう、燗で旨そうなお酒を置いてある蔵を狙い撃ち!
せっかく大勢来るのにもったいない?
当然そういう意見もあるでしょうが、むしろこういうときこそジックリとお付き合いできる蔵元さんを探したいというもの。
時間が誰にも均一であるならば、誰よりも濃厚に過ごしたもの勝ちってもんです。

しかしもちろん、その前にアクションは開始しておきます。
狙いは前週金曜に田島さんの所に遊びに(お酒を買いに)行ったときに試飲させてもらいながらある程度絞って置きました。
ひとつは『三重錦』。伊賀でひっそりと美味しいお酒を熟成させている蔵元さんです。
そしてもう一つは・・・大本命と言って良いか?
その名もズバリ、『あづまみね』
いや、もうこれに尽きるかも。
昨年の田島さんの会で断トツに気に入った美山錦の純米吟醸を改めて味わいたかったのです。(去年は火入れを呑んだのでした)
この「あづまみね」、なにより「柔らかさ」が群を抜いてます。
昨年、このお酒を呑んで「ライナスの毛布」のごとき柔らかさと暖かさに包まれると評しましたが、あれから一年後、僕はこのお酒をどう評価するんだろう。
それを自分自信で確認したかった。
その昔、旨いと思って呑んでいた酒が、ふと自分の好みから遠く離れてしまっていることを感じることがあります。
お酒が変わったのか、はたまた自分が変わったのか・・・どちらにせよ、どこか物寂しい。

凱陣、風の森、酉与右衛門、高柿木、奥播磨などなど、パワフルな純米無濾過生原酒にまみれて来たこの一年。
舌も体も随分と肥えて来たし。
そんな中で味わうこの『あづまみね』、いまこのお酒を自分はどう評価する?
一年前にこんなにも柔らかい、と感じて一日何合呑んだかわからないあの酒に、いま自分は果たして・・・?

ま、呑むしかないじゃない。
ということで開始早々に吾妻嶺酒造のブースに向かって一言、燗で旨いのをお願いします!
お、燗でいきますかと多少嬉しそうに蔵元さんがドブっと注いでくれたのはなんと!
その『あづまみね 美山錦 純米吟醸』の生酒であった。
おおぅ。傍らにある雄町でも愛山でもなく、やはり美山錦でくるか!
「濾過はどうしてるんですか?」という質問に対しては、ゴミ取りフィルターをかけるだけだと。
濾過なんて何年もしてないんでやり方を忘れました、ともサラリ言う。
お~じゃあこれも無濾過生原酒ですか。
スペックを見ると酸は2を超えることはない。
そりゃもうなんつってもライナスの毛布なわけで、これがどんな風に華が開くのかも期待しちゃうなあ。

まだ人もまばらな「燗専用ブース」に行って、50度手前ぐらいの燗にしてもらって目を瞑って一口すする。

・・・わ・・・うま・・・うまいよっ!

こりゃあ目も開くわ!酒も華が開いているかのよう!
柔らかさはそのままに、ひっそりとしかし誇りを持って咲き誇る花のような味わいは間違いなく「あづまみね」。
しかも・・・ただ柔らかいだけではなく・・・・・・いや、旨い。旨いよ。
こりゃ当たり前に、旨い。

山田錦や愛山や八反はあれども、間違いなくこの蔵のフラッグシップは地元産の美山錦で醸したこの酒。
それぐらい、群を抜いて旨い。
7号酵母を使ったこのお酒、冷やも旨いが燗にすると、このほのかな甘さ、やわみ、やんわりとした香ばしさを感じることが出来る。
酒屋万流、こういう特徴のあるお酒と出会えるのは幸せだよ・・・
凱陣や風の森などとは違った無濾過生原酒の燗の旨さ、これは早速「常飲リスト」入りである。

狙い撃ちのむりん、着席形式となった二次会は蔵元さんをマンマークである。
今後の蔵の酒造りへの想いについていろいろ語って頂く。
おお、いつかはオール純米に?
おお、いつかはオールにごり酒?
もっともっと旨い酒を。
その為にももっともっと造りの精度を上げていきたい。
などなど、おいらの舌が選らんだこの蔵元さんとの話は留まることを知らない。

そして話を伺うとやはり、熟成した酒も旨いのだという。
これは自家熟成をしないと・・・という話をしてたら、おいらに子供が産まれたらお酒送るから是非20年寝かせてくれという。(蔵元さん、この話忘れてないよね?!)
いやいや、もうそこまで言われちゃ産みますとも寝かせますとも!
その時は是非一緒に開けましょう!呑みましょう!ってなもんです。

いやはや、2日連続でいい出会いがありましたもの。
蔵元さんにも酒屋さんにも感謝感謝であります。
そして、お酒にも。
うーん、なんと素晴らしいこの日々よ。
今日も僕は、美味しいお酒を、呑んでます。

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2007年9月21日 (金)

振り返りますと日曜日は

振り返りますと先週日曜日の夜は伊勢元さん主催「日本酒を愛でる会」でありました。
今回は半年近く前から楽しみにしていた「ヤマサン正宗」の蔵元さんを囲んでの会です。
このヤマサン正宗、温めた無濾過純米生酒が殊の外ウンマい。味わいは比較的優しげですが、口に含めば柔らかくも押しのあるアタックが広がります。
これは熟成したお酒も楽しみだなあと思ってましたが、当日はなんと豪華なラインアップなことか!H8BY~H18BYまで、熟成酒もズラリ!
そのラインアップを見て思わずうひょひょひょひょひょと真顔で笑ってしまった人もいるとかいないとか、しかしこいつぁ楽しみに違いなし。

しかも、本日おいらの対面にはマイミクspiralさんがいたから、もう後は持参した錫チロリ「ミニかんすけ」を彼に渡しちゃえばあとはもう間違いなくお燗向きのお酒が絶妙な温度帯で出て来ると言う寸法でありまする。
そのカレが選んだ中でもH9by2種類とH17byは旨かった!
H17byは比較的まだ若いお酒なのに見事なぐらい燗が映えるの。
ズンズン呑めますもの。
H9byなんていったい何合を燗にして飲み干したのであろうか。
「温かめ」より明らかに「熱め」の燗が旨かった~。
ほぼ我々の席の周りで消費したんじゃないか?というほど呑みました。
舌の上で軽やかに踊るようになめらかで、するする舌から喉の奥へ滑り行きますもの。
食中酒としても抜群の旨さで、当然食事が消費されていくのも早く、僕の知る限りでも伊勢元さんの会で出る食事がこれ程までのスピードで無くなることもそうそうなかったような・・・

今回いらっしゃられた蔵元さんは加藤杜氏と杜氏補佐の高松女史。
お二人からじっくりとお話を聞かせて頂きました。
佐香錦、山田錦など米による造りの違いやら9号酵母と7号酵母でのヤマサン正宗での造りの違いなど。
どんな質問にも朴訥にそして誠実に答えられる姿に僕は・・・
杜氏の目の前でよく食べ良く呑むという「酒を味わう基本」ってやつを思いっきり反復するのみなのでありました。(お~い、いつ痩せるねん)

しかし杜氏のお顔は、どこかでお見掛けしたような記憶というか雰囲気がぷんぷん。
穏やかで、はにかんだような笑顔が絶えないのです。
どこでだろう~?と思い出そうとしてた所でハタと気付く。
そう、「農」の人そのもののお顔つきなのだ。
そういえば僕が小さい頃はこのような柔和な顔で地に足をつけて生活している人に囲まれていたような。懐かしい想いが蘇りますね~。
そして酔った勢いとはいえ甚だ失礼ながら杜氏補佐に「杜氏はまるで農業に携われているような顔つきと見受けられるのですが」と言ってしまった。(今思えば赤面だす・・・)
それでもそんな不躾な質問にも「杜氏は酒造り以外の時期は稲を育ててますから」と。なるほど、ちょうど今は稲刈りの最中であるのだろうか。
しかしそんな「ハニカミ杜氏」(更に失礼か!)も酒造りの最中ともなると「鬼神降りる」という表情もお見せになるとのことですからね。
いやいや、今日を境に「ヤマサン正宗」の味わいが更にググっと心に迫ってくるようだぞ・・・

ヤマサン正宗にまつわる○×クイズも気合いの10問全部正解してグッズ一式を総取り、
余ったお酒もジャンケン大会では一本だけでしたが、参加された住職様が自分で勝ち取られた18BYを帰り際にそっとお渡し下さり・・・

嗚呼、こうして僕はますますお酒を好きになる。
一歩一歩というのか。
一堀一堀深みにはまって行くと言うのか。
本当に、楽しい会でした。spiralさんもどうもありがとう。
「ヤマサン正宗」、いいお酒ですよ。
是非是非、一度呑んでみることをオススメ致します!

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2007年9月15日 (土)

今日も明日も明後日も

今日も美味しく呑んでます。
日本酒、焼酎、そして時々は梅酒も嗜んでしまったりして。

昨夜を思い出すと、一週間の疲れを取るかのように神宮の新川屋田島酒店さんのところに仕事帰りに直行。
日本酒と梅酒と焼酎をそれぞれ試飲させてもらって、一時間ほど田島さんとのんびりとお話させてもらいましてですね。
その中でも、H13BYの真稜の大吟醸古酒は逸品!!
冷したのを頂きましたが、これはいいですね!絶対にヌル燗で更に華が開くよ!
(しかしよくこれを試飲に出しちゃいますね・・・)
そして焼酎も美味しかった~!
35度の度数を感じさせず、ツルツルっと滑らかに喉元を過ぎ行くのですから。
「なんででしょうね、新酒でこの味わいになるのは」
月並みだけど蔵元の人柄と言うしかないよね、というのが田島さんの答え。
確かに、そうかもしれない。
のむりんも蔵に一度是非行ってみれば判ると思うよ、ということですが。
ウムム・・・
ソコまで言われると是非行かないとなあ。

今週月曜に田島さん主催の日本酒の会があるのですが、地元のお祭と日程が重なってその準備に追われているところをついついのんびり話し込んでしまいました。
日本酒は月曜の日本酒の会でジックリ呑ませてもらったものから改めて選ぼうかな、と。
なにせ、15蔵以上もあつまって会費は3,000円。
二次会もそこで蔵元さんとお弁当食べながら2,000円の会費で実施だという。
いや、これは行かねばなるまいて。
ということで、今度会社の仕事仲間が大挙して家に遊びに来るんでその時に呑んでもらう梅酒を一升瓶で購入。

そして明日は伊勢元さんのところで「ヤマサン正宗」の蔵元さんを囲む日本酒を愛でる会もあるんでやす。
伊勢元さんのところのお酒の品揃えもハートどんぴしゃですが、何よりその売り方というかその姿勢というのか、もう好きなところがギュギュっと詰っております。
この2日間の日本酒の会で、体中の水分を全てお酒とその仕込み水にしたいぐらい。
嗚呼、今から楽しみで震えが起こるよ。
(アル中で手が震えているわけではありません念のため)
自分にとって『ホームタウン』と呼びたいこの2つの酒屋さんの日本酒の会はとても楽しみ。

ただいま梨を食べつつ、芋焼酎・本垂を割水燗であります。
酒漬け酒漬け、のむりん通る。
今日も明日も明後日も、僕は美味しくお酒を呑んでます。
また皆さんと、美味しくお酒を呑みたいなあ。

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2007年9月 9日 (日)

いいとこ、台湾

台湾小旅行から昨日帰って参りました。
いや近いもんですね、台湾。
ご存知の通り台湾と日本と言えば国交断絶中ですが、これだけの民間レベルの交流を見ると「国交って、つまるところ何?」という感じも。
きっと大きな括りではそれなりの不便さや微妙な感じってあるんでしょうけど、これだけノーストレスに近い感じで海外に行けたこともないです。
なにより、地下鉄の駅は綺麗だし人は親切。
帰国後の日本で荷物抱えてちょいとのろのろ歩いてたら、子供を抱いた若い親父が後ろから声もなく体ぶつけて抜いていくし、駅には至るところにガムを吐き捨てた後が。
なんなんだこの彼我の差は?
素朴な東南アジアの人とかに触れてそう思ったことはあったけど、ある意味同じような都市機構と生活レベルを持った国である台湾とのこの差は、、、(台湾郊外の町並みはちょっと古くて、なんとなく寂れた熱海を思わせたけど)
ウムム。
これでいいのか、日本?

しかし台湾では「ノーストレスに近い感じ」と書きましたが、唯一「あれ?」と思ったのは、お酒を呑める機会がとても少なかったこと。
美味しい飲茶のお店、行きました。
カニ味噌が入った黄金色のスープがたんまりの小籠包。
アッツアツのスープを舌が火傷しないよう上から吸うようにススって、ハフハフと残りの小籠包を口に入れる。
そこでビールなんぞをグビっと・・・と思ったのですが・・・
置いてないのです、お酒類が。
さすがに鼎泰豊(ディンタイホン)あたりならあったんですが、その他の小さめのお店では見かけず。
あれは・・・なんなんだろう?
夜市も2箇所行ったけど、お酒を呑んでる人なんてほとんどみかけないし。
なんだなんだ、もしや日本だけなのかこんなにも外で呑むお酒に対して許容的なのは?
ご飯は安いし旨いし、足裏マッサージは痛くて気持ちいいし、人は何より優しくてビバ!台湾に違いなかったのですが、このお酒の謎には迫れなかった・・・

しかしその代わりというわけではないですが、『お茶』に触れ合う機会をタップリ取らせて頂きました。
問屋兼小売をされているお店に伺っていろいろじっくりお話を伺ったり。
良い茶葉は確かに値段は張りますね。
しかし、あちらの茶器を使っていろいろ呑ませて頂いていると、価格の安いものと高いものでは味わいも香りも歴然たる違いが。
お茶の歴史や種類などを片言の日本語でいろいろ教えてくれるので、もうずっと聞き入ってしまいました。
後から嫁のまるちゃんにはおいらが「まるで日本で酒屋さんに行っているときと同じ様子」だったと言われましたが、お茶に対しても滅茶苦茶興味が沸いてきましたね。
なるほど、茶葉も醗酵させていろいろ変わるんですね・・・とか。
肝臓を休ませるためにもお酒の代わりにお茶でも少し嗜んでいようかな。

そんなこんなで台湾では、結局最後の晩にホテルでビールを呑んだ以外は禁酒してしまいました。
帰ってきた昨晩は真っ先に「風の森 H15byアキツホ50%」「義侠 H17by山田錦70%」を燗で一合ずつ。
少し冷え込んできて、個人的に火入れの酒を呑みたくなり始めた。
日本酒については、夏は無濾過生原酒で冬こそ火入れの熟成酒を好んで呑むのです。
無論、四季を通じてお燗であります。

今日はこれから長野から出てくる大学時代の友人を含めて3人で呑んできます。
酒をあまり呑まない友人達ですが、今日のお店では芋焼酎をボトルで頼んでタラフク呑ませようかと思ってます。(おいらも、今日は芋焼酎をヌルメでウスメでずーーーと呑んでいたい気分なんス)
それでは、いってきますナリ。

いや~それにしてもよかったなあ台湾。また行きたい!

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2007年9月 5日 (水)

先週金曜日、「作」にて

弾む足取りで向かう上石神井駅。
仕事を終えた後に新宿超えて更に高田馬場超えたあたりのところで気分も益々乗って
くる。

中学時代からの友人と駅で待ち合わせするはずだったんだけど、予定より仕事を先に終えてしまったおいら、一足先にお店に向うことに。

そのお店の木の扉を開けると、おお、ここは・・・
ここにいる人全員がお酒が大好きで、ここの料理が大好きで、ここにいることが大好
きなのだという賑やかしくも柔らかい雰囲気に包まれておりまして。

そしてそんな雰囲気に呼応する様にこちらは「さあ、燗酒呑むんだぜい」と体中の細
胞ひとつひとつがエンジン点火してキャルキュル鳴って動き出す。
そしてフツフツとわきあがる燗酒への期待。そしてなによりこれから過ごす時間への
期待。

連れの友人がまだ来てませんでしたが、隣りのカウンターには偶然にもマイミクの仲
睦まじい燗酒夫婦がおりましたんで、お話に加わらせて頂き心地良い雰囲気に包まれ
つつ「友よお先に」と「群馬泉」でよ~いドン!

さあ、このお酒は想定した好みの味わいのどの変に来るのか?
ど真ん中なのか、コースギリギリなのか、いやいや枠外に外れちゃうのか・・・まずは何も食べずになんとも程よい加減の燗を一口・・・

ああ、やっぱし!
小気味好いぐらいのストレート、構えたミットのとこに来ましたよ。
しかもミット越しの手がシビれるほどの手応えで。
酸は高くないタイプのものでしたが、この豊かな味わいはなんとも・・・
そんでまた鳥皮を口にすると更に口ん中で凄いことが起きちゃうんですが、どうやっ
てそれを伝えろと言うのか?
ねえ。

そうこうしてるうちに中学時代からの友人も来て、昔の恋バナとかで盛り上がる。
しかしいつも思うんですけど「いま振り返って一番恥ずかしい時期」って文句なく中
学時代なんですけど、皆さんはいかが?
全てにおいて、なんなんだったのかあの偏屈極まりない思い込みと信条は?
酒の力を借りなくても顔が赤くなれますな。
あの時好きだった人と結婚出来なかったら、おいらは一生独身だと固く固く信じてお
りましたなぁ。。。若いという言葉では済まされないぐらいに、恥ずかしい・・・
連れ友よ、お前も同じだったハズだ。
お互いの名誉のためにそれ以上ここには書きません書けませんが・・・

そうこうしてるうちに同じくマイミクのspiralさんも加わって楽しく談笑を。(秘蔵酒もありがと~)
こんな時のお酒こそ、ほんとに美味しくないと。
そしてそこは若女将りえぞさんのチョイスに全てお任せでして。
普段は日本酒呑まない連れ友もクピクピと良い調子。
しかし凱陣やら鷹勇やら無濾過生原酒から火入れのお酒まで、それぞれ味わい深い温
度帯で出してくれるんですよね。。。
やっぱし家で適当にお湯で温めてるのとは違います。
「なるほど悦凱陣はこの温度帯か・・・」と舌に記憶させたろと思いつつ口中で堪能
しちゃってました。

楽しい時間が終わるのはあっと言う間。
帰りの電車では連れ友と今はどうしてんの?という話をしてましたが、ここにきて結
構酔ってきてもう何を話してんだか分からなくなる。何を話ししたんだっけね・・・
酔いが覚めるまで銀河鉄道のようにちょこっと空を周ってきてくれても良かったので
すが、そこまで気は利かぬこの電車は定刻通り高田馬場に着きまして。
連れ友とはそこでバイバイ。

金曜はいろんな酒友にも会えて嬉しかったです。
なにより「作」の雰囲気は最高でありました。
ここは純米燗酒の熱い発信地(あ、本格焼酎ももちろんあります)。
次はいつ行こうかな・・・

さて、これからちょいと夏休みもらって台湾へ行って来ます。
しかし今週月曜火曜と呑み会をこなしてしまって、週二日の禁酒設定が難しいのなん
の・・・
台湾は純粋に食事だけに終わらせるか・・・そんな悩ましい秋の入口の夏休みでござ
います。

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2007年8月31日 (金)

夏の終わりに

八月も終わりだよ~ん。
ちょいと前に梅雨が長いだの今年は冷夏ってほんと?なんて言ってたのになあ。
どこに行くわけでもなく日々の暮らしの単なる「夏バージョン」を過ごしていたらもう九月の声が聞こえてきてもうた。
気付けば大空から降り注いでいた蝉の声もいつの間にやら夕陽の彼方でやんす。

暑さ記録づくめの今年の夏も適温適量の燗酒・焼酎割水燗と共に過ごしたおいらは夏バテ知らず。(適量かどうか時々怪しいが)
先週から今週にかけても美味しくお酒を呑ませて頂きました。
先週金曜は大阪からの刺客!けいくんさんをざいちさん、池の鶴さんと共に赤坂・まるしげ夢葉家さんで迎え撃ってその後は池袋・BETTAKOで返り討ちくらっての酔っぱらっぱ~!
土曜はまるちゃんの仕事場のお友達が家に来て、家中の焼酎全部呑まれる勢いでかなりビビる。最近まで大学生だったという彼女、一体どこでどう鍛えて来たんだか。。。
日曜はまるちゃんと籍を入れて一周年ということで、一日二組限定マスコミはおろか個人のblogやホームページにすら店の名を出すことを認めない?(当然、店の看板も一切ない)と言う一徹なマスターのお店でご飯食べてポールジロー(わあ、日本の酒じゃない)呑んで、月曜火曜は禁酒して週間ノルマを達成させて水曜は天寶一の純米大吟醸生せめを呑みきって、そして本日。けいくんさんとhamuさんの誕生日を祝って月の中と逆鉾呑んで撃沈。

明日は「作」で酒友・旧友と供に一献。
夏の終わりに最大の楽しみがやってくるようで、ああ、もうメチャ楽しみ。
結局この夏も呑み通しでしたなあ。いい夏でした。

来年も、また素敵な夏がやってきますように。

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2007年8月23日 (木)

夏の一日

ん~~まだまだ暑いですね。
土曜は久しぶりに日中から涼しさを感じられて一息つきましたが、日曜からはまだまだ夏ですぜいとSUNSUNとした熱を浴びせる太陽健在。
こんな暑さの中で元気なのは・・・お祖母ちゃんあなたぐらいですよ家族では。

まだあまり無理しない方が良いんですが、麦藁帽子をかぶって何やら畑の方に。
ほんとジッとしてない人で・・・。どうせ言っても聞かないお祖母ちゃんですからねえ。。。
そんな最中のおいらといえば、家の四方を開け放ちわずかながらも風がそよぐ家の中。寝っ転がりながら煎餅食べてお茶飲んで。
やることといえば昔のマンガを読み返すぐらいの、ただただ怠惰な空気を貪るのみで。
毎年変わらぬ実家で過ごす夏の一日。
何度繰り返しても、いや~いいもんであります。

そうこうしてるうちに畑からあがって来るお祖母ちゃん。
うん、やっぱり病院のベットほど合わないものはなかったね・・・ニコニコしながらやってくる。よっぽど畑が好きなんですねえ。
そんな、おいらが最も誇らしいお祖母ちゃんの皺くちゃで土だらけの手からは、、、お!
取りたての茗荷があふれんばかりです。
ふと土間を見ると、そこら中に転がる玉葱とサツマイモ、そして茄子の山、山、山。
手に取るとそれぞれ形は個性的なもんですが、育ちに間違いなし!な匂いがぷんぷんしてますぜ。
それらをごろごろ、と転がしてみると中身はギュギュギュ!味わいじゅくじゅくジューシーさが感じられるウホホな気分。
ムム、これは・・・間違いない!
夏のこの時期恒例の、テンプラの宴ですなっっ。

となればダッシュ一番、当然に蔵に向かうわけで、そこで熟成中のお酒に手が伸びる・・・。
何にするかなあ。と、悩む幸せ。
土くれの旨みと滋養を吸い尽くしつくしたこの『さつま芋』、これぞと言うべき『玉葱』の甘み、夏を一払いする『茗荷』にあらゆる旨みとの調和をもたらす取り立て『茄子』の潔さと。
こいつに合わせるのは・・・無濾過生で行くのか火入れで押すか。
若いのを呑むのかいやいや黄金色のお酒でゆくか・・・
凱陣、酉与右衛門、辨天娘、いやいや鷹勇の濁りも捨てがたい。

悩んでいるうちに、じゅじゅじゅと揚がる野菜たち。
つやつやでホクホクで・・・
あ、じゃあもうこれで。
『鷹勇 7号酵母山廃純米50%』
これなら間違いはないでしょう・・・

が。お祖母ちゃん。さすがに昼からお酒は呑めないよ、と。
え?せっかくなのに?どうしても?ダメ?孫が帰ってきたというのに?
ムムム・・・そうですか・・・
まあしょうがないです。
言い出したらガンコなお祖母ちゃんのことです。
やはり働き者の昭和元年生まれ。
せっかくですが、無理強いは出来ませんからね・・・
昼酒なんて許されないことなのか・・・旨いんだけどなぁ・・・お祖母ちゃんと一緒に呑みたかったけどなあ。

ということで、取れたて野菜の揚げたてテンプラを頂きますっ
取れたてのものを食す。
それはもちろん美味しくて口中が喝采をあげる。
ですが更に・・・目の前に、その野菜を造った人と呑む。
これはまさに杜氏さんと一緒に呑む日本酒と変わらないぐらいに幸せなことではないかと思うナリ。
しかしこのテンプラは旨い。旨いよお祖母ちゃん!

で、これをまたお祖母ちゃんが温めてきてくれた鷹勇に合わせるおいら。
タマランタマランと箸が休ますこと無いおいらですが・・・あれ?
お祖母ちゃん、何故お猪口が複数あるのでせう・・・
「ま、一杯だけもらっちゃおうかねえ」

なんだよ呑みたいなら素直に言わないとお祖母ちゃん!
ぐいぐい注ぎますがな。
自分が育て上げた野菜を、特別に旨い日本酒と供に食する。
いいなあ・・・なんか美味しそうだよなあ・・・来年はもうちょっとマメに帰ってきておいらも少し野菜造り手伝おうかな。
そうすると更にお酒が旨く感じられるんだろうかと・・・想像するだけで喉が鳴るぞな!

旨い旨いと喉を鳴らす。
夏の休日、こうでなくてはという感じでありました。

来年、あの畑で働くおいら・・・イメージ出来るような、出来ないような・・・

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2007年8月18日 (土)

月影

さっきまで一緒だった。
友達3人と、我が家にて。

大学時代の部活の友達と。
グライダーに乗ってばかりだったなぁ、あの頃は。恋もお酒も縁遠く。
年間100日は合宿してたし、その他の日も一緒にバイトしたりと大学時代はずっと一緒にいたもんなぁ。
せいぜい年間10日ぐらいかな?
一緒に過ごさなかった日々は。
ああ、一緒にオーストラリアにも行ったな。
観光地?
行っとらん。
果てしない麦畑と田んぼの茂る田舎の空で、グライダーに乗って日焼けで真っ黒になるまで雲の上を目指していたのです。
時には風に乗って何百キロ先まで行って帰ってきたり。
時には牛と羊だらけの牧場に不時着しちゃったり。
毎晩夜更けになると現地の人とビールを呑んで、いろんなものが自分の内側から外側へとぐいぐい染み出すあの感覚とか。
グライダーでうまく風や雲の気流に乗れた時の感覚とか、もう遠い彼方。
お酒のアテに近くの川で採りたてのザリガニ茹でて食べたのも、もう遠い彼方です。

お前らが今日我が家に来るというので、仕事を定時に切り上げて家に帰って一時間で飯をこしらえた。
だいたい、今日来る3人中2人は酒を呑まんから本音としては張り合いがないのだが。
酒を呑める唯一のやつは、飯も何も関係なくとりあえずおいらがグラスに注いだものはなんでも呑む。
新酒も熟成酒も焼酎も、区別というものはないんかと思う。
ええーいもっと特別に美味しそうに呑まいんかいっ!と思うんだけど、
「ここの酒はなんでも旨いなあ」
と表情も変えずに時折ボソっと言うから、ついついこっちは嬉しくなってとっておきのお酒を注いでしまうよ。
義侠、天寶一、本垂、月の中、逆鉾などなど。
旨いよね?
うん、今日は特別旨く温めてますがな・・・

ああ、でもあの頃に比べて今日の3時間という時間の短さはなんだ?
時折、なんだこの時間の感覚は?止まっているような、もしくはこの時間が永遠に続くと思い込んでいた学生時代頃と変わらないような、と思うときもあるんですが。
それとは裏腹に、時間は刻一刻進むわけでして。
なんで俺はお前らを見送らなきゃならない?いつも一つのベットに4人で寝てたのに。
なんで「またな」と言う?あの頃は寝ても覚めても一緒にいたじゃんか。
なんで「奥さんによろしくな」と言う?誰にも気遣う必要なんてなかったのに。
でも今は、終電に間に合うように君らを駅まで送る。
名残惜しさは月影が、駅までの道のりの4人をアスファルトに映すのみ、なのです。

4人で水入らずだった。
とてもわずかな時間だったけど。
ずっと大学時代4年間一緒に家族のように過ごしていた俺達からすると、3時間は短いなあ。
でも、楽しかったなぁ。
お酒も呑んだなあ。
今回ばかりは、お酒も脇役に徹してもらって。
みんなを駅まで見送った後、また1人でちょびっと呑む。
旨い。
でも、みんなと呑む酒とちょっと違う。
ちょっとだけ、違う。
いや、かなり、違う。
ちょっと、かなり、の間に今はたたずむ。

うむむ。
なんだかよくわからんけど。
今宵はもう少し、呑んでから寝ることとします・・・

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2007年8月16日 (木)

なんででしょう?

なんででしょう?
どうしてこんなに・・・暑いんでしょうか?
朝っぱらから太陽がその存在をビンビンに主張するのはけして悪いことではないのでしょうが、いやちょっとそれにしても。

ま、それでも夜の晩酌、夏の燗酒と割水燗は止まりません。
ビール?呑みません呑みません。
僕の華奢な肝臓が許容できるアルコール摂取量は限られているのです。
だからこそ、一滴一滴を大事にするように今大好きなお酒を呑まないと!

会社から家に帰ったらまずはシャワーをゆっくり浴びる。
その後はちょっと冷房を利かせた部屋でうちわ片手にククイッとちょいと熱めのを。
もち、一杯目からね。
汗をかいたらタオルでググイ。
結局朝会社行く前にシャワーを浴びるとしても、いやいやおかげで夏バテ知らずですよ。

そしてお酒を呑みながら・・・考えることも、お酒のことばかり。
もちろん、「なんでこんなに旨いかなあ」と思いながらお酒に浸ることがほとんどなんですが、それ以外にも考えることあり。
いや、よくわからんことって多くて。
例えば焼酎なんですが・・・何故、黒麹のお酒って白麹のお酒に比べて若干高めなんですか?
麹の値段が高いんでしょうか?
「佐藤」しかり「萬年」しかり。
「佐藤黒」はこちらで2,990円。「佐藤白」は2,850円。
「萬年黒」は2,550円。「萬年白」は2,300円。
ちなみに万膳さんの所の黒麹である「萬膳」と白麹の「真鶴」の違い・・・この場合は何か特別な理由があるのかな?
結構差が大きいですもんね。銘柄名も違うしね。
お湯割にしたときに滑らかに感じる「白麹」の方が安いのが僕には嬉しいことですが・・・なんでなんでしょうね。
僕はこんな基本的なことも知らないんですよね・・・

その他に最近考えてること。
例えば「杜氏」さんのこととか。
現在、焼酎も日本酒も蔵元さんが杜氏も兼務されていることって多くなりましたよね。
日本酒でいえば「十四代」や「飛露喜」など一般的な人気銘柄がそうだし、焼酎も僕の大好きな「さつま寿」の尾込さんなどなど。
まあ、蔵元さんが造りたいお酒を自分で造るっていうんだから、もちろん文句の付け所があるわけではないんですが・・・
でも、疑問もあるわけです。
季節労働者としての杜氏さんや蔵人さんが今までいて、そしてそれぞれの流派が技を競いあったり同じ町に帰ってお互いの酒を呑み比べ合う(あ、イメージなんですけどね)・・・そんな中で向上してきたものってあるとおもうんですけど、現在の形態が進んでもし「杜氏集団」とも言うべきものが本当にこのお酒の世界から無くなってしまったら・・・
どうなるんでしょうね。
いや、よくわかりません。
是非を問いたいわけではなく、「どんなもんなんだろうなあ」と思いながら、ただ呑んでいるだけなんですけどね。

日本酒で言えば。
純米酒の比率が増える、それは良いことだ。
でも、その蔵がこだわればこだわるほど「量」は造れないだろうし。
利益だって三増酒を造っていた頃に比べれば低いものになるんでしょう。
それにますます世間一般で日本酒は呑まれなくなってきている。
そうした中で、蔵元さんとしても杜氏さんを雇うことが経営的に困難になる面もあるのではないか。
杜氏を雇えば定められた日給とかを払わなくてはならないのでしょうしねえ。

焼酎だって、この現在の焼酎ブームは黒瀬杜氏や阿多杜氏が綿々と築き上げてきたものの上に成り立っているのでしょうし・・・。

いやいや、こんなに好きなお酒なのに、実はわからないことだらけだったりして。
無知がお恥ずかしい限りなんですが、お酒が日毎に好きになっていっているので、今更ながらもう少しいろいろ知りたくなってきました。
何も考えずに好きなお酒を呑む、それが一番なんですけど、もしそれが叶わなくなることってありうるとしたら・・・怖いことです。

今週末は実家に帰省しておばあちゃんとゆっくりお酒を呑む約束になっているのです。
その他はボボーッとする以外ないくらいヒマだろうから、昼からお酒でも呑んでいろいろ徒然考えてみるのも・・・まあたまには悪くないですかねー。

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2007年8月11日 (土)

おおらかに、おおらかに

仕事にも精が出る金曜の午後と歌ったのはウタダですが、いやいや今日は(も?)全然出ません。
昨日夜から興奮して眠れないし。
朝は気も漫ろで昼飯も喉を通らず。(嘘。たんまり食べた)
午後の打ち合わせの資料には落書きしかして無いよ。(これはホント)

なにをそんなにソワソワしてんのかって?
というのも、今日もまた縁を頂いて熟成酒についていろいろお話をして下さると言う酒屋さんにお会い出来ることになってたのです。
ほんとほんと、良縁感謝だな~。

で、無事金曜午後遠方の出張先での仕事を終えて(金曜午後の仕事は出張で終えるに限りますにゃ)、更にそこから電車をトコトコと乗り継ぎしながら1時間ほど。
電車も1時間に2本ぐらいしかないし。
電車のドアを開けるにはボタン押さないといけないし。
最寄り駅からそのお店の途中からは街灯も無くなるし。
ン、でも町並みは何となく僕の田舎に似て無くも無い。

本日お伺いしたのは、そんな街にある酒屋さんでした。

先日名古屋で伺ったお店と同様に、お酒の熟成についていろいろお話を聞かせて欲しいということを予め電話でお伝えしておりましたので、お店に着いて今日熟成酒についてお話を伺いに参った者ですという旨を告げると、お店の奥さんが出てこられて
「いらっしゃいませ~。あら~でもちょうど主人が配達に出ちゃったところなの~」
ということだったので、店の奥さんとしばし日本酒談義。
遠くから来たということでお店にあるジュースまで出して頂きました。
おお、この温かいほのぼのとした雰囲気・・・期待が膨らむというものです。

しかし、しかし。
ムム?
お店の冷蔵庫にはなんか至って普通のお酒しか見当たらないんですが・・・
まだまだピンピンしている若いお酒ばかりではないですか~?

僕がそう思ったのを察知したのか、
「熟成したお酒は全部倉庫にあるの。もうちょっと待っててね」
と。

えっ?
っていうことはもしや倉庫まで見せてくれるの・・・?
と思うと、ちょいとドキドキ。

それから10分ぐらい経ったあとに、眼鏡をかけたニコニコした男性の方がお店の中に。
「お待たせしました~!」

「遠くからほんとわざわざ来て頂いて~」

いやいや、(強引に作った)仕事のついでだったのでどうぞお気になさらず。

自分がどうやって熟成したお酒が好きになったのかなどをひとしきり話をしたあとに、酒屋さんが熟成酒に興味を持った経緯なども一通りお話頂く。

その後、「じゃあ、倉庫に行きましょうか?」
(本当に連れて行ってくれるんだ!)

ということで一緒に店の裏に。

「整理してないんですけどねえ」
と言って招き入れてくれた倉庫は・・・

おいらは息を呑む。目は見開く。鼓動は早鐘。そしてこれは(きっと)夢じゃない。
だってそこはもう!
足の踏み場も無いほどにギッシリと熟成酒が詰まってるんだもの!
これぞ宝の山だよおっかさん。
産んでくれて、そして育ててくれてありがとう。
いや大袈裟じゃなく何故か母の顔が浮かんでしまった・・・
(こんな単なる飲兵衛に育っちゃってゴメンなさい)

足の踏み場は、比喩じゃなくて本当にないぐらい。
でもそこにはワインやら、様々な日本酒が、ケース単位でバン・ボン・ボボン!

すいません、そこにあるお酒って何年ものですか・・・
「あ、、、どうだろう。このケースの下ってことは・・・●十年かなあ。」
お母さん、本日2回目の眩暈がしました。

その、バン・ボン・ボボンな宝の山のような倉庫の中で、いろんな話を聞かせて頂きました。

僕も実家の蔵で日本酒を自家熟成させてるんです。でもやはり常温熟成と冷蔵熟成は違いますか?
「うん、やっぱり違うよね。ここはいつも15度ぐらい。四季を通じて温度変化は±5度ぐらいなんだよね」

どう違ってきますか?
「味わいはそれぞれだから一概には言えないよね。でも、やはり間違いなく常温熟成の方が熟成は進みますよ。四季を通じて温度の変化が出てくるから。」

温度変化も熟成においては重要なんですか?
「そう、それは経験上言えますね。逆に言うと、ここに置いてあるお酒は思ったより熟成が進んでませんよ。やはり温度変化が少ない分ね。10年熟成したお酒を呑んでも、ああこんなもんかと思うときがあります。」

ムムム・・・そうなんですか?
「はい。でも、一概には言えないのです。これが難しいところですね。」

あと、造りはもちろんだと思うのですがその他どういう条件が熟成に影響を与えるんですか?
「精白も重要だね。低精白のお酒は熟成させるとホントうまいよ~」

あまり磨かないお酒はどうですか?
「味は比較的乗りやすいよね。味の変化を楽しみたいならむしろそっちだよね」

なんか、磨かないほうが味が乗ってくるイメージがあるんですよ。勝手な想像ですけど。
「うん、間違ってはないですよ。でもね、低精白の熟成酒もねえ・・・(ちょっと恍惚した表情)。あとは吟醸香。熟成したときにこれもいろんな影響を与えますよね」

ええ、それはどういうことなんですか・・・
もう、エンドレス。
その他、今までの熟成酒への取り組みについて。
熟成させたにごり酒の味わいについて。(逆に酒屋さんはあまり呑んだことないらしい)
今取り組んでいるのは、理解ある酒蔵さんにあえて劣化したお酒を造って貰って呑み比べてみようとしているとのこと。(これを申し入れるのは勇気がいるらしいですが・・・そりゃそうですよね・・・)
お酒にキャップのゴム臭がついてしまったもの、生ヒネ香を放つもの、その他熟成における失敗例と思われるものを。
そして、これらのお酒と本当に良く出来たと思われる熟成酒を一緒に呑み比べてみる。
これを呑み比べてみたときに、何か見えて来るものがあるのではないかと。
熟成と老ね、本当に紙一重の話で個人の好みにも左右される。
そうすることで、見えてくるものがあるのでは・・・?
1970年に仕入れたワインの倉庫熟成中の瓶を見せてもらいながら日本酒とワインの熟成についても教えてもらったり、焼酎の熟成について、十四代が世に誕生してから今までの味の変化、その他熟成における酵母の役割やら東京農大の小泉教授から熟成酒について教わったことなどなど・・・嗚呼やっぱり書ききれんナリよ。

正直、この時点で満漢全席を味わったぐらいにもう満腹。至福。嫌だけど死んでもいいのかも。そう思って倉庫を出て店に帰ろうとした矢先・・・

「あ、あと設定温度を変えた倉庫がまだあと2つあります」

あぁ、母ちゃん、本日3回目の眩暈が・・・

温度を変えた倉庫もそれはそれは見ごたえタップリ。
っていうか、寒くて中ではさすがに長時間話せず。倉庫を見ながらいろんなお話を。
しかし・・・どれだけのお宝が詰ってるのですか???ああ、南極探検隊ばりの耐寒服を着て倉庫奥に突き進みたいナリが・・・

話を伺うと、倉庫の奥の方はもう軽く十年以上もそのまんまなんだそうです。

「いつか倉庫の中のお宝発見大会やるから、その時には呼びますね」
お・・・おいらなんぞ・・・勿体無いです。なんて殊勝なことは言わず、是非お願いしますっっ!即答です。

とりあえず2つ目の+2度に設定した冷蔵倉庫の中から2本をチョイス。
奥の方にあるだろうという銘柄を聞いてそこから選ばせてもらいました。
1997年瓶詰めの純米生原酒と2000年瓶詰めの火入れの純米吟醸酒を。
・・・ってか、こんなお酒あっていいんですか?
いやいや、こんな宝の山の中で、単に銘柄で選んでもしょうがないんだけど・・・でもこんな熟成させて旨いとされるお酒、これがすげえ美味しかったらどうしよう。もう2度と会えないんだろうな。
「あ~両方とも何ケースかまだあるから、いつでもおいで」

・・・母さん、またまた眩暈がしました。

ちなみにこのお店に最初に問い合わせた時に、「水曜に来れたら良いですね」と言われてたんです。
なんでかな?水曜って定休日と聞いてたのだけどと思って帰り際にその理由を聞いたら、
「水曜は定休日で配達もなくてずっと家にいるから、もしその日に来て貰えらた半日ぐらいかけてゆっくり自由に倉庫を探してもらえるから」
という意味だったそうな。。。

おおらかな。
なんとおおらかな。

そうか今日僕がこの「熟成酒」を目の当たりに出来たのはこのお店の方の『おおらかさ』のおかげなんじゃないかと感じ入りました。
そうだよなあ。
おおらかにいこうよ「熟成酒」。
だってお燗で旨い酒なんだもの。ね。

街灯のない道を、コケないように亀のようにノソリノソリとこの2本を雛鳥を抱えるが如く大切に駅まで持ち帰り、電車の中では今日お話してもらった言の葉をひとつずつ思い出してみる。
もう、ある意味抱えているお酒以上に宝物でした。
ここに全部書ききれないのが・・・残念です。

そしてこれは「のむのむ日記」であって「買う買う日記」ではないので、基本的には味わった感想なりを書かねばなりません。(時々例外ありますけど)

まずは2000年詰めの火入れのお酒の方を。
いつも通り錫のお猪口を使ったお猪口燗で・・・

ズンッ

そのショットは見事にグリーンを捉えるかのごとく、最初は軽快に舌に乗ったかのよう・・・
しかし、ズンッと重い。
そして熟成したお酒に時々ある、ある種の苦味も舌全体に広がる。
ムム、これを・・・ヒネというのか?
濃い味わい、そしてその後にくる若干の苦味、しかし確実に感じる熟成したお酒の旨み・・・
ねえねえ、これヒネ?誰か詳しい人呑んで教えてくれ~!!
ヒネと熟成の違い、これをちょっと知りたいのですが・・・

そして1997年詰めの純米生原酒。
これはあえて僕が今までの中で間違いなく一番旨い!と感じている生原酒系の熟成酒であるH15BYの風の森アキツホ50%と呑み合わせてみる。
まず、今日買ったお酒から・・・
おう、熟成した香り、先ほどではないけどちょっとした苦味と、、、まだちょっと花が開いてない感があります。
うん、まだ開けたてだもんね。
風の森は甘味も膨らみも、そしてなにより米の旨さが舌の上でその都度満開だから、今の時点では若干味わいの差はあります。
しかしこれを常温に置くとどう変化していくのか・・・楽しみです。
え?もち、常温熟成しても大丈夫そうなお酒です。
いや、むしろ常温で置きたいぐらいのお酒ですよ・・・

ちなみに冷蔵庫への保存代についてはどのように考えられているのか伺いましたが、値段は「そうそう、変えられないね~」と。
僕の買ったお酒、価格は当時のままの火入れが3000円で生酒が2400円。
まあ僕は嬉しいけど・・・良いんでしょうか?
まだ熟成酒への理解が進んでいない現在、値段変えても難しいだろうということでした。
あ、そういえば倉庫の中には「子供が成人したら呑む」んだっていうお客さんの為に冷蔵しているお酒ってのもありましたね・・・。
「地震があったりして割れたらゴメンっていうことでね」
いやいや、そういう問題ではないような・・・気もするんですが、これも「おおらか」から来るのだ!
熟成専用の冷蔵庫も持たない僕にも出来る、熟成させるお酒に不可欠なもの。
それは「おおらかな」気持ちで待つ。
う~ん、名古屋に続き、また学びました。

いつかまた水曜日にジックリとここでお宝探ししてみたい気もするけど、でもここは「おおらか」精神を持って、いつの日か酒屋さんが倉庫を整理してみて面白いお酒が出てきたら連絡もらうのを待つってのも悪くないんではないか、むしろそうあるべきなんではないかと思ってしまう次第。
それでも時々また伺って倉庫でいろんな話を聞きたいなあ。

今日、本当に素敵な酒屋さんにまた出会えました。
この良縁に、感謝!感謝!感謝であります。

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2007年8月 8日 (水)

デ~コンなわけでしてⅡ

僕は飛行機を操縦している。
その飛行機はまるで宮崎駿の映画に出てくるような旧式のプロペラ型なんだけど、大学時代にグライダーに乗っていたから操縦に関してはなんとかなる。
それよりなにより、いま僕はこの飛行機で重要なものを運んでいるのだ。
これこそ僕が求めていたもの。
それをようやく手に入れることが出来た!
さあ、これを一刻も早くこの飛行機で家に持ち帰ってグツグツ煮込んでいるあの中に入れれば・・・どんな味になるのか!?
そう気が急く中で湖の上空を軽快に飛んでいたが、急に飛行機の調子がガクンと悪くなった。
これも良くあることだが、しかしこんな時に!
風に乗ろうとしたり上昇気流を探してみたり考え付くいろんな手を打ってみたけど、もうどうしようもないぐらいに高度はグングン下がる。
おいおい、これじゃ湖の上に不時着しちゃうよぉ!
でも、いま背に積んでいるこれだけはなんとしてでも守らなきゃ!守らなきゃ!守らな・・・

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

全部、夢だった。
飛行機を操縦していたことも何かを運んでいたこともなにもかも。
時計を見るとまだ日曜朝6時。
布団にもぐってからまだ3時間しか経ってないのに、こんな夢で起きるとは。
え?夜中まで何をしてたのかと言いますと・・・

前日土曜に江戸川の花火大会を嫁まるちゃんと見に行きまして、そこでは「氷結」やら「庭の鶯」なんかをクピクピ呑んで結構いい気分になってたんですが、満足な気分を引きずりながら帰りの駅についたら、駅ビルの八百屋にあるデーコンがふと目に入り。
緑から白へと移り変わるデーコンの官能的な肌色をみてたら・・・急遽またデーコンカレーが造りたくなりましてですね。
まるちゃんに「これからカレーを作りたい」宣言をしたんですが、なんかもうそういうおいらの衝動的行動には慣れっこのまるちゃんはカレー用スパイスを探し当ててきてくれたのです。
そう、今度はスパイスからのカレー粉造りから始めねばならまいて・・・
家に帰るとインド旅行中の親友S君からの絵葉書も届いている。
ああ、間違いなく今の僕にはインドカレーの神々が降りてきている。
このブログは「のむりん の のむのむ日記」改め「カレリン ノ パクパク日記」にでも変えないといけないかもしれない。
最初、魅力的な人(お酒)にもっと近づく為にその親友の君(カレー)に近づいたのに、今はもう君(カレー)のことで頭が一杯なんだ・・・
っていうほどにあれからカレーカレーカレーカレーそしてデーコンデーコンデーコンデーコンデーコン・・・
うむむ。どうしたことやら。

とにかく、夜12時ごろからカレー造り開始。
まず、カレー粉造りから。
20種類のスパイスを炒めて「のむりんスペシャルカレー粉」あっという間に完成。
今回は小麦粉無し。
これがないと味の深みが出難いらしいのだけど、その分サッパリした味わいにはなるようです。
その味の深みをカバーするためにまずは鰹節をゴシゴシと削るところから。
これで出汁を取ったものでデーコンを煮て、和風の雰囲気をタップリと。
玉葱も微塵切りにしたものを炒めに炒めてその後に茄子やら大根やらを出汁と供に一緒に煮る。
ソコに塩やら醤油やら赤味噌やら「のむりんスペシャルカレー粉」を入れてみた。
ちょっと強引かなと思ったものもありますが・・・
2時ぐらいになってちょいと味見。
むむむ・・・旨い・・・旨くはあるけど・・・ちょい、パンチない。
っていうか、カレー風味の和風スープか?!
これを食えといわれれば旨いには旨いけど、カレーと言われるとちょっちなんか弱いような・・・
小麦粉入れるぅ?トマトとかチーズとか入れてみるぅ?
などと自問自答しながらグツグツと。
いやいや、もっと魔法にかかったような旨い旨い素材がなんかあるんではなかろうか。
3時ごろになって味見をしてみましたが、いややっぱりもっと和風テイストにこだわりたいし。何か、まだ足らないんだろうな・・・でも料理の勉強なんてしたことないしなぁ。
ってことで、とりあえず寝ました。
そこで見た夢が、冒頭のヤツです。
あまりにもナマナマしくて、起きた瞬間に「ああ、墜落しちまった・・・で、このカレーに入れる魔法の素材は無事か?」っていう感想・・・いや、魔法の素材まだ探しあててないから。

まあ、とにかく起きちゃったので、とりあえず造った半分を別の鍋に移してそちらにトマトとチーズを追加でいれて煮込む。(安全パイ用)
まあこれは確かに美味しい。イタリアンテイストと和風の融合。。。ま、安易に名づけて「ちょい悪カレー」。ジローラモもLEONも・・・きっと食べれば旨いと言ってくれるだろう。
もう半分の和風テイストの方は・・・うむ、デーコンの味は染みててすげえ旨い。
これをカレー風味のデ~コン煮こみといえばそれまでですが・・・
もっと奥深く味わい深いはず。まあしょうがないです・・・
ということで、日曜夜はこの和風とイタリアン風の「あいのりカレー」ね。
味わいはマズマズ。070805_1921012
まるちゃんは感激。
しかし、狙い通りの味ではないのよね・・・

でも、前回以上にお酒は進む進む!
酉与右衛門、空っぽ。
風の森、もうすぐ無くなる。
義侠、もう一丁!

そして焼酎は「萬膳」一本!
実は今回のカレー造りに使った水はこの萬膳の仕込み水。
合わないわけがないのであって・・・
この焼酎の甘味と和風カレーの玉葱やら大根やらの素材の甘さが層を重ねるよう!
日本酒みたいに口の中で交じり合ってそれぞれ別物の旨みを出すのとはちょっと違うけど、なんというか旨みが染み出るスピード感は焼酎ならでは!という感じ。
しかし、なんでこんなに萬膳は旨いと感じるのか・・・ねぇ。

お蔭様で?ヒサビサに自宅で記憶無くなるぐらい呑みました。
とにもかくにも、デ~コン☆カレー造りにまだまだ邁進します。
一応、今回のブログは「番外編」(竹鶴じゃないけど)扱いということで・・・お酒の話題はまた今度!

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2007年8月 5日 (日)

名古屋、また帰ってきます

金曜は日帰り名古屋。
うむむ、実に二年振りの新幹線で名古屋出張なんであります。
ほんとは朝からゆったりと行こうかなんてスケベ心もありましたが、東京での朝の打合せ出席必須となったこともありズルズル会社にいて・・・結局薬局東京駅発14時の「ひかり」に乗って客先のビルに到着する頃にはすでに17時に。
で、お客さんと立ち話して無事今回納品させて頂いたお礼をして・・・
17時10分ぐらいに客先辞去。おいおい、10分だけかよっっっ。
「新任の挨拶に伺います」ということでいきましたが、しかし本当に挨拶だけで終わるとは・・・おいらももうちっと営業力つけねえとダメだなこりゃ。(部長、ゴメン)

ってことで、アッサリと名古屋への用事の「前半」終了。
ま、「後半」こそ?隠れたメインです。
当然、名古屋まで来たからにはそこの酒屋さんにお伺いするのが筋ってもんで。
事前にいろんな情報を収集しましてとある酒屋さんにメールで本日お伺いする旨を伝えておいたのですが、今回の目的は特定の銘柄が欲しかったわけではないのです。
今回お願いしておいたのは、今僕の頭の中の大半を占めている日本酒の熟成酒と古酒についてお話してもらうこと。
こちらのお店では火入れで瓶貯蔵でしっかり蔵元で保存されてきたものこそ本当に美味しい熟成酒であると定義されているのです。
僕は僕なりに生酒やら火入れなどを常温熟成ですが、とにかく今はいろんな人の意見を聞きたい。
こちらのお店も、先ほどの定義はあくまでも『自分の店での基準』であることを強調されていて、四国の某銘柄の熟成の旨さも理解はしつつ、愛知のお酒の熟成したお酒を呑んで感動したことがご自分のベーシックとなっているとのこと。
なによりお酒において「感動」という実感はとても大切だなあと感じる今日この頃。
そう、お酒は感動できるものなのだ。
だから自分のこの拙い経験で得たものとこのお店の方が経験されてきたものは違うと思うけど、そこはそこでそれはそれなのだ。
だから、貴重なお話をお伺いすることが出来て本当に有意義でした。
僕も僕なりに更なるお酒の感動の体験を重ねてまたここに来ていろんなお話をしたいなあと・・・そんなお店でありました。
貴重な話、本当にありがとうございました!またお伺いさせていただきます!

まあそんなこんなでそのお店で一本を選んで名古屋駅まで向かって高島屋でまるちゃんとか妹にお土産なんぞを買ってたらもう帰りの新幹線の時間が迫って来ちゃって飛び乗るような感じで「のぞみ」に乗込む。
もちろん金曜夜の新幹線はほぼ満席ざますが、うう、おつまみ買うのが精一杯で一番楽しみにしてた帰りの車中の晩酌用の酒を買っておらず・・・(返す返す、何しに行ったんだか)
ワゴン販売でもビールはあるけどどうしようかな~なんて思ってたら、良く見りゃ買ったばかりの一升瓶あるじゃないの。
しかし車中で日本酒の一升瓶の栓を開ける人は最近なかなかいないんだろうな・・・しかも一人で。
が、そこは二年振りの名古屋だし~ってことでいきましたよ(ほぼ)躊躇せずシュポンと。
ワゴン販売でお茶を買ったついでにコップをもらって、そこにナミナミと。
グラスをちょいあげて「一人カンパ~イ!(別に寂しくはない)

今回の車中の一杯、それは『義侠 H17BY山田錦60火入』
さっきまで冷蔵庫にあったからやや冷え~常温というところですが、いや~味噌カツとも合いますよ。
愛知の酒とおつまみがある時点で、それだけで半分酔いしれちゃう。
お酒の匂いもとても良い匂い。
お酒の匂いってまずはクンクン嗅いでしまうね。
コップを手のひらパワーで温めていると少しずつ常温帯からまさにこれぞ人肌燗というところへ。
乗り心地も車中で一杯するにはとても適切なスピード感と安定した揺れの中で、ぐいぐいと呑む。新幹線のスピードにも負けず、ぐいぐい、ぐいぐいと呑む。
だって一升瓶あるんだもん。
遠慮しなくっていいわけだし。ぐいぐい!

ちなみに僕の隣りに座っている50歳ぐらいの同じくサラリーマンの方は・・・何時の間にやら弁当食べ終えて寝てる。
なんだよ~、物欲しそうにお酒を見たら一杯あげようと思ってたのに・・・
こんな旨い酒を呑んでいる僕がうらやましくないんだろうか?なんて思いつつ、「のぞみ」は夜の富士山を通過してて味噌カツも3枚目に手が伸びている僕。
いやしかし旨い。
実に旨い。

そういやあ名古屋では魅力的な日本酒の会もあったようですが・・・
この新幹線車中の一人義侠の会も悪くなかったです・・・というのはちょいと強がり混じりですが、これを家に帰ったらまた燗にしてじっくり呑むんだい。
まるちゃんに「何しに名古屋に言ってきたの?」と聞かれたらなんて答えようかと考えつつ、帰ったら帰ったでまたぐいぐい呑んじゃるのだ。
それにしても素晴らしい週末のスタートでありました。
まあ、たまには良いですよね。たまには・・・(部長、返す返すもゴメン)

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2007年7月31日 (火)

デ~コンなわけでして

先週土曜は眼鏡を購入しに、まるちゃんと成城学園前に。
親友T君の、奥さんの、そのお母さんの、その従兄弟の方の、その旦那様(わぁ、遠い)がやってらしている「INSpiRAL」というお店で選んだのですが、いやいやカッチョイイ眼鏡が勢ぞろいでして選ぶのが大変でしたわぁ・・・
おいらもO-NEWの眼鏡をかけていい夏を過ごす事にしました。
出来上がりが楽しみザンス。

で、その後はT君夫妻のホームタウン・高円寺で親友のY君(おーい、はよ彼女連れて来い)含めて5人で沖縄料理食べて、更にT君家に行って奥様お手製の美味しいオツマミとお酒と楽しい会話であっという間に夜は更ける。
こんな風に大学時代の友人一家と理想的な週末を過ごす・・・うーん、エエですな。

で、夜中12時頃に目白に着いたのだけど、楽しかった余韻を引きずってまだまだ元気なまるちゃんが「カラオケに行く」べえという。
で、カラオケ対決するのだと。。。ムム?!野村家恒例のカラオケ点数対決ですな。
負けたほうが勝ったほうの言うことを聞かねばならぬというこのルール、「是が非でも」と張り切って歌ったのですが・・・
2点差で負けまひた。
何を歌っても何曲歌ってもその差は縮まらず。
ブヒ、ナリ・・・

で、勝者まるちゃんからの今回のお題。
それは、「日曜の夜ご飯、カレーを作ること」

ああ・・・カレーねえ・・・う~ん・・・カレーですかぁ・・・
いや、カレーはもちろん大好きです。
昼に食べるならまだ申し分ないんですが。
というのは、夜だとお酒に合わせるのが結構難しいんですよね。
難しくないですか?
ビールはご飯と一緒になって腹にもたれるし、日本酒では流しきれない舌に乗った辛さと実は結構な脂分、焼酎もほのかな甘味が消されてしまう・・・。
お酒の大敵ぐらいに思ってましたが。

が、勝者の言うことは絶対。
それならばとこちらも全力で作らねばならぬ。
そして心に誓いました。
「お酒」にも合うカレーを作ってみせるぞ・・・と。
転んでも只では起きぬぞな・・・!

一晩よ~く考えた後に、日曜は昼過ぎに渋谷市場で挽肉と茄子と玉葱とトマト缶とカレーパウダーと、、、とある特選素材を購入。
さ、作りますか!(その時まるちゃんは勝者特権のうたた寝中・・・)

まずみじん切りにした玉葱を弱火で炒める炒める炒める!
炒める炒める炒める炒める炒める・・・

・・・・・・

90分後。
コ~ンガリとした香ばしく甘い匂いが部屋中に充満。
エエ匂いにエエ色してますな~。(こっちは汗だくです)

Ts3200572 そしてこれとは別に隣りの鍋ではまだコトコトと本日の特選素材を煮込み中。
これが本日のカレーとお酒を繋げるもののハズなのだが、さて狙い通りにいくかどうか・・・

次いで挽き肉を軽く炒めたところにさっきの玉葱と新たに茄子とトマトを投入してカレー粉とともに煮込んだところに・・・本日の特選素材!隣りで別に煮込んでおりました
「大根」を投入です。

Ts3200592 おでんの大根も汁の味が染みたよく煮込んだ奴が旨い。
だからカレーも同様(のはず)。
より味わいが濃厚になるように本日のカレーは「大根入りキーマカレー」なのです。
大根の形が崩れないように最初は別に煮込んでおりましたが、ここから一緒に。
大根、もうゴロッゴロと入れちゃりました。
で、味を染み込ませるように強火でグツグツと煮込む煮込む。
「デ~コン♪デ~コン♪」と口ずさみながらひたすら煮込むこと60分。
味見をしてみますと・・・ウム!?想像通りのコッテリサッパリ!こりゃウメエぞな!

さ、都合180分を経過してようやく完成です。
まるちゃんもさすがにこののむりんスペシャル!『夏のデ~コン☆キーマカレー』の匂いで起き出してきまして。
すごく汗もかいたのでシャワーをパパっと浴びた後に「頂きますっ!」
Ts3200602 まずはビールと供に。
ご飯控え目にルーと共に食べればビールも行けますねえ。
(しかし最近総じてビールが苦く感じるのです。何故?)

汗がス~ッと引いたところに最近の定番で力強い味わいの「風の森」の無濾過生原酒を燗で。
ゴロゴロ煮込んだ大根に合いますとも合いますとも~!
口の中で味の染み込んだ大根と押し合い引き合いもう大変なことに・・・
旨みは複雑なんだかシンプルなんだか良くわからないけど、とにかく旨いっ!
汗をかきかき、それでも旨いっ!

最後は萬膳の前割燗で。
芋焼酎のほのかな甘味は健在。
萬膳の力強さはどこまでも伸びるみたいでこれまたイイッ!

しかしこの『デ~コン☆キーマカレー』、エエですな。。。まるちゃんも相当満足してくれたようで何より。
もう少しトマトを減らして和風ダシを入れたらどうなるか・・・小麦粉の入ってないカレー粉を使えば・・・など、まだまだカレーwithお酒の味わいの想像は膨らみます。

いよいよ梅雨も終わりを告げて夏も本番です。
皆さん、美味しくご飯もお酒も頂いて、エエ夏を過ごしましょっ!

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2007年7月27日 (金)

冷蔵熟成と常温熟成について

日本酒の熟成酒の燗酒、これは実に旨い。
実家の蔵で眠りについている熟成中のお酒達に想いを馳せているとそれだけで心がムズムズしてきます。
ああ、この中から無造作に一本を掴み、それを夕食の度に嗜んで、その旨味の乗り具合いを口の中で計りつつ味わいつつ、自分だけの酒を育む喜びに浸る。
いやたまんね~な~と。

が、我が家の蔵の熟成方法では、どうしても試せないものもあり。
それはズバリ「冷蔵熟成」なんだす。
先日呑んだ満天星のH8byは冷蔵庫で熟成されてきたこともあってか、熟成したお酒とは思えぬほど色合いもまだ濃すぎず、お酒からもまだまだ勢いを感じます。
これがもし同じH8byで常温で保管された満天星があって呑み比べられたら・・・なんて思ってみますがさすがにそれを夢見ること自体が罰当たりというもの。
酒屋さんにもそうそうは置いてない熟成酒なのに、ましてや同一銘柄で常温熟成したものと冷蔵熟成したものがあるなんてねぇ・・・
ここはいつか車でも買う代わりに「日本酒熟成専用の冷蔵庫買ってくれ」とまるちゃんにどう頼むかを考えるのが一番の早道なんじゃないかとほぼ諦めておりました。

が、そんななかで営業途中にダメ元で飛び込んでみた酒屋さんにそんな都合のいい問い合わせをしたら「あります」とのお返事が。
おお!行き当たりばったりならぬ行き当たりバッチリ。聞いてみるもんですね・・・
お酒はH12BYの生モト純米原酒火入れ。
一度も耳にしたことのない蔵元さんのお酒でしたが、酒屋さんはとてもとても大切にそれを保存されていたらしいのです。
嗚呼・・・それを頂けるとは・・・ありがたし。
読んで字のごとし、ホント有難いなあ。

ということで送られて参りましたのがこれ。
Ts3200522とても丁寧に分かりやすくラベルまでつけて下さいました。

色合いは・・・あれ、意外に変わらないのですね。

では肝心の味わ いであります。
まずは常温熟成のを・・・うん、呑み応えあるなあ。熟成具合もなんかまだまだこれからっっっていう力強さも感じますなあ。
次に冷蔵熟成は・・・ムム!?さっきのよりパンチがあるような・・・。ちょっと意外ではありましたが、明らかに口に含んだあとのズーンという力強さが違うぞな・・・。

じゃあ次に燗。例の如く、お猪口燗で。
常温の方。うん、これは味が膨らみます。ドン!ドン!と来る。荒々しいぐらいのパワーあり。これは旨いですね。Ts3200542

で、次に冷蔵熟成の燗です。
まあ軽い気持ちで口にしてみましたが・・・これが・・・軽いショックを僕に与えることになるのです・・・・・・

呑み口は予想に反して意外なほどに綺麗ですっきり、しかしそれが口の中でもなんとも丸く膨れ上がって、、、ジュクジュクと、まるまると・・・それがもう見事に膨れ上がるの。そしてキレも鮮やか!くぅぅぅぅ、、、こ、、、これはタマランですわ。

結論から言うと、冷蔵庫熟成と常温熟成はやっぱ違いました。
しかも、、、今回のケースは冷蔵庫熟成がスゴク旨かった。旨かった。旨かった!

いや~こうなると冷蔵庫熟成もとても重要なんだなあなんて思ってきました。>まるちゃ~ん

あと、生酒の長期熟成(出来れば10年以上のもの)も出来ることなら味わってみたいです。
いま我が家で呑んでる「風の森H15by無濾過生原酒アキツホ50%」の余りの旨さに圧倒され気味なんですが、丁寧に冷蔵庫で熟成された生酒・・・そして常温で熟成された生酒。
この違いを味わってみたいなぁ。

今回のお酒は釜屋のH12by「おこぜ」でした。
杜氏は現在久保本家の加藤杜氏。
愛嬌あるラベルもまたステキ。
こんな出会いがあるから、お酒はたまりませんね。Ts3200552

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2007年7月25日 (水)

山小舎よ!山小舎よ!

先週から俄かに喉の奥の方に違和感ありと感じでたらあっという間に扁桃腺が腫れ始めてヤバいなんて思う前に熱が出て気付いたら寝込んでましてあらら~なんて振り返ったらなんと一週間も酒を断っちゃってまして、もう自分でも驚き。
喉の奥にはまだまだ風邪菌がいる様子でこれじゃお酒を思うように味わえないし、お酒はそれなりの量があるにはありますが、その素晴らしさを舌と喉とで体感できぬのならば、そしてお酒への敬意として未だお酒断ちは続くのでありました。

しかし我慢する分、恋しさは当然募るわけで気付けばお酒置き場で銘酒を眺めつつ佇んでいた、なんてのもしばしば。
でもこれを読んで下さっている大半の方は似たような経験がおありなのではないかと推察致しますので、あまり特異なこととは思っておりませんが。

そしてそんなしょぼくれた時期に我が家に贈られて来ましたのが・・・お水。
ペットボトルで四本分も。
水?ハテ?
なんて思っているそこのあなた。
水といっても鹿児島は霧島山中に流るる清冽な水でごわす!
柔らかくて甘くて繊細で絹のような・・・あのお水なのです。
この水をジッと見つめつつ想う蔵は・・・あの山小舎の蔵ですねぇ。
そう、お酒を呑めない時はお酒を造る=割り水した焼酎を造るに限ります。
呑めはしませんが、少しでもお酒に近づける気がしますからねえ。
(なんでも、この割水するという行為が酒税法上でも『お酒を造る』ことになったらしいです。この問題はまた後日。)

ということで、昨年まるちゃんのお母さんがわざわざ買ってきてくれた『萬膳』を開封することに致します。
用意した2つの甕に萬膳を入れて、そこにこの魔法の水2分の1量を注ぎ込む。
ロックでは呑まないから、残った萬膳の入った一升瓶の中にも直接この水を注ぎこんで割り水萬膳一升瓶分があっという間に完成。
これを呑むのは・・・きっと師走の音が聞こえ始める辺りでしょうか。
木枯らしで首をすくめるところを思い浮かべつつ、それまではゆっくりゆっくりと一日一回一廻し。想いを込めての、一廻しです。

2月に同じくこの水で割り水した『萬膳』が家にあって、それも飽くことなく毎日一廻しておりましたが、これをこの水で更に割って、自分好みの薄めの芋焼酎が完成です。
こうして割り水した焼酎は、とても匂いがかぐわかしい。
ふんわりとして濁り無き清冽な芋焼酎の薫りがもうたまらなくて。
これを温めるとまたまた最高なのですが・・・薫りも味わいも届けられないことだけが残念でたまりません。
この薫りと味わいを実感したら、どんな人でもオセロがひっくり返るように一気に焼酎好きにさせちゃうんだけどなあ。

この想い、少しは山小舎に届いたかな?
早く風邪を治して、これをゆっくり呑みたいなあ。
●●さん、ありがとうございました。
松の露、こちらも美味しく頂かせて頂きま~す!

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2007年7月15日 (日)

熟成酒について、真正面から

台風前夜・・・
なんで7月にこんな大型の台風が・・・
会社でおいらの後を引き継いだ後輩は本当に不眠不休の覚悟で仕事を乗り切ってくれておいらも感動してたぐらいで(最近涙もろい?)、そんでもってその後輩は明日からはそのリフレッシュのための沖縄旅行のはずだったが・・・(おい、そういや誰といくねん)

各地域で命を落とされる方もいらっしゃるとか。
ご冥福をお祈りすると同時に、これ以上被害が大きくならないよう・・・と祈らざるを得ません。

本日、まるちゃんが午前中の仕事を終えた後に有楽町で午後から落ち合って京橋の超超、ついで超お気に入りのカレー屋さんでランチを終えた後に交通会館前の「むらからまちから館」で烏賊の丸干し(300円とチョイ)を買ってきて・・・自宅での台風待機に備える。
今夜はまだ東京方面は雨風たいしたことないようですが、明日起きたらどうなっているかなあ・・・。

と、思い悩みつつ、今日は日本酒ね。
本日もいろいろと呑みたいから便利なお猪口燗。本当にこれは便利。
雨の中図書館にいって借りてきたCD「洋楽80年代特集」の音楽を聴きながら・・・QUEEN、デュランデュラン、ワム、ハート、TOTO・・・ナツイ。懐かしい。それを聞きながらの諏訪泉H7BY満天星と鷹勇 H9BY山廃純米吟醸の呑み合いとH17BY酉与右衛門とH15BY風の森の競演、そして竹鶴のにごり燗・・・
ぶっちゃけ、これで台風吹っ飛ばせねえかな?というほどの呑み応えでした。

満天星と鷹勇山廃の呑み合いは・・・想像通り素晴らしくて。
火入れしたお酒の熟成酒がどうのこうの、なんていう次元で語るのはもったいない。
日本酒の可能性の一端をココで見た。
生酒でない火入れの酒の熟成酒。
この旨さの松明は誰が引き継いでいくの?誰がこれを呑んでこの美味しさを伝えていくの?
それこそ日本人である呑み手のおいら達でしょうが・・・!と1人熱くなったりして。

酉与右衛門H17BYと風の森H15BY。
この無濾過生原酒を当然、燗で頂いたのですが、、、これは現時点で僕自身が生酒の熟成酒の燗をどう感じるかについて感じながら呑んでみました。
本間酒店さんからは「生酒の熟成の速さは、単純に考えたときに火入れの3倍」と言われました。
ただし・・・その「熟成方法」についてはまだまだ未解明とも。
『常温熟成』というけれど、酒蔵さんでの常温熟成と酒屋さんでの常温熟成と一般の呑み手の常温熟成・・・温度帯なんてまるで一致してないではないかということ。
確かに、そうですよね。

いま、実家では蔵での熟成の他に母屋で比較的西日が壁にあたる部屋での熟成も試みるようにしてみました。もちろん蔵・母屋に置いてあるお酒には新聞紙を全て巻いてあるし暗所であるには違いありませんが、たぶん温度差にすれば夏場であれば3~5度ぐらいは違うのでないでしょうか。
もちろん、厳密に比較するならば同じ銘柄を置くべきなのでしょうが、まだソコまでは想いも至っておらずで・・・そして日本酒だけではなくて焼酎の味わいの変化も感じたい。
僕自身のお酒に対するキーワードは『熟成』、しかしこれはまだまだどこにも正解と言えるものがないだけに、自分でも試行錯誤をするしかないようです。
そして冷蔵熟成と常温熟成の違いについて・・・これは、最近とある酒屋さんのご好意により酒屋さんで冷蔵熟成した酒と倉庫熟成した同一銘柄の生モトの酒の呑み比べが出来ることになりました。
銘柄としては、もう言うことなし!というもの。
それについても近日UPしたいです。

Ts3200492_1と、、、気になるテーマとしては、にごりやおりがらみ酒の熟成についても非常に興味を持ってます。
こちらは伊勢元さんと田島さんと山枡酒店さんからにごり系のお酒を送ってもらいまして、熟成の味わいの変化について感じて行きたいと思ってます。
本格的に味わうのは・・・5年後ぐらいか?とも思ってますが、まあこの辺はゆるゆるといこうかな、と。
あんまり急くのもお酒のスピード感と合いませんし、多少時間をかけてもここはジックリお酒と向き合いたいところです。

それにしても静かな今現在、これが台風前夜の静けさなんでしょかねえ。
不気味で怖いですが・・・改めて、台風災害による被害者がこれ以上大きくならぬようお祈りいたします。

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2007年7月14日 (土)

前割焼酎一考

嵐の前。
何が嫌かって、この温風まとわりつくよなヌメッとした湿気ですよね。
こんな時は少しだけ、焼酎をロックを呑みたくなる気持ちが理解出来そう・・・
ですが今日ももちっ!燗ですがなななななっ

本日の前割燗は以下の通り!

・萬膳
・逆鉾
・月の中
・八幡
・さつま寿旬
・本垂

全て割水してからほぼ1ヶ月以上が経ちますが、割水してのアルコール度数低下による水質劣化を防ぐための毎日一振りは欠かしておりません。
また、本日はただ単に呑み比べるだけでなく、前割燗に適した銘柄を選ぶ・・・という興味もありありなのであります。
焼酎の中にも割水した結果「ダレる」なぁ~と思われるのも・・・正直あります。
それは単に造りの問題だけでなく、割水用の水との相性とか・・・まだまだ研究の余地はありなのですけどね。
その他諸々の要因もあるのかな~と思ってますが、そこが判るほどの域にはまだまだなんであります。

では、ゆっくりと一杯ずつをお猪口燗に。
味わいとしては、以下のとおり。

萬膳⇒
スルっと喉に引っかからず喉の奥に消えゆく。
芋の力強い味わいのパンチはないものの、味わいがダレることは無し。
蔵元さんが言うとおり、薄めたときにその本領はトコトン発揮されます。

逆鉾⇒
割水しても味わいの辛さは変わらず!
これはこれでさすがですね。
消して劣化ではないピリリとした辛さを感じます。
これぞ夏の焼酎かな。

月の中⇒
味わいの優しさが災いしてか、割水しての燗は合わないような・・・
割り水後1ヶ月ほど寝かせるのではなく、1週間ぐらいのところで様子を見たい。

八幡⇒
この焼酎は前割燗の時に最大のパフォーマンスを発揮!
本当に美味しい。
しかし、最大の弱点は・・・薄めすぎると全くダメ!
焼酎1:水2がギリギリのところ。
薄めすぎるとパフォーマンスが著しく落ちる点、その点が萬膳との最大の違いかな。

さつま寿旬⇒
脳天が痺れるほどの軽快なパンチ!
通常のさつま寿と同じイメージを持っていると痛い目にあいますね。
それにしても、これを呑むといつも八幡を思い浮かべてしまうのです。
同じ川辺の焼酎だからというわけではないと思うのですが。
個人的に、ずーーーっと毎年呑み続けたい芋焼酎です。

本垂⇒
派手ではないが、気づくと杯を重ねてしまう佳酒。
控えめだが味わいの主張はしっかりしている。
しかしこうした焼酎は「逆鉾」同様に東京であまり見られないのではなんで・・・?

と、本日はジックリと焼酎と向き合ってみました。
前割りしておけば全て旨くなる・・・という単純なものではないとは思いますが、ある程度は結果は出てくるようです。
それにしても、「本垂」の呑み飽きのしなさは特筆ものかも。
「逆鉾」の辛い味わいもさすがっっ

前割焼酎の道は未だ途上。
・無濾過の焼酎の前割はあり?(酸化が気になりますしね~特に夏は)
・どこまで寝かせると最高に旨いの?
などなど、課題はまだまだあります。

今後は同じ蔵元の銘柄別前割燗を味わう会(っても参加者俺一人)をやろうか・・・と考え中です。
現時点で最高に旨いと思う前割焼酎は「八幡」ですが、「田倉」やら「はちまんろかせず」やら「八幡35度」や「古八幡」などなども試してみたいです。

その他、前割焼酎の美味しいのがあれば是非教えてください。

それにしても、週末の台風が心配ですな・・・どうか大きな被害がきませんように!

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2007年7月12日 (木)

古きを訪ねて

古きを訪ねて、燗の旨さを知る。
日本酒ならば熟成酒の燗、焼酎ならば前割りした焼酎の燗。
旨味も余韻も、銀河鉄道のように高い所高い所へとずーーっと上がって伸びて。
もう、たまんねぇです。
最近はもっぱら食事には熟成酒の燗を合わせて、その後に前割りした芋焼酎の燗をゆる~くなが~く寝る前まで楽しむ。
旨味を体から逃したくなくて、溜め息さえも憚れる・・・そんなお酒に囲まれて、おいらは今日も幸せ一杯なんです。

焼酎の方は割水させた瓶を毎日軽くプルンと一振りを約半年。
これがもう「焼酎って旨いんだね」なんて次元を遥かに吹っ飛ばしていて、旨味そのものの本質にグイグイ迫る迫る!
なかでも八幡なんて、、、割水して燗で呑む為の焼酎なんじゃないかとさえ。
あ~たまんねぇです。

竹鶴にごりの上澄み、鷹勇山廃のH9by、酉与右衛門の吟ぎんがおりがらみ、風の森のアキツホのH15by、これらを一杯ずつのお猪口燗。
これで呑んでいると自分が好きになる酒の「軸」みたいなもんが見えて来ます。
これはもっと熟成させたいとかこれはずいぶん味がまとまってきたねだとか、舌がビンビンに反応しますもん。
これは独り言とは言わせまい、お酒達との会話です。
あ~これもたまんねぇです。
日本酒も焼酎も、多少やっかいではありますが時間をかけて味が乗ったところを燗でググッと・・・やるにかぎりますよね。

とまあそういうことで今現在実家の方で焼酎も日本酒もそれなりの本数を寝かせ始めておりますが、こちらを楽しめるのはもうちょいと先。
それまではせっせと市販されていて且つリーズナブルな味が乗って来た熟成酒達との出会いを求めねばなりません。

その「本能」からの欲求とも言うべきものに従い本日もふらりと小さな酒屋さんに入りますと、波長の合いそうなおばちゃまがレジにいらっしゃる。
ムム!
今日もなんか出会いがあるかな・・・という期待を膨らますと、焼酎は『純黒』があるではないですか。
焼酎を大好きになったきっかけの銘柄ですから、これはなんかあるやも!?
ただし都内ならどこでもそうでしょうが、芋焼酎はブームの波が「店内在庫古酒」ってのを一掃しちゃってますね。
自分が呑んでいて大好きな焼酎の古酒はほとんど見掛けたことなし。
最近は焼酎も古酒を結構な値段で売る蔵元さんも出て来てますからね。
買えるなら「10年ぐらいここにいま~す」なんていう焼酎を手にしたいのですが、残念ながらなかなか。
当面は地道に前割をフリフリするしかなさそうです。

ということで、日本酒。おばちゃま曰くこちらもなんだかんだで結構な回転率らしくて(良い事です)、「じゃあ」とあきらめムードだったところに、冷蔵庫の中で一本だけ「在庫処分品」という紙っぺらを貼り付けられたお酒が目に止まる。
在庫処分とな?!エ?この銘柄を?マジで!
あたりを見回し(もはやクセですね、これ)すぐさま冷蔵庫をガラリとあけてグワシと瓶を掴んで日付を見やると・・・!

あれ?
・・・2005年12月瓶詰めって、それほど古くないような・・・しかもずっと冷蔵庫に入れているのに在庫処分しちゃうの?マジですか??
よほど回転が良いところなんでしょうが、それにしても。
自分のことを「熟成酒の燗好き」って伝えたら「じゃあもってこいだね」とはおばちゃま。
はい・・・判ってるじゃないですか。
この山田錦の純米吟醸酒、定価4,200円が在庫処分で3,000円で良いそうです。
銘柄を言えば、最近ぐんぐん旨いという評判も聞こえてくる燗にして呑みたい銘柄の一つとしてインプットされている方もいらっしゃると思いますが、こういう出会いだったので・・・特に名を秘すということに致します。

と、いうことで古きを訪ねていたら今日も良き出会いがございました。
良縁、感謝感謝なのであります。

ああ、それにしても早く自家熟成酒を呑んでみたいですね。
うちの実家(正確には祖母の家ですが)は江戸時代に建てられた結構な年代モノですが、そこの蔵で寝かせている熟成酒をあれやこれやと選んで、気心の知れた酒呑み友達と土間で火を立てつつ燗酒を呑む。
くぅぅぅ・・・
エエですね~。
エエでしょ~?
もうしばらく、お待ち下さい。
お酒たちよ。そして「一升」の友たちよ。
もうしばらくしましたら、歓喜の出会いと邂逅があるハズ・・・です。

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2007年7月 4日 (水)

真昼間から満天星

長らくシャッターが閉じられた酒屋さんの中。
通路は無造作に置かれたお酒のダンボールとかで一杯だから、それをかき分けかき分けしながら冷蔵庫の前まで行く。
5面ほどある冷蔵庫の中には、見知った銘柄のお酒が鎮座している。
いや、、、しかしなんかちょっと雰囲気が違う気がするぞ・・・
ここのお酒、まるで眠りについている?!

並んだ真ん中の冷蔵庫に、買ってみようと思っていた銘柄のお酒が一本目に付いた。
どれどれ、と思って冷蔵庫を開けて手にしてみると・・・
ラベルが一部剥がれていて、なによりなんか埃っぽい?
冷蔵庫の中にあるのになんで埃っぽいのか・・・と思ってその一升瓶に記載された日付に目をやると・・・

『2000年12月』

と書いてあったのである。

おお!7年近く熟成された酒ではないか・・・しかも冷蔵庫で?!
その一升瓶には「燗が冴える純米酒」という紙で作られた札がかけられてある。
そう、「日本酒といえば純米酒でしょ」の道を開拓された、あの『神亀 純米酒』であります。
一度自分で買って呑もうと思っていたお酒ですが(燗酒好きならば一度は呑まねばね)、まさかこんなところでこういう形で出会えるとは・・・

冷蔵庫の中の他の酒を見やると、うっすらと埃をまとったようなお酒がまだまだある。
え!このお酒も一度呑みたかったのだが・・・!
も、もしやこれも冷蔵熟成酒なのか?!
お酒が入った箱の上部を姑の如く指でツツーッとなぞると、あっという間に指先真っ黒。
店内には他の誰も居ないのをいいことに、箱を開けて一升瓶を取り出してその瓶詰め日を見ると・・・

今度は『H8年 1月10日』

と記載。そしてその下には

『杜氏 鳴川善三』

・・・・・・・・・!!!!!!!

12年近い時を冷蔵庫の中で過ごした、『諏訪泉 満天星』ではないですか。
心臓が少しドキドキしてきた。
店内には他の誰も居ないのに、キョロキョロと見渡してしまった。
しかしなんなんだこの酒屋さんは!?

この酒屋さん、店頭には見知った銘柄のプレートが掛けられてはいたけど、いつ行っても店の入り口である大通りに面した所のシャッターが閉じられていたのです。
でもなんかお店を閉じられた様子とは微妙に違っている感じで、いつか開いてる時に入ってみようと思ってたんです。
が、平日のあらゆる時間帯に行ってみましたが、シャッターが開いているところを見たことがない。
しかし客先での打合せと打合せの合間があまりにも長くてヒマを持て余してたから、思い切って裏口のようなところに顔を出したところで『いらっしゃいませー』と声を掛けられて。
お酒については詳しそうなオーラを微塵も見せない店員さんでしたが、声をかけたらさっさと店の奥に引っ込まれて、店内には僕1人がポツネンと。
じゃあ遠慮なく自由に見させていただこうかな・・・と、特に期待もなくかき分け向かった冷蔵庫の中に・・・だったのです。

焼酎もH15年瓶詰めの芋焼酎がありましたが・・・うーん、この芋焼酎ブームの中をこの旧ラベルの焼酎もあるんですねえ。なんてのもありましたね。

そうこうしている間に、あっという間に次の打合せ間際になってしまいまして。
コレは夢かとホッペをつねりつつ悩んだ末に、上記2本を購入することに。
だって何故か次に行ったときにこのお店がまるでなかったかのように消えていた・・・なんてまるで「千と千尋の神隠し」みたいなことを想像しちゃったのです。
こんなこともあろうかと、一升瓶が余裕で入る大きさのバックで客先に行っている甲斐があるってもんで(だから普段はスカスカです)。

Ts3200452このお店、まだまだ奥深い(というか埃深い)ところあり。
まだまだ埃が山のようになってた箱があったからなあ・・・
『ひこ孫 2002年2月』
『空 1999年』
『諏訪泉 鳳 1998年』
などなど、またまた出会ってみたいなあと思うのでした。

しかしそれにしてもこれは夢ではなかったのか・・・と、ホッペをまだツネってみる。

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2007年7月 2日 (月)

半年に一度のご褒美です

日曜日、雨が降りそで降らない中をまるちゃんと昼から銀ブラ(←死語か?)。
『梅雨を吹っ飛ばせ』企画ということで・・・はい、セールをハシゴしての買い物三昧しちゃおうと。
まるちゃんには普段は節約の旗印のモトで頑張ってもらってますからね。
共働きだけど朝も早くからお弁当も作ってもらったり、いろいろと。
だからたまにゃあね。
おいらはといえば、夏用のスーツを買い足そうかと思ったけどクールビズだしあまり着る機会もないしということで取りやめ。
その代わり・・・そうだ、お酒を買おう!と提案(「はなからそのつもりだったでしょ」というまるちゃんの指摘は当たってます・・・)

ということで、行って参りました『伊勢元酒店』さん。
開店の電話確認したのは19時頃だったのですが、今日はもうシャッターを閉めたということでしたので「じゃあ・・・」と言いかけたところ、なんと特別に開けてくれるということで!
うひょ!
お言葉に甘えて上野より高崎線で一駅「尾久」駅で下車。歩くこと5分ほどでしょうか。
おお、見慣れた看板は・・・シャッターが閉まっておりますが、そこからプルプルリンと電話しまして、ガラガラと開けていただいたのであります。

冷蔵庫の中には・・・あるわあるわ欲しいお酒が。たんまりとあるんですわぁ。
『高柿木』『酉与右衛門』『風の森』『ヤマサン正宗』とか、おいら好みのお酒がもういろいろと。
焼酎も『園乃露』あたり、改めて欲しいなあと思ったんですが・・・ここはグイと我慢。
本日は購入コンセプトありなのです。

1.実家の蔵で熟成させられる日本酒であること
2.純米無濾過生原酒系であること
3.当然、燗ぬして旨いこと

以上の3点を中心として、伊勢元さんと相談しながら今回選びましたのは、

・酉与右衛門 H18BY山廃純米生原酒 美山錦55%
・酉与右衛門 H16BY無濾過生原酒 山田錦80%
・風の森 アキツホ純米大吟醸無濾過生原酒 50%
・手取川 H18BY山廃純米無濾過生原酒 五百万石60%
・琵琶の長寿 H18BY池本浩久仕込純米無濾過生原酒 玉栄60%

いや~今日は歯止めが利かなくなるぐらいにガガガガッと買いました。
まあ半年に一度のご褒美ということで、これを全部実家に送付してもらってしばらく眠りについてもらうとします。

このブログもコンセプトは「のむのむ」日記なので、基本的には「こんなのを買いました」というのは書かないようにしてたのですが、まあたまにはね。

今日は珍しく月曜だというのに呑んでます。
八幡の割水燗。
強気なことを言わせてもらうと『ここまで理想なぐらいの割水が出来るとはっっ』と叫びたいぐらいの旨さです。
アルコール度数は7度程度でこのユルさとウマさと芋のアマ味がたまらんですハイ。
ああ、あなたにもこれを呑んでもらいたいなあ。ちぇるしー。

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2007年6月30日 (土)

嗚呼、嗚呼、嗚呼

至福の時間とは。
あっという間に過ぎるわけでもなく、浮き足立つぐらいに緊張するわけでもなく、結構リアルに高揚感を実感しながら過ぎ行くものなのだなあ。

お酒の会において至福の時間を過ごすには。
お酒が足らなければ寂しいし、過ぎれば酒に呑まれるし。
参加された方皆さんがとてもお酒が大好きで・・・というオーラに包まれること。
これが最高且つ最低の条件で。

と、今日ののだやさんでの「これぞ吟醸酒の会」に参加しての感想。

この酒は評判通り旨いねえとか、わざわざこんなお酒を持ってきてくれたんですねえとか、もう夢見てるのが勿体無いよ!っていうぐらいに現実感満杯で楽しい酒の会でした。
初参加であり若輩者であった自分ですが、ほんと皆さん気さくに声をかけてくださって嬉しい限りでした。
ああ、伊勢元さんの日本酒を愛でる会や新井薬師のマサキさんのお店以外でまた『マイ・ホームタウン』と呼べるようなところが出来て嬉しいなあ。。。もう、それが本音。

今日はmixiでお付き合いさせて頂いていた方との初対面などもありましたが、本当に『お酒が好きだぁ』という方との一時は本当に得難いのであります。
男性は総じて魅力的で女性は魅惑的で、いやいやこれはきっと日本酒のせいだけではない・・・と、思う。。。うん。

お酒の方も、特に竹鶴の番外編はどうよ・・・ってぐらいの旨さでしたね。
ダービーに例えても、5馬身ほどチギッて勝つ位の旨さでありました。
高柿木やら酉与右衛門やらについても熱く語れたし、言うことなし!
ビバ!!日本の酒よ!!!
日本酒を愛する友よ!!!

まだまだ、いろいろ僕の中でも始まったばかり。
日本酒も焼酎もビールもなにもかも、ホンモノはいろんなところに隠れてます。

嗚呼、酒に埋もれたい。
嗚呼、酒そのものになってみたい。
嗚呼、みんなと、本当に美味しい酒を呑みたい。
これからも、そんな『嗚呼』に包まれたい。

どうぞ皆様、これからも宜しくお願い申し上げます。

P.S. 誘ってくれたりえぞさん、ほんとありがとね。

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2007年6月29日 (金)

黒くぬれ!~PAINT IT BLACK~

呑みましたよ~「プレミアムモルツ黒」。
この「のむのむ日記」でビールをとりあげるのは(多分)2回目。
『プレミアムモルツ』を取り上げて以来でしょうか。

Ts3200442その黒!もち、黒く塗ったわけではないですが、色も見事なまでの真っ黒クロスケであります。

ここんとこ連日仕事で帰りは遅いし朝は早いし、そんでもって明日は日本酒の会でしこたま呑むでしょうから(ああ、待ち遠しい)、お風呂上がりにチャンジャやイカキムチを肴にたまにはビールでも呑んで軽~く晩酌終えるのも良かでっしゃろ・・・と。

そう、「軽く」思ったんですけどね・・・この、呑んだ後に舌の上で沸き立つ焦げ臭はなんぞ!?
呑んだときは意外にススッと滑らかに胃に落ちていきますが、しばらくすると喉の奥の方から麦の渋みというか苦味が舌の両サイドを通りつつ口中に・・・軽くはないみたい。

しかしこの黒ビール、一体何を肴に呑めばよいんでしょう。
無濾過のビールのような荒々しさは感じませんが、キムチのように辛いものも見事に洗い流してくれますね。これはお見事。
しかし逆説的ではありますが、何故に日本でスーパーなドライビールがよく呑まれるのかが垣間見えて来ました。
肌にまとわりつくヌル~イ湿気を吹き飛ばすようなときは、麦本来の苦味を感じないスカッとしたものを呑みたくなるのかも。
喉を鳴らしながらゴクゴク呑めちゃうようなやつね。そんな梅雨の季節にこんなタイプのビールが新発売とは・・・ムムム?自信なんかな?
ま、たまにはこの辺で晩酌終了も良しでしょうか。

しかしこのチャンジャと黒ビールの組み合わせ、止まらないかも・・・

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2007年6月20日 (水)

梅酒に柚子酒にドドンと12本!

昨夜会社帰りに電車に乗ってると「お酒が一杯届いたよ~」という携帯メールがまるちゃんから。
ヌナ?最近自宅に酒を郵送した記憶はトンとないぞな・・・

と思って自宅に帰ると、玄関先に小さめだけど重そうな段ボールがズンと鎮座。
「ハテ?」と思い開けてみると、、、梅酒などのリキュール類が12本もズラ~リ。
しかしそれを見てさらに「ハテ?」
リキュールなんてますます頼む訳ないしなあ、なんじゃろこれは・・・としばし思案してましたが、そういえば先日お酒を呑みながらパソコン開いてる時に酔った勢いで楽天のプレゼントに応募しまくっていたような・・・
結果、まさにそれ!
今度我が家に遊びに来る人が梅酒好きということだったんで応募してたんでした。
しかし12本プレゼントってのもすごいですね。
ダブった銘柄もありましたんで種類としては8でしたがこれは素直に嬉しい。
酒屋さん、ありがとうございました。(もち、個別にお礼メール書きました)

我が家にはほぼ定期的に月に一~二度の割合で友人が遊びに来てくれます。
そこで主に日本酒やら焼酎を振る舞うのですが、中にはどうしても甘いお酒じゃないと呑めないという方も多いです。
そういう方にも楽しんでいただけるよう、リキュール系のお酒も常備してるんですが、やはり限られた酒代はどうしても自分が呑みたいお酒が優先になってしまっていて、最近この手のお酒を切らしてたんです。
だから尚更感謝感謝であります。

ちなみに自分のお酒の遍歴って簡単に記すと、

- ビールってなにか物足りない(ずっと呑み続けるのは苦しい)
- 無性に旨いジントニックを家で呑みたかった(でもなんか限界)
- 大手じゃない蔵で作ってる梅酒ってなにげに旨い(マイ梅酒ブーム到来)
- 芋焼酎って実は旨いのね(割水燗の旨さには泣ける)
- 日本酒って奥が深いのね(もうドップリ)

だいたい以上の感じです。
お酒ワールドへの入口はTs3200412 なにがきっかけになるかなんてわからないから、我が家に来てくれた方にはいろんなお酒を試して欲しいのです。
ま、最低でも日本酒の燗は一杯は呑んでもらいますけどね・・・

明日は会社の創立記念日で午後はお休み!
会社帰りに酒屋さんに寄って試飲させてもらいながら美味しいお酒を呑みたいですがなぁ~
仕事が立て込んでる梅雨の入口なんでありますよね・・・どうなることやら、です。

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2007年6月19日 (火)

竹鶴 純米のにご~り酒なんです

父の日の池袋東武のお酒コーナー。
蔵元さんも大勢来ていて、試飲もタップリできましたが・・・
好みの酒は残念ながら見当たらず。
ということで、神亀とか日置桜とか秋鹿とか英とかの古酒をじっくり選ばせて頂いておりましたが・・・古酒ではないが激しく気になった『竹鶴 純米にごり』。
たっぷりとした「にごり」、これを振ってにごらせたところとか、もしくは振る前に澄んだところを燗でやったらたまらないだろうなあ・・・と。
だって片手には買ったばかりのイカがありましてね。
葱と一緒にいためて『竹鶴 純米にごり』を燗で、しかもお猪口燗で呑むところを想像したらねえ・・・。
お値段も4合瓶で税込み1050円。これまた利いた!
(まるちゃんと一緒だったから、あまり高い酒は控えようという判断がねぇ・・・)

なんで、家に帰って竹鶴のにごりを燗で頂きました。
押しても引いてもちょっとやそっとではバランスは崩さない強さを感じるなあ。
ゴブゴブいっちゃいそうで、コワイ・・・
いや、いけるからねえ実際のところ。
にごりって口当たり良くてねえ。呑みすぎてもマズイと思いつつ、しかしゴブゴブいきましたぁ!

それにしても、にごりの古酒ってどんなもんなんでしょうね。
ちょっと呑んでみたい・・・自分でも熟成させてみたい・・・という感じです。

まだ濃厚な部分を残している『竹鶴 純米にごり』。
でも4合瓶だとあっという間になくなるなあ。
さ、次は一升瓶を買うとしますかね・・・。Ts3200402

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2007年6月10日 (日)

静寂の世界 喜多の華20年貴醸酒

先週末の仕事帰りに、会社の後輩とハンバーガを食べにいった。
いや、正確には奢ってもらった。後輩に。ケケ。
後輩はおいらがお酒のブログを書くが如く、主にアメリカンなフードのブログを書き連ねている。日本酒・焼酎を愛呑するおいらからするとファ~ンブワァァ~ガァ~なんてツマミにもならんし、まあ味のわからんやつが食うんだろう・・・と、面とむかって言い続けていた。かなりの期間、言い続けた。
すると、『そんなことはありません!!一度食べさせてあげますから(←ここ重要)是非一緒についてきてください!』と。
作戦、成功である。

ということで、彼が一番オススメするという神宮の『GORO'S DINER』というお店へ。
なんでも最近「ちゅーぼーですよ」に出ちゃって大変な人気のところを、後輩が予約までしてくれたんだとか・・・(正確には、パンを予約するらしい)
ここは新川屋田島酒店さんから歩いて5分もかからないところだし、場所は申し分無しであります。
そういや、田島さんが「近所に旨いハンバーガー屋があるんだよねえ」なんて以前言ってたなあ・・・この店のことだったのか。

しかしまあ値段はいいですね。ほとんど1000円以上するし。いくらおごりと言っても後輩だし先輩の沽券ってのあるし・・・ってことでスペシャルをチョイス。一番高い1600円なり。あ、ビールも頂戴。生ビールはドライなのしかないの?じゃ、ここはコロナでいこう。これで軽く合計3000円弱いってます。
持つべきものは、太っ腹な後輩だなあ。(しかし彼も酷い先輩を持ったもんだ)

さて、その味ですが・・・
ゲ!!ま・・・マジ!!ウメエ!なんじゃこりゃあ!!
テリヤキソースっていってもマ●ドナ○ドとのとは・・・三増酒と鷹勇のH9BY山廃吟醸ぐらいの差があるぞな。
ま、さすがパンを「バンズ」といい、肉を「バディ」と専門的に発音するだけあるね。
皆さん、神宮球場にハンカチ王子の応援に来る際はココに来ることをオススメします。
もちろん田島さんのお店でお酒も買うのもグーであります。
そして後輩よ、次はベーコンチーズバーガーを頼みたいんだが。

ンデ、その夜。
さすがに、腹が一杯。
食中酒である日本酒だけを呑む気にもなれんなあ・・・と思ってたから、このお酒をチョイス。
喜多の華酒造さんの貴醸酒。20年寝かせたものだとか。
甘みを感じますが、砂糖の甘みではない。
だから、クドクは感じない。
ベタッと口中に残らず、それでいて一口呑むだけで強い満足感を感じることができる。
至福が体を包み込むだとか感謝の念が降り注ぐだとかこれぞ米の慈悲の味というのか醍醐味とはこのことかとか足る幸せの意味とは・・・なんて言葉が頭に渦巻きを作るぐらい、こんなステキなお酒もあるんだなあと思う。
ちょっと普通ありえない感じです。なんというか、、、静寂が身を包みます。
以前、田島さんのところで試飲させてもらった60年以上寝かせた米焼酎・・・
あのお酒を思い出しました。

このTs3200382お酒、すっかりリピーターになってます。
喜多の華酒造さんは先日会津若松の旅行の際に蔵見学もしてまいりましたが、とても温かいところです。
また行きたいなあ。

こんなお酒との出会いを僕は待ってます。オススメのお酒がありましたら、皆様どんどん教えておくんなまし・・・!

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2007年6月 6日 (水)

人生、別れと出会いのくりかえし

う・・・もう無くなってまう。
開封して以来、どんどん旨くなって来たのにな~。
ズンズン味が乗って来たのにな~。
と、いう頃にお別れざます。
熟成して旨くなるお酒との別れはいつも、いと悲しき。
一升瓶ってこんなに少なくてあっという間に無くなるもんなんでしたっけ?と、いつも思いしらされるのだけど。

今回は『旭若松H15by』でありました。
掛米の「日本晴」という米の名前も素敵です。
味わいも素朴さを忘れない一直線な感じがまたググっときます。徳島の風景と気質が感じられる気も・・・しますね。

昨年末に初めてH13byの熟成酒を呑んで以来大ファンになったこの旭若松。
が、旭若松って・・・それからいろいろ呑んでみましたが、同じスペックでもタンク毎や年度によってずいぶん味わいが違う気もします。

ムム、飽きないと言えば飽きないですが、的を絞りにくいのも事実。
甘みを感じられるものと辛いなあと思うもの、いろいろです。
実家の蔵に寝かせたH15by生酒が今後どのように変化していくかが楽しみですが、五年は最低寝かしてみたい所だす。

でも別れの次は新しい出会い!
次は『英 H14BY』と『酉与右衛門 H17BY吟ぎんが おりがらみ』あたりを開封予定。
どうぞ末永く楽しめますように・・・

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2007年6月 4日 (月)

POGで焼酎を

一年をかけた勝利の美酒。
酔わぬわけがないです。

はい~、まんさん、こーたぱぱさん、弁慶さんから、『POG』一位の商品として魅惑的な焼酎が我が家に届いたのです。合計三本も!
ジャン!

Ts3200372『匠の技』尾込商店
『薩摩の斬り札』西酒造
『逆鉾』日当山醸造

こんなお酒がドドンと届くなんて夢みたいじゃないですか!

はい、POGってなんぞや?という方もいらっしゃるかと思いますんで簡単に説明しますと、競馬馬としてデビューする予定の馬を、ルールに従い任意の頭数を選びます。その競争馬のデビューから栄光のダービーまでの期間内に、自分が選んだ馬がレースに勝ったり着をひろったりしてどれだけ活躍したかをポイント化し、その総合計を争うゲームなんですね。とっても簡単です。
ですので、競馬といっても別に実際に馬券を買う必要はありません。
(実際に今年一年、僕は馬券を買ったことがありません)
今回は四人で実施したのですが、一位になった人が他の三人から一本ずつお酒をもらえる・・・というルールになっておりまして、自分が昨年選んだ一頭がダービーで三着に入るなど頑張ってくれたおかげで、一位になることができました。
ちなみに何を送るかは一切を送り手の自由にしておりますが、さすが豪の焼酎好きの方々ですね。終買の焼酎やらPBやら、一度は呑んでみたかった銘柄ばかり。
ほんとうれしいです!

じゃあまずは米麹に「亀の尾」を使った西酒蔵さんのお酒『薩摩の斬り札』から。
箱の裏を見ますと、水割りとロックは推奨されてますが、なんとお湯割は×とされてます・・・マジですか?
減圧なのか?とも思いましたが、まずは生で呑んでみたところ・・・!
そうしたらもう呑みやすいのなんの!
これは確かにお湯割りにするには芋の味が繊細すぎるかも。
ロックや水割りというより、生でチビリとやったほうがいいのでは?
ほんのりと危ういぐらい繊細な芋の甘みです。
少なくとも熱湯は・・・厳禁でしょう。
生で呑むぐらいでちょうどいいかも?ぜんぜんアルコールのキツイ感じを受けません。
本当に25度もアルコール度数があるのか?ってぐらい。
ロックよりもむしろ冷やしたグラスにちょいど注いで、チェイサーと供に呑むぐらいでちょうどいいかも。

次は敬愛する尾込商店のお酒!『匠の技』です。
尾込フリークとしては一度は呑んでみたかった焼酎!
黒麹?白麹?味音痴はそこまではわかりませんが、まずはこれも生で。
『薩摩の斬り札』に比べますと、生では若干アルコールのキツさも感じます。
が、やはりお湯に垂らすと・・・キツさもなくなり、見事にお湯に溶けゆく感じ!
うん、やっぱ尾込の酒はお湯割が旨いよ。
ロックでも合うでしょう。これは黒麹なんでしょうか?
少し、レギュラーの『寿』とは味わいが違うように感じますが・・・
『旬』のように華やかな薫りも味も立ちませんが、落ち着いた芋の味はこれぞ尾込の芋焼酎。ええですなあ。

フィニッシュは『逆鉾』!
これ、ちょうどこーたぱぱさんのmixiに「呑みたいなあ」と書き込んでた銘柄なだけに嬉しさひとしお・・・
当然お湯割でいきたい銘柄ですが、まずは生でほんの少し口にします。
目をつぶって呑む。
・・・キタ!・・・・・・辛い!
ぐぅぅ、これもやっぱり想像通りにキタ!でもこれぞ日当山!
しかしこれをお湯割にすると・・・甘辛い。
お湯に交わると、芋がこなれて甘みがグッと増す感じ。
でも、辛みもそのまま半分は同居する。
これはいいですね。
腰が座ってます。
浮つかない味わい。
八幡のように甘みと旨みが前面にドーンと出るんではなく、「芋焼酎が甘ったるくてどうすんの?」という主張を感じます。
これぞ呑み飽きしない芋焼酎って感じですね。
これぞお湯割で呑む焼酎、ではないかと思いますがいかがでしょう。

まんさん、こーたぱぱさん、弁慶さん、改めてありがとうございました。
ってか、来年も欲しいよ(笑)

今回は武さんも新たに加わって現在5人で競うことになってます。
こよなく焼酎が大好きな人たちと一年通して一喜一憂悲喜こもごもとゲームするってのも乙であります。
お酒と競馬のコラボみたいな感じで、そのへんも一興。

さて、来年も活躍馬を選んでまた今度は4本もらうぞ~!(笑)

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2007年5月31日 (木)

また、会う日まで

先週末、リハビリ専門の病院に移ったお祖母ちゃんのお見舞いに里帰りして来ました。
顔色もいいしリハビリも順調みたいでなにより。
杖は一応持って歩いてますがほとんど使わずに済むようですし。
(歩きながらブラブラと杖を振り回してます・・・危ないよ!)
退院したら日本酒を一緒に呑もうね、なんて話をして、元気そうなお祖母ちゃんの顔を見て一安心。

お見舞いの後、お祖母ちゃんの家にも寄りました。
なんでかと申しますと、この家の蔵に焼酎・日本酒・梅酒などのお酒を寝かせているからなのです。
ただ、お酒も送りっ放しで単に放置していただけなので、ちょいとその整理でもしようかと思い立ちまして。

外の気温は30度を超えた真夏日。それでもやはり蔵の中はひんやりとしたもの。
物音一つしない静かな空気が漂う蔵の中で、ゆっくりと眠りについている銘酒たち。
これは・・・よい熟成が期待できそうです。
もちろん光が当たらないようにしてはいますが、さらに念押しで一本一本新聞紙に包むことにしました。その方が温度変化も更に少ない・・・かも?
その後、銘柄を書いたラベルを新聞紙に包んだ酒の上部(王冠のあたり)に貼って出来上がり。
これを蔵の中でP箱に入れて重ねてるとなにやら雰囲気も・・・出て来るような。

熟成にまわした銘柄ですが、昨年末から今年始めにかけて『凱陣』を全国各地の酒屋さんから収集したこともあって、現時点で熟成用の日本酒の半分は凱陣シリーズ。
今後は『風の森』や『高柿木』や『鷹勇』などのラインアップを強化予定です。
おり酒なんかも順次寝かせていってみたいですね~。
でも冷蔵保存では無くてあくまでも常温保存ですからね。
中には生酒もありますから、趣味の領域で楽しむと言えども熟成に向きそうな銘柄をしっかり選ばねば。
将来、味わいがどう変化していくのかわかりませんが、熟成期間として生酒は3年~7年を目処に、火入れは10年以上を目指してとことん寝かせてみる予定です。
機会があれば日本酒の会とかに持ち込んでみんなで呑んでみたいですね。

焼酎もいろいろ!『兼八』やら『八幡』やら『さつま寿』など、「熟成させてさらに旨そう~」なお気に入りの焼酎を、最低でも10年はゆっくり貯蔵してみます。
自家熟成の『兼八十年』ができるかと思うと楽しみでしょうがない!特にハダカ麦の焼酎は寝かせるとグッと旨味が増すと言いますし。
寝かせた芋焼酎の味わいはどうなりますか?
新酒に比べると芋の風味が落ち着いて、麹である米の味わいが勝ったスッキリしたものになるんでしょうか・・・
その答は10年後、です。
あと、出来れば蔵の中で50年熟成まで寝かせたものも数本置いてみたいですね!
そのときはもう85歳ですか。
孫も含めて三世代一緒に呑み交わせちゃうかな?
ホホホッ、見果てぬ夢は寝ながら待ちましょう。

いまこうしているときも、蔵の中にあるお酒たちは静かに静かに眠りについています。
いつか来たるべき目覚めの時まで、深く、深~く。
どうぞ、おやすみなさい。

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2007年5月26日 (土)

仕事です。一応。

最近、仕事でとある商談を一つ引き継ぎました。
思いっきり損益悪い商談なのが営業としては気にかかるところではありますが、それを遥かに凌駕して気に入ったのがありまして。
はい、『全国各地出張』ってのがタマにですが、あるんです。

とりあえず、直近で行かねばならないのが北海道・石川・香川・沖縄の4県!
お~なかなか魅力的なところでないかい?
とはいえ、後輩だっていますからね。
僕が4箇所独り占めってわけにもいかず・・・。
彼らにもこの恩恵を分け与えなくては。
皆さんなら、上記4つのうちの何処を選びたいでしょう?
ま、順当に行けば沖縄・北海道あたりを魅力的と感じるのでしょうか。(事実、後輩君は沖縄と北海道に行きたいんだとか)

が、僕なら順位は1に香川、2に石川。
もち、香川で魅力的なのは「讃岐うどん」。
もありますが、なんつっても『凱陣』ですわなっっ。
蔵元さんのところにも見学に行きたいし、先日凱陣をまとめてドドンと送ってもらった地元の酒屋さんにも訪問・・・と、既に密かに計画中。
地元の肴で地元の酒をあおるのが何よりでございましょう。それが凱陣だってんだから!
改めて、凱陣の魅力を探って来たいというのが本音であります。
石川も、同様の理由。
地理的に興味深いお酒として『奥能登の白菊』ですね。
『宗玄』の杜氏である坂口氏に相当ビシバシと鍛えられて造ったといわれる今年のお酒・・・
地震の被害も乗り越えて頑張られているようですし、ここは是非地元で呑んでみたいところ!
あと、なんつっても金沢には親友のS君もおりますし。
ヒサビサの友との語らいと地の酒!
クゥゥ、いい組合せじゃないよ!

沖縄の泡盛も魅力的ですが、なにぶんロックでお酒を呑まない性分なんで、ちょっと上記2箇所に比べると見劣りしてしまいます。。。し、なによりシチュエーション的に沖縄で1人で夜お店で酒を呑むのってありえるか?という感じがしなくもない。
なので、まあここは人気の北海道と沖縄を後輩に優しく譲ったようにみせかけて「良い先輩」の地位を築きつつ、自分の行きたいところに行っちゃおうかと思ってます(ニヤリ)。

いや~いまから楽しみですね。あ、もちろん仕事を忘れちゃいけないんですけどね・・・

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2007年5月20日 (日)

お祖母ちゃん

先日、お祖母ちゃんが入院したとの一報あり。
あの元気の塊のお婆ちゃんがっっ?!なにがあったんじゃい!!!
ということで、金曜の仕事をなんとか定時で切り上げて実家に直行。
どうやら家にいたところ、急に右半身が痺れて動かなくなったとのこと。
そこですぐに病院に行けばいいところ、次の日までジッと我慢したらしく。
次の日の検査の結果、どうも脳梗塞の跡がみえるらしい・・・。
大事には至らなかったみたいだけど、昭和元年産まれの81歳だもんな。
いろいろと体だって・・・。
でも、いま茨城の道を走れば緑色が一面に映えわたる田植えのこの時期。
田んぼで米を育てるのが生きがいのお祖母ちゃん、相当悔しかろうに。

病院に見舞いに行くと、ベッドに横たわる小さなお祖母ちゃんが。
顔の表情も声の張りもなんだか元気そう、ではある。幸いリハビリも順調らしく、先生もビックリなんだとか。
でも、なんだか似つかわしくない。
35年生きてきて、元気な姿のお祖母ちゃんしか見てないからだろうか、ベットに横たわっているのを見ただけでちょっとショック。
おいらが大学受験に失敗したときも大学を留年したときも就職をフイにしたときもなんでもかんでも常に不肖の孫を元気に励ましてくれたお祖母ちゃん。
今だってお小遣いをコソっと渡してくれる。
お母さんにはばれないように会った帰り際にこそっと。
「真理ちゃん(まるちゃんね)と仲良くな」って。
この年でお祖母ちゃんからもらうのなんて恥ずかしいというかむしろ俺が渡すほうで逆だろうに。
そんな誰よりも元気なはずのお祖母ちゃんがパジャマ姿でベットで横たわる。
足とか腕、なんだよその細さは・・・骨と皮だけみたいだよ・・・
今まで受けた恩をまだなんにも返してないので、もうちょっと元気でいておくれよぉ。
元気そうではあるが病院ベットに横たわるお祖母ちゃんを前においらは泣きそうになるよ。

なんてセンチに耽りそうなになってたら、「お祖母ちゃん?骨と皮?いやいや、むしろ骨と筋肉で出来てるよ。いやスゴイね。」とは先生の弁で・・・
やっぱ今でも現役で田んぼをやってる人は違うのか?
リハビリの進み具合も「ちょっと尋常じゃない」ものらしく。
通常リハビリで30分かけて歩くところをスコスコスコスコ1人で勝手に歩いちゃうんだとか。
うちの母ちゃんも「ふつー、あの年で病院に入院してたら一度ぐらい家に帰りたいとかって泣き事言いそうなもんだけどなあ・・・泣き言言うどころかなんだか病院に居ついてすっかり大部屋のボスみたいだよなあ・・・」
ああ、お祖母ちゃん、やっぱりあなたは僕が知ってるお祖母ちゃん。
はい、病院のベットに横たわりながらこそっとおいらだけを呼んで「おい、曾孫はまだか?」って・・・
ごめんもうちょい待ってて、、、
って俺の方が小さくなってんじゃんよ!

ま、とりあえず元気そうで一安心。
お祖母ちゃんの家に行くと、お祖母ちゃん専用の小ぶりな6勺ぐらいの徳利にお猪口が被せてあってものが置いてあって。
「日本酒呑んでんの?」
って同居している叔母さんに聞いたら
「うん、日本酒とか梅酒とかちょこっと寝る前に呑んでるよ」と。
そうかそうか。何呑んでの?と聞いたら、自分で買ったのを塩でも舐め舐め好きなように呑んでいるんだとか。
おいらが「お祖母ちゃんの家の蔵で熟成させて!」って送ったとっておきのお酒が一杯あるのに、「それは啓ちゃん(おいらね)のお酒だから」と一切手を付けず自分がその辺のスーパーで買ったお酒だけを晩酌に呑んでるんだとか。

電話でお祖母ちゃんと話すときはいつも「ずいぶん会ってないなあ元気かい?」と言われる。
「なんだよこの間会ったばっかりじゃん」なんていって、もう何ヶ月も経ってることばかり。帰省するなんて年に1,2回だもんな。こんな近いのに。
おいらから時々電話するのは、今度お酒送るから蔵に寝かせておいて!って、専らその用の時にだけ。
電話してると「お祖母ちゃんはいつも忘れたことないよ。携帯に電話して啓ちゃんの声を聞こうと思うんだけど仕事の邪魔になっちゃうんじゃないかって思ってねえ」と言われるんだけど、恥ずかしくてくすぐったい気がしてすぐに電話を切っちゃう。

お酒は美味しいのが大好き。
でも、それ以上に誰と呑むかもとても重要なんだってこと、気づかなかったのかも。
早速、蔵から今度お祖母ちゃんと呑むお酒を出してきました。
何年か熟成した火入れのお酒を燗で呑んでみたいと思う。
なんとなく、お祖母ちゃんにはそんなお酒の旨さがわかってくれるのではないかと思ったのだ。
とりあえず蔵から出した、ヤマサン正宗の山田錦純米大吟醸H10byと鷹勇の山廃純米吟醸H9byと悦凱陣の亀の尾純米H14byなんぞを。
お祖母ちゃんがリハビリがあけて家に戻ったら、来年造る米の話を聞きながら一緒に呑むのだ。
そんな話をしに、また来週もお見舞いに行ってこようと思います。

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2007年5月18日 (金)

焼酎、ホクホク

最近、改めて焼酎は前割燗が旨いなぁと感じてます。
好みの味わいになるまでゆっくりと時間をかけて前割りした芋焼酎。
これをゆるめにぬるめに呑んでる時、もうほんとにこの味わいも至福感もたまんないよな~と思ってます。
あの、土から掘り出したようなホクホクとした芋の旨味をすくい取る前割燗。
ゆるゆるゆらゆらとはまさにこのこと、であります。

が、それと同時に「前割燗、こだわり始めるとこれは奥が深いぞな・・・」とも感じてしまうのです。

常滑焼きの瓶に焼酎2に対して水1の割合で割水した後に、毎日攪拌の為に軽く一振りのみしてた焼酎が、ようやく長いやつで三か月目に突入してきました。
その前割りした焼酎に更に水を足して自分好みの濃さに仕上げ、当日から一週間ぐらいの間に呑み干す。
もちろん、全部温めて。単なるお湯割に比べると、香りこそ華やかには立ちませんが、お湯割で優しい甘みを感じていたものなら、更に丁寧に甘みを抽出したマイルドな味わいに。
同じくガツンとくる焼酎なら、時間をかけて角の取れた力強くて円い味わいに。
この味わいにハマったら、、、ちょいと抜け出せないよなあと思うのです。

でも難しいところとしては、ちょびっと度数を変えるだけで・・・味がガラリと変わる場合も多いんですよね。
先日、前割燗にした村尾をあまりの旨さに泣いて呑んでましたが、次の機会にいつもより少し薄めにしたのを呑んだら・・・あれ?旨いには旨いけど前回のに比べると・・・?という具合。
なんかもう、神の配合かと思うような割合がきっとあるんだろうな・・・と。
出来得ることなら、それを突き詰めてみたいよな~と夢想したりもするんですが、毎年多少なりとも味は変わりますからね。それは見果てぬ夢でしょうか。

しかしまあそれはそれとして、芋焼酎なんてもっと気軽に呑むもんかな・・・とも思ったりして。
お湯を湯飲みにドボッと注いだところに好きな焼酎を好きなだけ垂らす。
それで十分旨いと言えば旨い。
あまり細かいこと言わないのが焼酎の良いところか・・・なんてね。

ちなみに、やはり前割燗が映えるな~と思うのは・・・八幡ですね。薄めたら薄めたなり、濃いなら濃いなりの旨さを実感します。
最高の旨味を感じるストライクゾーンが広いんですよね。
甘みも旨味も地に根を張ったような力強さは八幡ならでは。
お湯割も最高ではありますが・・・前割燗はそれの数倍旨い!ですぞ!

少しずつ温かくなってきましたが、これからもより自分にとって旨いなぁ~と思える呑み方を追及したいと思ってます。
どうぞ宜しくお願いいたします・・・

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2007年5月11日 (金)

今日は何を呑んでますか?

え~とですね、いろいろ呑んでます。

真稜 純米吟醸にごりH18by
鷹勇 鷹匠H16by
奥播磨 WX H17by?
旭若松 純米H16by
初霞 生モト純米H16by
喜多の華20年貴醸酒
やきいも黒瀬前割り

ぜ~んぶ、お猪口一杯ずつの「お猪口燗」で。
いろいろ呑んではいるけど呑み比べなんてもんじゃなくて、目の前の一杯を味わう、ただもうそれのみなんです。
グワッと来たりシュワッと来たりプチプチ来たりジューシーだったり、それぞれ面白いものです。

それにしても今日でようやく木曜か~。
GWが明けた直後の今週はなんか長く感じますな。
でも、旨い酒呑んで明日もまたみんなで仕事頑張るんだい。

平日に目の前の美味しいお酒を自分のペースでゆっくりと。
ええ、今日も明日も明後日も、もうそれだけで幸せであります。

どうぞ皆さんも幸せな一杯を楽しんでくださいませ。

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2007年5月 9日 (水)

君の名は・・・

ああ!
出会えた。出会えましたがなっ!

そう、こういう地酒に出会いたかったのだ。
燗にすると口中に膨れ上がるジュクジュクとした旨味、生酒を燗にした時特有の骨太の香りプンプンと。
もちろん香りと言ってもツンと澄ました吟醸の香りなんてもんではなくて、力強い大地の土塊の匂いダスよ~。
いや~こういうお酒に出会えるのが旅の良いところ。
しかし、旨みが背骨に迫り来るほどのこんな旨いお酒なのに、その名は聞いたこともない銘柄だったんです・・・

この酒に出会えました地は会津若松。これまたシブイっ。
五月三日にまるちゃんとお台場にグレゴリー・コルベール展を観に行った帰りに「せっかくのGWだから旅行でも行くかね~」なんて話が急に沸いて、どうせならまるちゃんのルーツ?ともいうべき会津若松に行くっぺかということに(ほんと行き当たりばったりのカップルだにゃあ)。
今更予約取れるんかいなと思いつつでしたが、宿も新幹線もレンタカーの手配も全てなんとかなっちゃいまして。
まあ、初日の宿はネズミが縦横無尽にチューチュー騒ぎまわるすげぇ所でしたが・・・

会津若松も去年の年末に放映した白虎隊のテレビの影響とかですっかり人気スポットなんだとか。
日新館や白虎隊記念館あたりはかなりの人手でありました。
特に若い女の子がやたら目に付きましたが、これもドラマのキャストによるところが大なんでしょうかね。
恐るべしジャニーズであります。

さて、旅の思い出はいろいろあれど、や~っぱり日本酒が個人的に興味深いところ。
市内の酒屋さんを何店か巡りましたがやはり地元でも「飛露喜」はとても人気らしい。
自宅にまであがらせてもらって話し込んだ漆器のお店の方も「なかなか手に入らない」とコボしておりましたな。
(東京の方がむしろ手に入りやすいんではないかと)
個人的には燗上がりするお酒が好きなんで、飛露喜とはまた違った隠れた銘酒を探す旅・・・なのでありましたが、こればっかりは出会いですからねえ。

さて、そんな期待を胸に、初日の夜は皇太子も食したと言うわっぱ飯のお店へ。
これも地元の漆器のお店の方から聞いた飯の旨いベストチョイス。
飯良し、ツマミ良しと来たら、お酒も気になるじゃんよ!わっぱ飯と濃厚なるどっしりとした日本酒の燗酒。ええ、ええ、媚びる必要はありません。すっぴんで来いやあ福島の酒よ!
そのお酒ですが・・・お酒のリストをみますと、密かに呑みたいと願っていた「会津娘」がメニューにありますがなっ!

ヨッシャー!幸先良いぜと「じゃあこれを燗でお願いします」と注文したところ・・・

「すいませんこれと飛露喜は冷やでのみのご提供です」

・・・出た。出ました!なんて冷たいことを言う人なんでっしゃろ・・・
福島の名の通った料理店でも燗酒、いや日本酒なんてそんな扱いかい!と泣いたが、激混みのお店にわがままもあまり言えないしね。
お燗してくれるらしい銘柄を聞いたら、どうやら普通酒か三増酒ってところみたいで・・・じゃあ、と生ビールを注文。
すると、はい、出てきましたよ。ドライな生ビールが・・・。
せめて、せめてラガーとか欲しかったナリ。
ご飯はほんと文句無く美味しかったですが、その分泣くわい!

とまあ、初日は散々だったんですが、二日目にスパーク!
現在自宅でこの蔵の20年貴醸酒を嗜んでいることもあって、喜多方ラーメンを食しがてら喜多の華酒造さんの酒蔵見学。
七年ものの純米酒やらも試飲させて頂いて、いろんな話もさせて頂きました。
(とても感じの良い蔵元さんでした)
その勢いで、夜は郷土料理も食べたいというまるちゃんのリクエストと、旨い地酒に出会いたいと言う渇望に近いおいらの欲求を満たすお店として『籠太』さんにお邪魔を。
お店には群馬泉やら開運やら宗弦などの著名な県外銘柄がありましたが、オススメの地酒というリクエストをしてまず出て来たのが会津娘(ヤタッ!)。
火入れの純米酒でしたが、ウン、ちょっと薄めかなあと思いつつも美味しく呑んでおりました・・・が、次に出されてきたお酒が!!
捜し求めていた味わいである冒頭に書いた「旨い地酒」でありました。

その名は・・・『萬代芳』。
うお、聞いたこと無い・・・。(よくよく調べたら前月のdancyuに載ってたみたいですが)
呑んだ感想は、純米系の生酒で9号酵母の・・・米は山田錦か地元の米かぁ?と思ったのですが、どうやら酵母は当たりましたが米は五百万石でスペックは本醸造の生酒だったようで。
(相変わらず当てにならん舌です・・・)

後日、ハートに響いた美味しさを胸に蔵元さんに電話しまして、旨い酒をありがとう!ということと、東京で購入できるお店を聞きましたが・・・ほんと、地元消費らしく東京でも取扱いは2店舗(神奈川は0だとか)、それも聞いたことの無い酒屋さんでした。
『酒屋さんの名前を教えていただければたぶん大体判ると思うから』なんて蔵元さんに言ってはみたものの、住所と店名を聞いても「ああ、もしやあのお店だろうか?」なんて思うのが精一杯でして。

なんにせよ、ちょっと取り寄せて改めて家で呑んでみたいなあと思ってます。
やはり野に置けレンゲ草、なんて言葉が頭をよぎったりしないわけでもないですが、一日本酒ファンとしては、旅先で出会えた名も知らない銘柄の旨い酒ですからね。
大切にしたいし、こんな出会いこそ酒呑みの醍醐味ではないですか!
ってことで、また改めて呑んだ感想をUPしたいと思います。

それにしても、まるちゃんの会津魂?は衰えるところを知りません。
Ts3200262現在、我が家の庫裏の前にはこんな暖簾が・・・
なにか言おうものなら「ならぬものはならぬ」の一点張り。
これも会津藩の受け売りじゃんよ・・・と思いつつ、文句言えぬ夫。ヨワ。
これでまた当分、薩摩の芋焼酎と長州の地酒は我が家で呑めそうにありません・・・

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2007年5月 2日 (水)

本日禁酒日ですⅡ

今日はGW中唯一の出勤日でした。
本当は9連休にも出来たのですが、まるちゃんは暦通りに働いているし、じゃあおいらもノンビリゆるゆらと仕事するのも悪くないかということで出社したザマス。
会社も出社してる人の数はいつもの3分の1程度、フロアにある電話も本日はお休みしてんのかというぐらい無音。
ま、たまにはこういうノンビリした営業所ってのも良いもんです。

さて、本来なら仕事が終わったらググっと一杯やりたいところですが、本日は毎週恒例の禁酒日の二日目であります。
我ながらよくもまあと関心するぐらい続けてる週二日の禁酒ですが、年末年始の次に乗り越えるのが難しいのはこのGW。休みや休前日には呑みたいですもんね・・・。
しかし今日をしのげさえすればあとは遠慮なく頂くか~(それじゃ休肝日の意味ないという声はさておき)というところでありましたからね。まあ、なんとか我慢我慢ということで。

今日は会社を定時にあがって家に帰り夕ご飯の準備をした後、まるちゃんの帰りを待つ間にお酒を整理することに。
やはり焼酎のストックが多いです。
特に焼酎ブームが最高潮だった2003年~2005年前半に呆れるほど買ったからなあ。
手元にあるお酒購入リストを眺めてると、「よくもまあ」と呟いちゃいますね。我ながら。
特にあの頃は焼酎をいろいろ買って呑むのが楽しくってね。
あの店にも行ったこの店にも行った。
あんな焼酎があったこんな焼酎もあった。
こんなのが手に入ったセットで買ったらこれもついてきた。
なんてのがもう、沢山。
最近は、購入後2~3年経ってちょうど落ち着いた味わいになっているそれらの焼酎を前割り燗にして呑むとスゴク美味しいもんだから、もうそれに夢中でして。
いや~、ほんとうに焼酎は旨いっす。
特に川辺町の2銘柄(八幡とさつま寿。特に寿の旬は絶品という言葉を越えている)を筆頭に、芋の甘みがフクヨカに感じられるのが大好きで。
でもココまで来ると、銘柄とかよりも本当に好みだよなあと思います。
有名で手に入りにくい●●より、断然▲▲の方が好みだよなあなんて思いますもの。
ま、嗜好品なんだから当たり前なんですけどね。
アホチンゆえ、この当たり前に気づくまでに結構な時間が掛かりました。

その分、今は酒屋さんで購入しているのはほとんど日本酒。
特に最近は熟成して呑み応えのある燗酒の旨さに目覚めているから、酒屋さんで「八幡どう?」とか「真鶴どう?」なんて言われても、「えーと、日本酒でいいです」なんて感じになってきました。

しかし、2年後はどんなのに目覚めているかはまだ不明・・・。どんどんどんどん、変わっていってますもの。焼酎も日本酒ももちろん呑み続けていることに変わりはないでしょうが、もしやワインにハマってる?なんてね。。。
なんて、酒の整理をしつつちょっとした想いにふけってたらまるちゃんが帰ってきたので整理も中断。
ま~た大好きなお酒眺めてんのね、というまるちゃんの視線を感じつつも、夕ご飯を作って待っていたからまるちゃんはご機嫌であります。
まあ、大好きなものは大好きなのですから。
残りのGWは、

ズッポシ!

というぐらい日本酒と焼酎を味わっちゃおうと思います。
これからがGW本番!っすよね!

ちなみにNHKはGWという言葉は使わずに「大型連休」というらしいです。
なんでかはわからない・・・

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2007年4月30日 (月)

本日禁酒日です

ええ天気でありました。
暖かくてね。
昨日は夕方から風が冷たかったけど今日は終日ポカポカしてたなあ。
本日は外に出る時間が遅くなってしまったから、まるちゃんと2人チャリンコで護国寺までチョロッと行こうかなあということになりまして。
すると護国寺では『チペット スピリチュアル フェスティバル 2007』というイベントをやっているようでありまして、本堂でチベット仏教の「法話」を聞いたりと。
のんびりした一日を過ごしました。
今日の天気みたいにポカポカと。

本日の夜は・・・毎週恒例の禁酒日。
お酒置き場にはH15BYの旭若松無濾過生、鷹匠あたりが今控えておりますが、今日はラベルを眺めるのみですねえ。

GW後半は、じっくりお酒呑みますよお。
伊勢元さんのところでも予約したお酒を取りに行かないとねえ。
まるちゃんとも遊びに行きたいしね。
さ、GWはこれからが本番ですっっ。

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2007年4月29日 (日)

楽しいということ

GW中、唯一予定のあった本日。
待ちに待った大学時代の部活の2つ上の先輩3つ下の後輩までをお誘いしてのBBQ!
そう、先日の同期で主将だった友人の結婚式の時に企画したことが実現したのです。
天気も抜群でなんというBBQ日和なことでしたか!

しかしまあどうしてこう学生時代の友人と会うのは楽しいんですかねえ。
ああ、書ききれない。
半分以上が奥さん連れなんですが(おいらもまるちゃんと一緒に)、学生時代の話とはまた違ったいろんな話が出て楽しいもんですね。
え、結婚すると後輩●●はこういう風になっちゃうんだ・・・
え、△△先輩はあの人にずっとアプローチしてるんですか・・・
あんな話や楽しい話、もうテンコ盛り。
ああ、書ききれない。

皆さん、お酒は持参。
ワイン、ビール、焼酎、みんなそれぞれであります。
おいらは、4合瓶で持ってた芋焼酎『くじらのボトル綾紫』『宇吉』を。
ロックで旨いかも、ということで。
あ、おいらも今日はロックで行きましたぜ。
正直、ロックだと味の違いはよくわからんのですが、珍しくグビリグビリと呑んだのです。

春に包まれながらの楽しいひと時。
それにしても、なんでかなあ。
楽しい時間は過ぎるのが早くって。
でもま、また会えますもんね。
美味しいお酒、また持ち寄りましてまたみんなで会いましょう。
ああ、楽しかった。
友よ、楽しいひと時をありがとう。

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2007年4月28日 (土)

GWですね

最近ずっとパソコンがインターネットに繋がらなくっておりまして。
まるちゃんからもブーブーと文句たらされてたけど「でもおいらのせいじゃないじゃんブツブツ」と返してたのですが、まあ今日からGWも始まって雨も降っているしで家でノンビリしてたんで修復作業に。メーカーで働いているといいつつも、こういうのは全く持って苦手この上ない私としましては、まずは速攻でNTT東日本に電話。
でもいろいろ調べてもらってみたけど、「たぶんプロバイダーでしょう」ということに。
で、プロバイダーと電話をやり取りしてたら、『最近、パスワード変えてませんか?』と。

え~そんなのしてないよ~、と思いつつ、そういえば先日仕事中に電車で移動しているときに、携帯電話からプロバイダーにアクセスしてわかりやすいパスワードに変えたような・・・

『あ、それが原因ですね』

はい・・・それが原因のようですね・・・

おいらの横でこっそりこの電話でのやりとりを聞いていたまるちゃんから

「やっぱあんたのせいじゃん!」と・・・

はい・・・どうもそのようでございますね・・・お詫びに今日の夜ご飯、おいらが作らさせていただきます・・・

ってことで、今日はおいらが作ります。
後輩からもらった『春鹿 純米吟醸』が意外なぐらいに甘みが感じられて燗でももちろん美味しくて、じゃあこれにあった食事を1品。
あとは、冬の名残で『やきいも黒瀬』の前割り燗にも合うやつを。
ちょいと濃い目のものが食べたいですねえ。ということで、これを1品。
雨もあがったようなので、これよりまるちゃんと買出しに行って参ります。

さ、ようやくGWも始まります。
呑んで食べて休んで呑んで。
GW中には伊勢元さんのところであのお酒も買う予定で・・・
いやいや、楽しみなことです。
GW休暇のある方は、どうぞステキなGWを。

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2007年4月19日 (木)

闘う純米酒

昨日に引き続き、本日も禁酒日。
今日頑張れば今週の禁酒ノルマも終わるぞ!という頑張りドコロ。
しかしお酒置き場を覗くと生唾ゴクリなんだよね・・・うぅ、美味しいお酒が呑みたいなぁぁぁ。

なんて気持ちを抑え、今日のお供は図書館で借りてきた『闘う純米酒-神亀ひこ孫物語』という一冊の本。
埼玉県の日本酒蔵である神亀酒造さんのことを書いた本なのですが、これを読みながら今日はガマンガマン。
神亀といえば日本でいち早く全量純米酒に切り替えた蔵元さんとしても有名ですが、それがここまで大変なことだったとは知りませんでした。税務署からの圧力や同業者からの横槍とか。この本を読むまでは単に「時代を先読みしてた蔵なんだなあ」ぐらいにしか思ってませんでしたが、とんでもない勘違いでした。
真の意味で『日本酒は日本の文化』とするべく日々を生きている蔵元さんの姿が見えてきます。
この本は、よくありがちな蔵元やそこのお酒をむやみやたらとヨイショして終わりの本とは一線を画していて、静かな切り口でこの蔵に、この蔵のお酒に深く入っていってます。なかなかココまでのことをサラリとは書けないよなあと思いながら読んでました。
きっと蔵元さんと根のはった付き合いをされた方が書かれたのでしょうね。
読み応えたっぷりで、一気に読んでしまいました。

実はおいら、純米酒の燗が大好きなんて言っている割にこの神亀をじっくり家で呑んだことなし。
こちらのお酒もどこそこで見かけるからか、ついつい後回しになってしまっていたのですよね。
でも、これを読んだ後に大好きな蔵元の純米酒を呑むと、また更に味が乗ってきたように思えてきそう。神亀だけでなく、日本全国の純米酒を呑んで見たくなりますよ。
ああ、お酒ってけして口だけで味わうものでもないのだなあと改めて思った次第。

それにしても、こういう切り口とスタンスでお酒のことを書いた本がもっと出てくればいいのに。特に焼酎。ブームを煽るでなく、特定銘柄のお酒の購入意欲をそそるのでなく、静かに焼酎に向き合わせてくれるような本、ないかなあ。
なんて書いていたら、オネムの時間になってきました。夢の中で美味しいお酒が味わえますように、と・・・。

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2007年4月15日 (日)

天下泰平、言うことなし

旨い味噌が食いたくなって、旨い味噌汁が呑みたくなって。
そんな思い立ったが吉日、じゃあまずは旨い味噌を買いに行くべえと、まるちゃんと共に行ってきました五反田『坂本商店』さん。
五反田駅前にこんな味噌専門店があったとは。
八丁味噌やら信州味噌を試食させてもらいながらいろいろと味噌を選んでいると、おお、大好きな酒屋さんで酒を選んでいる時と同じような気持ちになりますね。
こんなステキなお店があるということを五反田に勤務している親友T君は知っているのであろうか・・・
今度うちに来たときにこの味噌で握ったオニギリでも食べさせてあげようかなっ。

さて、旨い味噌だけでは旨い味噌汁は作れないっすね。
次に向かうは鰹節を買うならココ!と決めている上野アメ横の『伊勢音』さん。
鰹節削り器もここで買いましたしね。
店員の名物おじさんと話してたら「もうずいぶん削っただろう。何本目?」と。
いやまだ5本目ぐらいですよと話したら「もう十分だから今日は大きいの持ってけ」と、418gの大きめなサイズの鰹節(腹ではなくて背の方を)を購入。
ここでいつも削り器の刃を研いてもらっているのですが、その刃を見ていつも削り方を診断してもらってます。なんでも、削り方が粗いと刃に明確に表れるのだとか。
最近は「丁寧に削っていていいねえ」と褒められるようになってきて、また調子に乗って削ってしまいそうですわ・・・

さ、当然味噌汁担当はまるちゃん・・・ではなく、こだわり食品担当のむりんね。
鰹節をズリズリと箱一杯に削って、半分は3パック程かき混ぜた納豆へ投入し(なんて旨そう!)、そしてもう半分は味噌汁の出汁用に。
Ts320021鍋に水を入れて十分に沸騰させた後、極弱火にしてそこに鰹節を投入。
中の鰹節がわずかに動く程度にコトコトと3分ほど。
それを、別の鍋に金網杓子で鰹節を濾して出汁作成完了!
次に葱と茄子を適当な大きさに切ったものを投入して、いよいよ味噌を投入っす。
信州の白味噌を7、八丁味噌を3の割合で出汁汁の中でといだものは・・・
まるちゃん味見して曰く「ウメぇ」!
うひょひょ。あなたが喜んでくれればこだわり食品担当ののむりん、それだけで嬉しいってもんです。
今日二人で一日時間かけた甲斐はあったなあ。
味噌汁とご飯と納豆以外には魚をちょっと焼いただけでしたが、シンプルなご飯がまた美味しくて。

濾したあとの鰹節には味噌と葱をちょっと絡めまして、それを肴にお酒は八幡、奥播磨、天寶一、悦凱陣、日高見をお猪口一杯ずつ全て燗にしてチビリチビリと。
なんだか「のむのむ日記」というより、食事の日記になりつつある気もしますが・・・
まあいいですかね。
食と酒は切っても切れない関係にあるということで。

今日はお日様も和やかなほどに良い天気。
風もなくて外の気温と体の中が同じぐらいのような穏やかな一日で。
こんないい日には、まっとうに美味しいご飯と旨い酒があって、一緒に食べてくれる人がいれば言うことなし。
そんな一日でありました。

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2007年4月13日 (金)

逢いたいときに、君はいない

金曜の夕方、17時。
僕はお客さん4人と一緒にボーーーーーーーッと海を眺めておりました。
本当はうちの製品見学ということで来社してもらったんですが、外の眺めが良くてねぇ。
ちょうど窓から東京湾を眺められるところに見学コースがあるもんだから、製品説明そっちのけでのんびりと行き交う船なんかを眺めちゃうのってそれはもう仕方のないことで。
ま、いいじゃないっすか。
金曜の夕方なんだもの。

食事行きます?とお誘いしましたが今日はお客さんもこののんびりした雰囲気のまま家に帰るとのこと。
じゃあ、ってことで僕も家に帰ると、まるちゃんがいない。
あら?と思って良からぬことを想像してたら、ようやく9時ごろに連絡が来ていま残業が終わったとのこと。
帰り間際に処方箋が2つ立て続けに来ちゃったみたいで、しょうがないですね。
じゃあおいらが簡単にご飯の用意しなきゃあってことで、冷蔵庫を開けると納豆と豚肉の味噌漬けにエノキがあるのみ。
レッチリの音楽に乗って納豆混ぜて、エノキで味噌汁作ってさあ豚肉焼くのみ~というところでまるちゃんご帰宅。

さあじゃあ一緒に晩酌すっか!と思ってお酒置き場を覗きますが、どうも今日の気分に乗ったお酒が選べない・・・。ムムム・・・と思っていると、無性に酉与右衛門(よえもん)が呑みたくなってしまいまして。
酉与右衛門って、口に含んだときの酸の入り方がまたいいんですよね・・・。
口に含んですぐの時は優しげな酸なんですが、それからしばらくしてググっと来る。
いきなり強い酸味を感じるお酒だとちょっと抵抗を感じる時もあるのですが、この酉与右衛門はそれがないのです。
口に入ってしばらくしてから酸味が力を出すところが、奥播磨や風の森や悦凱陣と違うところのように感じてます。
こりゃあ豚肉の味噌漬け焼きに合うんでねぇの~??

なんて、力説してはみましたが・・・なかったのです。買い置きが。
いや、正確にはH15BYの生酒があったのですが、これはもうちょっと寝かしておきたいので・・・嗚呼。
ん~残念ということで、他のいろいろなお酒を燗で呑んでたけど、ちょっと違うのです・・・。
ダメですね、一度口の中でジュワッッときたお酒の代わりはないみたいです。
今度伊勢元さんのところで買っておかないとな・・・美山錦にしようかなあやっぱり。

まあこんな感じで夕方からボボーっした気分を引きずりながら呑んでました。
呑みたいお酒がないのは残念でしたが、まあこんな一日も悪くないっすね。

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2007年4月 7日 (土)

桜ひらひら 田酒に萬膳

桜ひらひら。
呑み口の広い猪口を片手に桜の花びらが入るのをジッと待つ。
しかしなかなか入らんのぉ。
周りにはこんなにも花びらが舞っているんですけどね。

本日、まるちゃんの午前中の仕事が終わるのを待って一緒に上野の桜を愛でることに。
いよいよ桜も満開の盛りを過ぎて、絶え間なく散り行く感じ。
今年の桜も終わりかぁ、というこの散り際もまた良いですな・・・

本日のお供は、田酒と萬膳を。
萬膳は家でお湯で温めた後に瓶に入れて持って来ました。
燗冷ましとなっても旨い、それが萬膳・・・
屋台のフランクフルトにも合う合う。
もういっちょ、田酒は一合瓶を常温で。
うちのまるちゃんが唯一呑めるお酒がこの田酒。
もっと落ち着いた味わいのお酒もいいですが、まあせっかくですからね。
まるちゃんが呑めるのが良いです。
おっと、持参したのはそれだけじゃありませんぜ~!
ホタルイカちゃんもっ!
まんさんのご好意で、今日の朝自宅に届いたものであります。
ボイルしたやつを持ってきたのですが、中の身がネットリしてて旨いのなんのッ。
このちょっとした苦味がたまんねぇ~なんて思っているときに田酒をクイっと
やると、ああ~もう頭がポ~っとしてきますよね。
幸せっす。
そんな調子で幸せ幸せといいながら2人でバクバクいっちゃいました。
まんさん、本当に有難うございましたぁ!

桜の木の下で、まるちゃんとはお互いの学生時代の花見の話やら昔付き合ってた人の思い出話だとか普段話さないようなことも話しちゃってて、やっぱり桜は不思議な木なんでしょうか。
その後はこれまた普段行かないであろうレオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」なんて見に行っちゃって、あらやっぱり桜は不思議な木。

明日は目白を2人で散歩してきます。
今年最後の桜、のんびり愛でられると良いのですが。

最後に妹よ。お誕生日おめでとう!

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2007年4月 5日 (木)

今日という日は

本日、仕事が立て込んでて休みを取ること叶わず・・・無念!

なかなか取れない(取りにくい)有休ですが、それでも誕生日だけは何はなくとも有休を取るってことを習慣付けてはいたんですけどねぇ。
ええ、なっちゃいましたよ35歳に。

それにしても私がここまで大きくなるのにどれだけ多くの方々にお世話になったことか・・・
両親をはじめとする家族はもちろんのことですが、今まで数多くの方に支えて頂いたからこそ今日という日を迎えられたわけで。
よって、今日は今まで私を支えて頂いた皆様に感謝の杯を捧げたい・・・と思います。
ええ、それはもうタップリと。

で、今日はまずは今まで呑んだことのないお酒を買おうと思い立ちまして、打合せ場所の近くにある酒屋さんへ。
ああ、八幡の5合瓶やら鷹勇の山廃H9やら心揺さぶるお酒がありました・・・が、今日は買ったことが無い銘柄を買おうと思ってたんで、今回は見送り。
「なにか熟成した美味しいお酒ないですかね?」と聞いて出て来たのがこれ。
酒屋さん冷蔵庫で三年熟成(しちゃった)の「英‐はなぶさ‐」H14byです。
お、英はいつか呑もうと思ってたんですよね~。
しかも熟成したのなら文句無しでやんす。

そういえばこちらのお店、八幡の5合瓶一本を店頭に置いても二週間ぐらい売れなかったそうですよ。
ずいぶん落ち着いたんでしょうか焼酎ブーム。

さて、ではようやく帰宅。これよりまるちゃんと宴開始しま~す。
英はもちろん、天寶一、流鴬、田酒、八幡なんでもこ~い!で乾杯だぁ!
皆様、今後ともよろしくお願い申し上げます。感謝!

*と、いう文章を誕生日である4月3日に書こうとしたらココログがメンテ中だったのでUP出来ませんでした・・・mixiに同様の文章を書いたところ大勢の方からお祝いのメッセージを頂きました。改めて感謝申し上げます。

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2007年3月30日 (金)

準備は万端です Part2

「こ、これは・・・!」
と、思わず口にしてしまった。
文句無しに旨いナリ。

はい、割水させておいた芋焼酎の湯煎です。ああ、理想的かも。
もう、喉の奥どこまでも旨さが染み渡りましたもん。
味わいの輪郭が果てしなく広がって、お湯の中に焼酎を垂らしたものとは、滑らかさが何より違いました。
焼酎の割水については以前よりどうやったらより旨く呑めるのかと日々試行錯誤してましたが、ようやくこれは・・・!という方法が。
題して、「二段階割水燗」。
自分は、日本酒は無濾過生原酒のアルコール度数20度近いものをグビグビやるわりに、焼酎については何故かビールより若干高めぐらいの度数まで下げたものが好みでありまして。
普通の1対1ぐらいならば焼酎を割水してもあまり劣化は感じられないのですが、自分好みまで割水して低アルコールになった焼酎は管理がとても大変・・・
冷蔵庫に入れたり、毎日せっせと攪拌したり、密封に気を使ったり、いろいろやってはみてもどうしても味わいが劣化しちゃったようなイマイチなのが出て来ちゃうんですよね~。
まあそれでも単なるお湯割よりはふくよかで滑らか~なんですが、やはりもっともっと味に柔らかさと丸みがある旨くて温かい芋焼酎が呑みたかったのです。
そうしたところ「割水の仕方を二段階に分ければ?」というアドバイスを割吉さんより頂きましてですね。
まずは濃い目に焼酎を2で水を1ぐらいの割合で割る(ここで通常の25度の焼酎ならアルコール度数16~7ぐらいになる)。
これを瓶に詰めたら毎日ゆっくり瓶を1回転のみ攪拌。
強く振るのはアルコールが揮発しちゃうので厳禁だそうな。
だから毎晩歯磨きしてる時に割水してる瓶を軽く一振りすることを習慣化することに。
「美味しくなりますよう」と祈りつつ、一本ごとに一振り一振りを欠かさないこと一ヶ月(もしくはそれ以上)。
で、次は呑む予定の2~5日前にそれを更に半分に水で割ります。
するとアルコール度数が8度ぐらいになって自分にとっては呑み頃になりますし、とても柔らかい味わいに。無論、味わいの劣化も無し!